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シティターボII再来で話題沸騰! ホンダ新型「スーパーワン」に先行試乗。これが令和のブルドックの走りだ!【国沢光宏がクルマ業界にモノ申す!】第9回

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シティターボII再来で話題沸騰! ホンダ新型「スーパーワン」に先行試乗。これが令和のブルドックの走りだ!【国沢光宏がクルマ業界にモノ申す!】第9回

シティターボIIを連想させる、謎多き「Super-ONE」に先行試乗!

JMSのホンダブースに出展されていた『Super-ONE』という電気自動車が話題を集めている。軽電気自動車のN-ONE e:をベースとし、昭和の時代に人気だったブルドッグ(シティターボIIの愛称)をイメージさせるワイドフェンダーを付けたもの。電気自動車と言えば“環境車”ながら、このクルマは楽しそうなオーラを出しまくっている。試乗する機会があったので紹介したい。
現時点でスペックなど全くリリースされていない。試乗時に定規を持っていなかったため目見当になるけれど、片側40mmくらいだろうか。ブルドッグは片側30mmだったので、それ以上だと思う。N-ONE e:が1475mmだから1550mmくらいだろうか。ワイドフェンダーを除く車体はN-ONE e:と全く同じ。搭載されている電池の容量やモーターも同じだと考えていい。
ただ軽自動車だと64馬力という自主規制がある。Super-ONEは5ナンバーの小型車登録になるため、80馬力前後までパワーアップさせていると思う。加えてプレリュードから採用されたバーチャルシフト&サウンドシステムが付く。本来ならギアチェンジ無し、音も無しのモーターながら、ギア付き車のような変速感を持たせ、エンジン音を車内のスピーカーから出す。

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電気自動車を忘れさせる楽しい味付け。でももっと遊んでもいい?

では試乗と行きましょう! コースはホンダの栃木研究所の中にある一般道を模したショートコース。短いけれど、様々なコーナーや軽いアップダウンなどある。サーキットというよりラリーのスペシャルステージといった雰囲気。ということで「1ラップは様子を見る」レースでなく、最初から攻めるラリーのようにアクセルをワイドオープンで走らせてみた。
もちろん「変速モード」(標準だと普通の電気自動車)を選ぶ。フル加速をすると、なるほどエンジン音が高まり、回転数上がった音質になると軽いショックと共にシフトアップしていく。電気自動車ということを忘れてしまう。ハンドルに付けられたパドルを操作すると、マニュアルでのシフトアップもシフトダウンも可能。ちなみにこういった味付け、ヒョンデが先行している。


アイオニック5 Nというモデルは車内スピーカーからSuper-ONEより一段と大きいエンジン音を出し、シフトアップ時のショックも大きい。停止状態でアクセル開けるとブリッピング(空ぶかし)音まで出す。さらにブリッピングで回転数上げると、戻した時に「パンパン!」というアフターファイア音まで加えるという念の入れ方。徹底的に遊んじゃっている。
Super-ONEはそこまで気合い入ってないものの、こういったバーチャル制御を知らない人なら「楽しいね!」だろう。性能やいかに?


ホンダは販売する気満々! いつ出る?

前述の通り64馬力以上になっていると思うが、加速性能を競い合っている高価格帯の電気自動車と違いコーナー立ち上がりでタイヤを空転させるようなパワー感は無い。必要にして十分ですね、といったレベル。パワー出すと航続距離も短くなるし。
昭和のブルドッグのような「アクセル全開時に10秒間だけブースト圧を高めてパワー出す」ような制御は取り入れてもいい。加えてスピーカーの音質をもう少し良くして(高級オーディオというオプション設定でいいと思う)アイオニック5 Nくらい派手でリアルな音を出せば一段とワクワクするクルマになりそう。いずれにしろベースになったN-ONE e:と比べたら圧倒的に楽しい。


足回りはどうか? N-ONE e:も重い電池を床下に搭載しているため低重心で軽自動車として考えれば圧倒的に優れた安定感とコーナリング性能を持つ。そこから80mm近くトレッド(横幅)を広げているのだから一段とポテンシャルは上がっている。電気自動車の場合、電費を稼ぐため転がり抵抗の少ないタイヤを履く。当然ながらグリップレベルは落ちてしまう。
トレッドを広げてやることで、転がり抵抗の少ないタイヤでも優れたコーナリング性能を実現出来る。N-ONE e:と比べスポーツモデルと言って良いようなコーナリングパフォーマンスを確認できた。こんなクルマを近所の足として使ったら普通の電気自動車よりさぞ楽しいことだろう。
ホンダは市販に向け開発をすすめているらしい。早ければ来年早々にもデビューか?

文:くるくら
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