830ccのロータリーエンジンは発電機
マツダMX-30 EVの弱点といえたのが、カタログ値でも199kmしかない航続距離だった。英国編集部での全体的な評価は低くなかったものの、控えめな動力性能と相まって、都市部を超えた利用が難しいことは明らかだった。
【画像】ロータリーエンジンによる再発明 マツダMX-30 R-EV 競合クラスのクロスオーバーと比較 全143枚
そんな、セカンドカー的な位置づけの解決手段として選ばれたのが、発電機として稼働する830ccのロータリーエンジン。シリーズ式ハイブリッドへ改められたといえ、従来の純粋なバッテリーEV版も並行して店頭に並ぶ。
駆動用バッテリーの容量は17.8kWhで、駆動用モーターがフロントアクスルを動かす。
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みんなのコメント
「ハイブリッドの考え方・電動モーターとロータリーエンジンの組み合わせ」
と題するコラムを「自動車ジャーナル・わ」という専門誌で発表しました。
当時話題となった世界初のハイブリッド車トヨタプリウスを題材に、発電用の
レシプロエンジンをコンパクトで振動が少なくかつ回転が滑らかなREに置き
換えるという構想、一方低速トルクに難のあるREを電気モーターによる駆動で
補完するという構想を、このMX30R-EVが世に出る25年も前に考えていた方が
いらっしゃったとは驚きです。
しかも氏が提唱したそのRE-HVのエンジン構想図面には、発電用として何と
1ローターのREが描かれておりました。
これはまさしくMX-30R-EVの基本メカニズムそのもの!
この執筆者殿がこのMX-30R-EVをご覧になったら、果たしてどんなご感想を
持たれたことでしょうか…
充電80%と考えても普通充電を自然エネルギー由来で行えばサステナに貢献できるし、急用で遠くに出かける必要があるときにもバッテリー残量を気にせずに安心してロータリー頼りで出掛けられます。
この安心感と環境への配慮を両立している点は評価に値すると思います。
マイルドハイブリッドMX-30を3年間乗り、この12月にロータリーEVが納車され入れ替え予定です。かなり楽しみにしています。自宅に普通充電設備も備えました。
残念なのは発表後3年を迎えるMX-30として、目新しい改良点がほぼ無いことです。
せめてセンターモニターを8.8インチにしてスマホやUSBメモリーを接続する端子をタイプCにして欲しかったです。ロータリーに触発されたボディカラーがあっても良かった。でも楽しみです。