「アフターファイヤー」は、 マフラーから爆発音や火が発生する現象
レーシングマシンなどでは、コーナーの進入時にマフラーから激しく火を噴くことがあり、それがカッコいい瞬間だったりしますが、市販バイクでも条件によっては、同様の現象が見られることがあります。
【画像】カッコいいけど要注意!? バイクのアフターファイヤーを画像で見る
この現象は「アフターファイヤー」あるいは「アフターバーン」と呼ばれており、通常ならエンジン内部で燃焼すべきガスが何らかの理由で燃え残り、それがマフラー内に運ばれてから燃焼するために発生するとされています。
そんなアフターファイヤーそのものが、すぐに深刻な故障に直結するわけではありません。しかし、発生要因となっている異常を放置してしまうと、さまざまな悪影響が出る危険性があるようです。
たとえば、エンジンがオーバーヒートを起こし、最悪の場合には焼き付きが発生したり、エンジンの始動性が悪くなったりといったことが考えられます。
さらに、燃え残ったガスが大量にマフラーへ送り込まれると、マフラー内の温度が異常に上昇し、火災につながるおそれもあるとされています。
アフターファイヤーが起きた場合は、マフラーのエアクリーナーや点火プラグなどを確認し、原因をつきとめましょう。
たとえば、点火プラグの状態を見ることで、混合気の状態を把握することが可能。プラグの先端が黒ずんでいる場合は燃料が濃すぎる可能性があり、白っぽい場合は薄すぎる可能性が考えられます。
とくにキャブレター周辺のインシュレーターにひび割れや緩みがあると、2次エアを吸い込んで混合気が薄くなってしまうおそれがあります。
この場合は、エンジンをかけたままインシュレーターにパーツクリーナーをに吹きかけ、エンジンの回転数の変化から空気漏れの有無を簡易的に確かめることも可能です。
このように、混合気に異常をきたしている場合は、キャブのセッティングを見直すのも一つの手。また、マフラーやエアクリーナーを社外品に交換している場合は、一度純正品に戻すことで改善することもあります。
とはいえ、自分での対応が難しい場合や、原因が特定できないときは、専門ショップに相談するのが確実です。
※ ※ ※
アフターファイヤーを発生させているレース車両を見て、「アフターファイヤーは、かっこいいものである」と憧れている人もいるでしょう。 しかし、レース車両の場合はスロットルのレスポンスや減速時の特性を重視して、あえて発生させているものなので、一般の公道用モデルの場合は、バイクからの危険信号と考えたほうが無難。
放置するとエンジンや排気系統へのダメージが蓄積していくため、早めの対処が重要です。
なお、アフターファイヤーに似たような現象として「バックファイヤー」があります。
こちらは未燃焼ガスが吸気側に逆流して発火するものであり、アフターファイヤーとは発生箇所も原因も異なることを覚えておいてください。(Peacock Blue K.K.)
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