上品さと柔軟な履き心地を兼備したエルメス──2025年春のレザーシューズ＆ブーツ

卓越したレザー使いとクラフツマンシップは、フットウェアでも健在。今季は上品な見た目のみならず、柔軟な履き心地もポイントだ。

履き心地も極上

クリーンな中に上品でラグジュアリーなムードを併せ持つ今季のエルメス。フットウェアも例外ではなく、レザーシューズを中心に端正で華やかなコレクションを展開。中でもモカシンの新モデルである《クレマン》やショートブーツ《クーラー》は、格調高いデザインのみならず、快適な履き心地も魅力だ。

MOCASSIN KLEMENTモカシンのアイコニックなモデルに仲間入りした新モデル《クレマン》。モード感の漂うボリューミーなチャンキーソールで、より現代的でファッショナブルなスタイルがポイント。また 弾力&柔軟性の高い TPU ソールに手縫いで施した「H」のサドルも全体を引き締めている。

DERBY KENETH2本の“アルビオン”バックルが特徴的な、カーフ素材のダブルモンクシューズ。ラグジュアリー感の漂う端正なルックスは、あらゆる着こなしを上品に彩ってくれる。こちらは、薄型かつ軽量ソールのグッドイヤー製法からなるレザーソールの新作モデル。

SHORT BOOTS KOOLER優しいアースカラーに加え、コットンキャンバスアッパーとラバーソールが目をひくショートブーツは、モノブロックソールからモードな雰囲気が漂う。象徴的なシグネチャーである《H ディアマン》のディテールに加え、快適な履き心地とアウトドアをベースにしたデザインが魅力的だ。

MOCASSIN KARLOブラック×白のバイカラーが際立つモカシンは、上質なカーフに加え、軽量で傷に強く発色にも優れたシェーヴル（山羊革）で仕上げている。モカシン縫いによるプリーツのある柔軟なアッパーに、深みのある色合いが魅力のパティネ加工を施した手縫いのレザーソールが特徴的。さらに《パリ》バックルがラグジュアリーなムードを高めている。

エルメスジャポン TEL:03-3569-3300写真・高橋絵里奈　文・オオサワ系、森下隆太　スタイリング・安倍拓志　編集・岩田桂視（GQ）