MotoGP第5戦フランスGPの決勝レースがル・マン-ブガッティ・サーキットで行われ、MotoGPクラスで優勝したジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)、2位のヨハン・ザルコ(プラマック・レーシング)、ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が会見に出席。天候によりフラッグ・トゥ・フラッグとなったレースを振り返った。
■ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)/決勝:優勝
「今日はドライコンディションで、ウエットコンディションで、それから少しダート・コンディションだったよ。それに、風もあった。風も大きな要因だったと思う。それにしても、長いレースだった。(序盤の)ドライでは、マーベリック(・ビニャーレス)が僕の前に出てすぐに雨が降り出した」
MotoGP第5戦フランスGP:4年ぶりのフラッグ・トゥ・フラッグ。天候に翻弄されたレースをミラーが制す
「バックストレートでは、雨の壁の中を走っているようだった。ファビオ(・クアルタラロ)のバイクが暴れたように(8コーナーの先の)シケインに入っていって、僕は次のシケインに入ってタイヤをロックしてしまい、グラベルに入ってなんとか止まろうとしたよ」
「その後科されたダブル・ロングラップ・ペナルティは信じられなかった。ちょっと危険だったね。まず1回目で路面を確認したんだけど、古いようで『う~ん、ちょっと滑るな』と思った。でも少なくとも練習はできたので、2回目はもう少し早く走れたよ。それからポジションを上げて、トップでは独走状態だった」
「ここル・マンのいいところは、8コーナーなんだ。例えば、ヨハン(・ザルコ)が後ろからやってくるのを確認できる。それから最終コーナー。ここでもヨハンを確認できた。僕とは(コースのレイアウトにより)反対方向にいて、彼が来るのが見えたんだ。それからは、ギャップをマネジメントできたよ」
「(優勝が)なくなったとは思っていなかった。でも、ピットレーンから出てきてリンスが右コーナーでバイクを傾けた途端に転倒したのを見て……、僕はちょうどそこにいたんだけど、僕はうまくそのコーナーを通り抜けた。『少なくとも表彰台だ』と思っていたよ。僕はもうすでにバイクを乗り替えていて、すべてのライダーが乗り換えを終えたのが見えた。ちゃんとギャップがあることがわかっていたんだ。それから(前のライダーに)向かって走り始めた」
「でも、ロングラップ・ペナルティが科されたのを見て『もう終わりだ』と思ったよ。2周くらいは信じられなくて、こんなことありえないと思っていた。ナンバーを間違えているんだろうと。でもそれは正しかった。結局のところ、そんなに悪い結果にはならなかったわけだけどね」
「(今年は)これまでで最高のドゥカティだと思うよ。彼らがこれまでに努力を続けてきた成果だ。ここまでくるのに、何年も取り組んできたわけだから。僕は彼らにとても満足しているし、彼らのために走ることを誇りに思っている。エンジニアやジジ(・ダッリーニャ)などがどれだけの仕事をしてきたのか、たくさんの人がいて、僕たちのために精いっぱい働いてくれている。僕にそういう人たちがいることはとてもラッキーだと思うし、彼らにこういう結果を恩返しできるのはすごくうれしいね」
■ヨハン・ザルコ(プラマック・レーシング)/決勝:2位
「スタートは失敗した。それに、バイクに問題が発生したフランコ(・モルビデリ)を避けないといけなかった。だから、1コーナーはワイドになってしまった。それからシケインでもね。かなりポジションを落としてしまった。そのあと雨が降ってきたんだけど、誰もピットに入らなかったから僕もそのままレースを続けた。でも2周目にはさらに雨が降ってきた。そのときは、なによりもまず転倒せずにピットに戻ることを考えていたよ」
「そうしてレインタイヤに履き替えたバイクに乗り替えて、5番手になった。でも雨もひどいし風もあった。この週末では風があったけど、こういう風向きでも強さでもなかったんだ。僕は(レインでは前後とも)ミディアムタイヤを履いていたんだけど、温まるのに3周から4周かかった。優勝を考えるならば、このときの4周でタイムを失いすぎたと言えるね。でも、優勝を逃してがっかりするのは、間違った考え方だろう」
「ドライになっていくと、リヤタイヤがどんどんよくなっていったんだ。楽しく走っていられた。前を走るライダーをとらえることもできた。ジャックは見えなかったけど、ナカガミ(中上貴晶)をパスしたあとにファビオが見えた。ずっと先にいたけど、交わせると思ったよ。ファビオをパスしてからは、ジャックもまたずっと前のほうにいた。今日は勝てたと思っているんだ。でも、さっき言ったように時間がなかったね。今日は20ポイント獲得できて、とてもうれしいよ」
「カタールでの2戦を終えたあと、タイトル争いができると思ったんだ。僕は十分な経験があると思っているし、ドゥカティでさらに経験を積んでいる。ドゥカティでは欠けているところもあるかもしれないけれど、バイクもチームも準備は整っているし、僕だってそうだ。ただコントロールする必要があるだけだ」
「シーズンのなかで、もし十分うまくいけば、タイトル争いができるだろう。20ポイントを獲得した今日は素晴らしいと思うよ。ポルティマオでは確かにミスをしてしまった。でもあまり感じがよくないとき、ヘレスではそうだったんだけど、そういうときは8ポイントを獲得するのが大事だ。コントロールっていうのはそういうことだ」
「ドゥカティはすごくポテンシャルがあるし、ヘレスで(ドゥカティ・レノボ・チームが)1位と2位になったのは僕たちにとってはすばらしいことだ。ドゥカティはメカニックやライダーを、とてもいいムードにしてくれる。こういうことが、次のレースに向けた強さをくれるのだと思うんだ」
■ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP))/決勝:3位
「ホールショット・デバイスを使って1コーナーに入ったらワイドになってしまったんだ。曲がれなくて、マーベリックが僕を内側からパスしていった。でも雨が降り出した。ジャックがマーベリックをとらえて、それから僕たちはジャックとすごいバトルをしたよ。でも9コーナーではけっこう雨が降っていて、ブレーキングでフロントを少し失ったんだ。それでピットレーンに戻ろうと考えて、ストレートではやんわりとスロットルを開けたよ」
「ピットレーンでは、地面にあるナンバーを見ていた。最初に(エネア・)バスティアニーニのピットに行きそうになって『違うぞ、ここは僕のピットじゃない』と、それから自分のピットに行ったんだけど、マーベリックのバイクのところに止まってしまった。『うわー、ロングラップ・ペナルティだよ』って思ったよ」
「ミックスコンディションでは、この週末、トップ15にさえ入ることができていなかった。マルク(・マルケス)が前にいたけど、僕は彼を遠くにいる基準のようにしたいと思っていた。でも、僕たちふたりとも、同じことをしていたよ。マルクは6コーナーでスライドしていたし、僕ははらんでしまった。そしてマルクは最終コーナーでハイサイドを起こして、僕がレースリーダーになった。ウエットレースで、MotoGPクラスでの初表彰台はとてもうれしいよ。Moto2クラスでもMoto3クラスでも達成していなかったんだ。それも、母国グランプリで獲得できた」
「(ピットレーンでマルク・マルケスとひじが接触したことについて)僕はピットに戻ったとき、初めてバイクに乗ったときみたいにただ走っているだけだった。ハンドルバーをまっすぐにしてね。彼は少し(僕を)押して、僕たちは横に並んだ。それについていいとは言わないけど、レースとは違うことだ」
「今日は学習したよ。今日は最初から最後まで、全力で攻めていなかったんだ。残り10周で、(タイヤが)スピンし始めてグリップがなくなった。フロントタイヤはもうすっかりグリップがなくなって、ブレーキングではすごく動いているように感じたよ。でもまだストレートでのブレーキングは安定していた。本当に簡単ではなかったけど、ペースを維持した。残り5周でペッコ(※フランセスコ・バニャイアの愛称)が追い上げてきたけど……、彼は僕より2秒か2.5秒くらい速かったんじゃないかな。もしあと2周あったら……。ラッキーだったよ」
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