【写真蔵】ホンダの新たなBEV戦略モデルは、スーパーハイト軽の「N-VAN e：」

2024年10月、ホンダは新たなBEV（バッテリー電気自動車）として「N-VAN e：（エヌバンイー）」を発表した。そのディテールを写真で紹介しよう。

ホンダ独自のセンタータンクプラットフォームを活かす
N-VAN e：はBEV専用モデルではなく、その名が示すように軽商用スーパーハイト軽のN-VANをベースにしている。ホンダ独自のセンタータンクプラットフォームを活かし、ガソリンタンクに位置にバッテリーを、フロントのエンジン部にモーター類を搭載することで、エンジン車のN-VANと変わらないラゲッジスペースと使い勝手を実現している。

エクステリアは基本的にエンジン車と変わらないが、リサイクル樹脂を使ったフロントグリルに充電ポートが備わっている。インテリアも基本的なデザインは変わらないが、スイッチ式となったATセレクターやその下に備わるパワーウインドースイッチ、フラット化されてビードの入ったドア内張りなどが特徴的だ。

パワートレーンは、64psと162Nmを発生する電気モーターで前輪を駆動。バッテリー総電力量は29.6kWhで、WLTCモードの航続距離は245kmとなっている。商用ニーズだけでなく個人趣味に対応するグレードまで設定したN-VAN e：の登場で、スーパーハイト軽の市場に変化をもたらす可能性は高そうだ。

ホンダ N-VAN e： FUN　主要諸元


●全長×全幅×全高：3395×1475×1960mm
●ホイールベース：2520mm
●車両重量：1140kg
●モーター：交流同期電動機
●最高出力：47kW（64ps）
●最大トルク：162Nm（16.5kgm）
●バッテリー総電力量：29.6kWh
●WLTCモード航続距離：245km
●駆動方式：FWD
●タイヤサイズ：145／80R13
●車両価格（税込）：291万9400円

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