この記事をまとめると
■ホンダが2025年に6代目となるプレリュードを販売
「プレリュード」の名称に心躍らせているのは昭和世代のオッサンばかり! かつて若者の憧れだった「デートカー」の代名詞もいまのZ世代には通じない
■プレリュードの走りをスパイス料理研究家の一条もんこ先生監修のもとカレーで再現
■東京都渋谷区にて期間限定でスパイスカレーを食べられる「プレリュー堂」をオープンした
渋谷に突如現れた”プレリュー堂”とは
ホンダが2025年激推し中である6代目プレリュード。ホンダのプレスリリースには、「大空を自由にどこまでも飛べるグライダーを発想の起点とし、優雅に滑空するような高揚感と非日常のときめきを感じさせるクルマを目指し、『UNLIMITED GLIDE』をグランドコンセプトとしました」と記載されているように、その流麗なデザインは、グライダーを意識して作られているとのこと。
先日、ホンダアクセス広報部のご厚意により、公道でも試乗させてもらっているので、クルマのよさはオタクなりにわかっているつもり。
そんなある日、そのプレリュード絡みのイベントを開催するとのことで、「井上、とりあえず行ってこい」との指令が。この仕事を始めて以来、頻繁に謎イベントに飛ばされがちな筆者なので、もう今更どこに行ってもそうそう驚かないのだが、今回は行く前から雲行きが怪しい。
取材先の名はズバリ「プレリュー堂」。ホンダからの案内なので、プレリュードから取っているのはまぁわかる……が、あまりにもド直球な洒落。和菓子でも売るのだろうか?(なんとなく◯◯堂という名前が多いイメージなので)。
しかし、その謎の店舗(?)、「プレリュー堂」の正体はすぐに判明。正式名称は「”試乗”発のカレー屋 プレリュー堂」とのこと。
とはいえ、この案内を見て「なんだカレー屋か」……となるわけない。カレー? プレリュード? いつも突拍子のないことをするホンダとはいえ、これはなかなか意味がわからない。噂の店舗に、早速この飛ばされ屋の筆者が向かってみた。
場所は、東京都渋谷区宇田川町にあるOPENBASE SHUBUYAという、定期的にテナントが入れ替わるオープンスペース。代々木公園やNHKの近くであり、わりと都心の一等地。入口にはフレームレッドのプレリュードが置かれている。で、その上にあるではないか、「プレリュー堂」の文字が!
店内に入ると、室内の半分はレジカウンターや待機列などを収めるフリースペース的な感じとなっており、客席は25席前後あるシンプルな佇まい。とくにスパイシーな匂いもしないので、「プレリュー堂」の文字だけ見てもよくわからない。ただ、真っ赤なプレリュードが鎮座しているので、とりあえず「なんだこりゃ?」とはなるはずだ。
絶品カレーがワンコインで食べられる!
で、この渋谷に突如現れたプレリュー堂は先述のようにカレー屋とのことで、そのカレーがもちろん今回の主役。
ここで提供されるカレーは、1年になんと850食カレーを食べるほか、ここ渋谷でもカレー教室を月に40回も開催しているというスパイス料理研究科の一条もんこ先生監修の逸品。1年に850食カレーを食べるというインパクトがヤバすぎるが、兎にも角にも、スパイスやらカレーやらにめちゃめちゃ詳しいお姉さんということだ。
ただ、一条先生に「カレーを作ってください」ではそれはただのカレー屋だ。ホンダが「プレリュー堂」と銘打っている以上、なにか飛び道具が必要となる。ということで、ここ「プレリュー堂」で提供するカレーは、実際にプレリュードに一条先生に乗ってもらい、感じたことを味(スパイス)で再現。ズバリ、一条もんこ謹製のスパイスカレー「走りの味」……だそう。まるでジャーナリストの書く試乗記の1フレーズみたいな名前だ。一条先生曰く、「プレリュードのキモとなるのがGTモードということなので、伸びやかさを味で表現しました」とのこと。「GT風味」といってもいいかもしれない。だから、「”試乗”発」というワケ。
この味の監修は、プレリュードのパワートレイン開発者を務めた齋藤吉晴氏が務める本格っぷり。齋藤氏は、「私はミッション担当でしたが、今回はミッションではなくカレー担当です」と誇らしげに語った。
ルーはトマトベースのスパイスカレーで、筆者の感覚では、甘口寄りの中辛といった具合だが、辛党なのでひょっとすると辛いのが苦手な人は辛く感じるかもしれない。なので、あまりアテにしないでもらいたい。
そしてここからが、このカレーの真骨頂。
プレリュードには、先の「GT」というモードのほか、「スポーツ」「コンフォート」が設定されており、ここに、プレリュードを語る上で欠かせない「S+」を押すことで設定可能な、「GT+Honda S+Shift」、「スポーツ+Honda S+Shift」、「コンフォート+Honda S+Shift」の6モードがあるのだが、これらを一条先生が世界中のスパイスを使って、それぞれの走りのイメージに相応しい味を再現しているというではないか。つまり、これらのスパイスを使うことで、味覚でプレリュードの走りを楽しめるということになる。
ここで、それぞれの味とスパイスを簡単に紹介しよう。 ●GT:ベースとなるカレー。トマトの酸味をベースに、粗く挽いたクミンとコリアンダーでフレッシュさを再現。要するに車体に相当する。
●スポーツ:キビキビ走る雰囲気をパウダー状のブラックペッパーで再現。
●コンフォート:カルダモンとフェンネル、シナモンを使ってソフトで快適な雰囲気をイメージ。
●GT+Honda S+Shift:ベースのカレーに入れることでさらにコリアンダーを強調。柑橘系のスパイスで爽快感がアップしている。
●スポーツ+Honda S+Shift:花椒とチリペッパーを配合してワイルドで刺激的な走りを再現するスパイス。
●コンフォート+Honda S+Shift:コンフォートモードよりもフェンネルの風味を強調して爽快感と甘苦い上品な雰囲気としている。 これらスパイスをカレーに使うと、さまざまな味が楽しめるというカラクリだ。なお、カレー一食に対して6つものスパイスがあるので、上手くバランスよく食べるのがカギ。一条先生は、「カレーとご飯を上手な配合で食べることをライスマネジメントといいます」と語る。タイヤマネジメントの親戚みたいなイメージか!? ちなみに筆者、このライスマネジメントやらはチョー得意(自称)。タイヤマネジメント? 聞かないでください。
企画担当者の宮本慶浩氏は、「このプレリュードを、若い人にも是非体験してもらいたいが、現実問題、誰もがクルマを買うのは難しい……そう思ったとき、『多くの人が食べられるカレーがいいんじゃないか? プレリュードの開発コンセプトのなかにも”刺激的(スパイス)”ってキーワードがあったわけだし』、ということで、2025年春ごろから、半年かけて商品化しました。一条先生と開発した期間は3カ月ほどです」と語る。
今後については、「せっかく作ったのでイベントやサーキットなどで提供してみたいですね。ちなみに、我々は名物としてカレーうどんがあり、あの素をホンダ開発という関連企業が作っているのですが、今回はホンダ開発の手を借りずに作ったところも自慢です!」とのことで、クルマ作りに近い熱量が「プレリュー堂」のカレーには詰まっているようだ。
この「プレリュー堂」、残念なことに12月4日(木)~12月7日(日)の11:00~19:00までの期間限定出店となっており、1日あたり250食前後の用意となっているそう。クレジットカードや交通系電子マネー、QRコード決済のみで現金不可となっているが、価格はなんと衝撃の500円! 渋谷という立地と中身を考えると破格も破格。「『プレリュー堂』は商売ではないので……」と語るが、こんな店が渋谷に継続出店したら、サラリーマンの救世主になること間違いなし。ちなみに店内では、気に入ったスパイスにシールを貼って投票できるエリアも完備。投票者にはオリジナルステッカーがプレゼントされる。
ぜひ、スケジュールに余裕があれば、ぜひこの「プレリュー堂」のカレー、食べてみてほしい。それと、エプロンもカレーと一緒に渡されるのだが、じつはこれ、つけるとシートベルトを装着したみたいなイラスト付きだ。机に敷かれているランチョンマットは、運転席をイメージしたプリントがされている。ちなみに筆者的には「スポーツ+Honda S+Shift」のスパイスが推しと、ここに記しておく。さあ読者の諸君、「プレリュー堂」に急ぐのだ!
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