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11年目の底力──マツダ2 15 BD i Selection試乗記

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11年目の底力──マツダ2 15 BD i Selection試乗記

熟成を重ねたマツダ2の新グレード「15 BD i Selection」に、『GQ JAPAN』ライフスタイル・エディターのイナガキが乗った。

マツダ2 15 BD i Selectionの特徴

想像よりもイイじゃん!──マツダ2 15 BD i Selection試乗記

1.新グレード追加2.11年目3.15MBの設定4.豊富なカラーコーディネート1.新グレード追加

2024年12月、マツダ2に新グレードが追加された。ユーザーの関心が高い装備を採用した機種「i Selection(アイ セレクション)」と「SPORT+ (スポルトプラス)」を設定、今回試乗したのは前者のi Selectionだ。

中間グレードの「BD」がベースのi Selectionは、従来の「コンフォートパッケージ」に含まれていた、ステアリングヒーター、運転席&助手席シートヒーター、本革巻ステアリングの人気装備を標準化したのが特徴だ。

2.11年目

マツダ2についてあらためて調べると、名称変更前の「デミオ」から数えると、今年で登場から約11年を迎えた。

ライバルのトヨタ「ヤリス」と日産「ノート」、ホンダ「フィット」が2020年登場だから、それらと較べると年次設計の古さは否めない。

しかし、年次設計の古さは独自の魅力でカバーする。ひとつが、ライバルにはないディーゼルエンジンモデルの設定……と、スペックを調べたところ、すでに公式ウェブサイトに掲載がない! 調べたところ、2024年9月中旬をもって国内向けの生産を終了していたという。

トルキーなディーゼルエンジンを、コンパクトカーで操るのは独特の操る歓びがあっただけに残念。

3.15MBの設定

でも、安心してほしい。マツダ2には、ディーゼルエンジン以上に走る楽しみを堪能できる「15MB」と呼ぶモータースポーツベース車が設定されている。搭載するSKYACTIV-G 1.5リッターエンジンは、吸排気バルブの開閉を最適に制御するデュアル S-VT(シーケンシャル・バルブタイミング)、エンジンオイルの流量を状況に応じて2段階に切り替え、エネルギーロスを低減するオイル潤滑システム、そしてスムーズな排気の流れを実現し、力強いトルクと高い燃焼効率を支える4-2-1排気システムを採用。全域でトルクフルなエンジンセッティングと、ギヤ比を最適化した 6MT によって、爽快な走りを味わえる。

モータースポーツベースゆえ、快適装備は必要最小限。ただし、電波式キーレスエントリーシステム(アンサーバック機能付、リアゲート連動)やアドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)、プッシュボタンスタートシステムは備える。

トヨタ ヤリスにもヤリスカップカーと呼ぶモータースポーツ仕様はあるが、日産ノートやホンダ フィットにはない。マツダ2のアドバンテージだ。

4.豊富なカラーコーディネート

もうひとつは、豊富なカラーコーディネートの設定。マツダ2 15 BD i Selectionは、「自分らしく、自由な発想で、遊び心を持って」をイメージした機種で、2トーンのフルホイールキャップを新たに設定。

また、ボディカラーに合わせた3種類のインパネや、ボディカラーと異なる色も選べるルーフフィルムとドアミラーのカラーバリエーションを用意し、全198通りのカラーコーディネートから選べるというからスゴい。

▲試乗記の続きはこちら→

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文:GQ JAPAN 稲垣邦康(GQ)
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みんなのコメント

5件
  • kmq********
    カラーリングがC3はオシャレなのに、デミオだとダサく見えるのは何故なんだろう?
  • mt********
    マツダが作る最後のBセグメント車になる可能性は十分にある
    軽自動車をスズキから調達しているように次期は他社製になるかもしれない
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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