7月18~19日、静岡県の富士スピードウェイで開催されている全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦/第3戦/第7戦『第3回瑶子女王杯』は2日間熱戦が続いているが、『モータースポーツを日本の文化に』を目指しさまざまな取り組みを行っている一般社団法人日本自動車会議所は、このレースウイークを通じての取り組み、さらに現在進められている活動についてメディア向けに報告した。
日本自動車会議所は、これまでモータースポーツ界の環境改善や盛り上げに向けてさまざまな取り組みを行っており、スーパー耐久第1戦もてぎでは『モータースポーツ オープニングセレモニー2026』を開催したほか、4月のスーパーフォーミュラ第3戦オートポリス、6月のスーパー耐久第3戦富士24時間でも通信環境改善に向けた実証実験を実施。5月のスーパーGT第2戦富士では水素を活用した給電を行うなど実証実験を続けてきたほか、『モータースポーツを日本の文化に』を目指し『魅力向上』、『人材確保』、『DX改善』といったタスクフォースを掲げ改善に取り組んでいる。
日本自動車会議所がスーパー耐久第3戦富士で大容量データ通信に対応したサーキット向けネットワーク実証を開始
今回のスーパーフォーミュラ第4大会の間に取り組んだ内容について、一般社団法人日本自動車会議所の加地雅哉モータースポーツ委員会委員長は7月19日、下記の内容について取り組んでいると説明した。
●8月の3週間は『サマーブレイク』に。国内シリーズが協議し調整
例年、8月にはJAF日本自動車連盟からFIA国際モータースポーツカレンダー登録申請一覧が出され、日本国内のメジャーシリーズのカレンダーが発表されるが、2027年のカレンダー決定を前に、7月18日にモータースポーツ委員会を構成するJAF、スーパーGTをプロモートするGTアソシエイション、JRP、スーパー耐久未来機構(STMO)、日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)、GAZOO Racing、HRC、ニスモといったメンバーが集まり、2027年のカレンダーについて協議が行われたという。
「まだ今日の時点では内容の発表はできないのですが、皆さんで協議を繰り返して、一緒に作ったカレンダーとなります。サーキットさんにも協力をいただき、モータースポーツ委員会、サーキット連絡協議会が一緒になってカレンダーを作りました」と加地委員長。
これまでは国際レースのカレンダーを決め、その後国内のカレンダーが作られていたが、今回は「非常に大きなプロセス」だったと加地委員長は語る。特筆すべきは、近年の酷暑の対策として8月に3週間のサマーブレイクが設けられたことだ。
「8月の暑い時期は、ビッグレースをお休みさせていただこうと思っています。もちろんまだまだ課題もあるので、来年トライしてどうなるかというところはありますが、実現できる見込みが立ちました」という。具体的なカレンダーは今後発表されるが、8月15日のお盆を挟んでの3週間の“夏休み”が業界全体で設けられることになりそうだ。また、この“サマーブレイク”設定にともない、12月ごろまでレースが行われる可能性もありそう。
●『モータースポーツおしごと体験』は盛況に
このレースウイークでは、スーパーフォーミュラを運営する日本レースプロモーション(JRP)の協力を得て、『第3回 技術セッション&おしごとセッション』を開催した。「金曜日の『おしごとセッション』には、72名の学生さんに来ていただきました。高校生から大学生、専門学校生まで幅広く、高校生も多かったです。積極的にエンジニアやメカニックの方々、登壇いただいた方の話を聞いていただきました」と加地委員長。
「モータースポーツ業界に興味をもっていただいて、入りたいという思いをもっても、なかなか入口が難しかったのですが、こういう機会でどうやって業界にアクセスできるのが分かったという声もありましたし、良い機会になりました」
また今後、スーパー耐久第7戦富士でも『おしごとエキスポ』と題して、さらに入口を下げ、高校生以下にもモータースポーツの仕事を紹介するイベントを予定する。
●オフィシャルの人口を増やすための取り組み
またイベント広場では、富士スピードウェイの協力のもと、オフィシャル紹介のブースが設けられた。サーキットのスムーズで安全なレース運営には欠かせないオフィシャルだが、近年は人手不足もあり、日本自動車会議所は積極的に人手不足解消へ取り組んでいる。
「オフィシャルの仕事がどんなものなのかを説明するブースで、入口も難しかったのですが、今回体験会に参加したいという声や、以前オフィシャルをやっていた方、また女性にも多く集まっていただき、多くの興味をもっていただきました」と加地委員長は説明した。
今後、他のサーキットにも協力してもらい、同様の取り組みを全国で展開したいという。
●DX化を今後も推進。ペナルティ判定もデジタル化?
日本自動車会議所では、先述のとおりさまざまなタスクフォースを掲げているが、魅力向上に向け、モータースポーツ初心者の入口となるランディングページ(https://msbeginnerguide.aba-j.or.jp/#fun)を作成した。
またこれまでもスーパーフォーミュラやスーパー耐久でも取り組んでいる通信改善については、シスコシステムズやIIJエンジニアリングといった企業の協力を得て、このスーパーフォーミュラ第4大会でも全チームのピット、メディアセンター、プレミアムルームといった場所での環境改善に取り組んでいる。
さらに、競技運営のデジタル化も進めており、レース運営での判定走路外走行の判定などもデジタル化を進めているという。「今後、いろいろな遠隔地でも判定できるようにするなど、オフィシャルの負担軽減に繋げたいと思っています」と加地委員長は語った。例えばサッカーで言えば、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)という仕組みがあるが、デジタル化を推進すれば、モータースポーツでもサーキット外にいても判定を下すこともできる。
また多くの会員がいるJAFのメルマガを通じて、スーパーフォーミュラ第4大会のチケットの斡旋なども行った。
日本自動車会議所のモータースポーツ委員会では、今後も業界全体やファンの声も集めながら、『モータースポーツを日本の文化に』という目標に向けて取り組んでいくという。
[オートスポーツweb 2026年07月19日]
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みんなのコメント
って割には首都圏以外ほとんどイベントも何もしない人たち。そりゃ日本で1番人口多い地区だけど、青海でトヨタがイベントしたりこの前は横浜でもイベントやってたりともはや飽和でしょ。そうでなくても競合多いのに。
同じ所で何度もやってもこれ以上大幅には変わらんやろ……
草の根活動するなら日本海側や福岡、札幌でやるべきじゃ無いの?
集客?しらん。