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イエロー活かしたゲットスピードがメルセデスAMGのモンツァ初勝利を達成/GTWCヨーロッパ

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イエロー活かしたゲットスピードがメルセデスAMGのモンツァ初勝利を達成/GTWCヨーロッパ

 6月1日、イタリアのモンツァで行われたGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ/エンデュランス・カップの一戦は、マーロ・エンゲル/マッテオ・カイローリ/ルーカス・アウアーのドライブするウインワード・レーシングの48号車メルセデスAMG GT3 Evoが、イエロー中の絶妙なピットストップを活かして優勝した。

 16秒差の2位には、ガレージ59の59号車マクラーレン720S GT3 Evoが入り、総合表彰台最後の一角はコムトゥユーレーシング007号車アストンマーティン・バンテージGT3が占めた。

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■小高一斗のメルセデスはクラス6位

 3時間レースの序盤は、ポールポジションからスタートしたメルセデスAMGチーム・ゲットスピードの17号車が圧倒的な強さを発揮した。

 しかし、ゲットスピードの運命は、レース中盤に差し掛かる頃に予定されていたピットストップが、フルコースイエローと重なったことで一変することに。17号車メルセデスAMGは、ニュートラル化前にトップからピットイン。続いて、48号車メルセデスと007号車アストンマーティンは、ともにコーション中にピットインすることになったのだ。

 これにより両車はゲットスピードを抜き去り、トップと2番手に浮上。ゲットスピードは新たに加わったファビアン・シラーが、苦戦する007号車アストンのマルコ・ソーレンセンを素早くかわして2番手を奪い返した。

 メルセデスAMGのファクトリードライバーであるシラーは、その後、レース最速ラップを記録し、ウインワードへのギャップを徐々に縮めていったが、シラーからルカ・シュトルツへと交代した後、左前輪の固定不良によりリタイアに追い込まれてしまった。その後、007号車をかわした59号車マクラーレンが2位に浮上した。

 ウインワードは、ポール・リカールでポールポジションからスタートしたものの4位に終わっていたが、モンツァで今シーズンのエンデュランス・カップ初勝利を飾ることとなった。なお、ウインワードの48号車メルセデスAMGはチェッカーフラッグをほんの一瞬早く受けたようで、レースタイムは2時間59分59秒6となっている。

 この勝利はメルセデスAMGにとってユニークな記録となった。モンツァは、現在のエンデュランス・カップのカレンダーにおいて、メルセデスAMGがまだ総合優勝を果たしていない唯一のサーキットだったからだ。

 総合4位に入ったアル・マナール・レーシング・バイ・WRTの777号車BMW M4 GT3 EVOが、ゴールドカップ優勝を果たした。小高一斗の加わるノルディック・レーシングの611号車メルセデスは総合33位、ゴールドカップ6位で完走を果たしている。

 シルバーカップを制したのは、センチュリー・モータースポーツの42号車BMW。ルトロニック・レーシングの97号車ポルシェ911 GT3 Rが総合10位に入ってブロンズカップ優勝を手にしている。

 GTWCヨーロッパ/エンデュランス・カップの次戦は、6月28~29日に行われるクラウドストライク・スパ24時間レースとなる。

添付ファイル: GTWCEU_GT3 Monza_R_ResultList_2.0
URL: https://cdn-image.as-web.jp/2025/06/02141230/GTWCEU_GT3-Monza_R_ResultList_2.0.pdf

[オートスポーツweb 2025年06月02日]

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