鈴木一郎氏が1936年に創業した富士鉄工所を源流とするユニバンスは、駆動系ユニットの専門メーカーだ。駆動系伝達機構や変減速機ユニットのほか、単品製品を生産・供給している。そんな同社が展示していた世界初公開となる技術が注目を集めていた。●TEXT&PHOTO:川島礼二郎(KAWASHIMA Reijiro)
ユニバンスが世界初公開していたのはEV/HEV用ギアボックス。左右に小型のモーターを2基搭載しつつ2速ギヤボックスを組み合わせた構成である。対象とするのは、いわゆる大型バスや大型トラックである。
これらの車両では一般的に、発進時には強大な駆動力が絶対的に必要とされるが、同時にある程度の高速走行性能も求められる。乗客が満員になった高速バスや、積み荷が満載状態でのトラック輸送を想像して欲しい。そうした状況下では、従来の1モーター式ギヤボックスでの対応は困難であった。
あのカーボン製フレームが…… [人とくるまのテクノロジー展2018横浜]
そこで2モーター化して合わせてギヤボックスを2速化することで、高効率領域を飛躍的に広くすることができた、というのが本製品だ。高効率領域を用いた走行シーンが増えることから、電力消費量の低減も可能となる。
面白いのは、そのモーターに量産品(実際にはSEG Automotive製)が採用される点。これはコストを意識してのことだという。BMW i8も2速ギヤボックスを搭載しているが、あちらは欧州特有の高速巡行に対応したものであり、そしてコストを気にする必要はない。
このユニバンス製ギヤボックスは、いかに車両単価が高い大型商用車向けとは言え、コストの問題から目を背けるわけにはいかない。そこで考えたのが、この量産小型モーターの搭載だったのだ。
これまで電動駆動に共通した悩みだったトルク抜けを解決すべく生み出されたユニバンスの2モーター搭載EV/HV用ギヤボックス。今後の開発に注目して行きたい。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
「ノーマルタイヤで立ち往生」に国交省ブチギレ!?「行政処分の対象です」2年連続で大量発生…「スタックの7割が夏用タイヤ」今年も緊急警告
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?