ジープのコンパクトSUV「レネゲード」に、ブランド初のマイルドハイブリッドモデル「e-Hybrid」が追加された。ひと足はやく試乗した、『GQ JAPAN』ライフスタイルエディターのイナガキがリポートする。
新型ジープ レネゲードe-Hybridの特徴
10年目とは思えぬ改良──新型ジープ レネゲードe-Hybrid試乗記
1.エクステリア2.インテリア3.走行性能4.価格&まとめエンジンとモーターのハーモニー
目前に停まっている新しいレネゲードe-Hybridは、登場から10年目を迎えたとは思えない。
登場当初こそ、やや丸みをおびたスタイルは、「ジープらしくない」と、いった批判もあったが、約10年も生産し続けられているのは人気の証。
エクステリアは、わずかに手が加えられた。フロントまわりでは、グリルをグロスブラックに変更。ドアミラーはグロスブラックからブラックに、ドアハンドルはボディ同色からブラックに変わった。リヤまわりはそのまま。e-Hybridをあらわす専用バッヂなどが備わらないので、ひと目みただけでは、電動モデルだと気がつかないだろう。
インテリアは、第5世代の「Uconnect 5」が目をひく。10.1インチタッチパネルモニターは、従来の8.4インチから拡大。Uconnect 5は、すでに販売中の「コンパス」や「グランドチェロキー」などと同システムで、ナビゲーションは日本のアイシン製だ。
運転席に座り目をインパネ中央に向けると、10.1インチタッチパネルモニターがどーんと視界に入る。視認性に加え操作性も向上。初めて乗った直後でも、あらゆる機能に素早くアクセスできた。
登場約10年目を迎えた長寿モデルであることを感じたのは、コネクティビティ機能が非搭載な点。ただし、スマートフォンに専用アプリをインストールすれば、オンライン機能(POI検索、リアルタイムガソリン価格、天気予報、駐車場満空情報)は使える。
ステアリングホイールの形状も変更。上級モデルのグランドチェロキーなどを彷彿とさせるデザインとなった。握り心地は良好だ。細かい改良では、従来車載されていた脱着式灰皿が廃止された。昨今、灰皿自体が存在しない新型車が多いだけに、「まだ、灰皿があったのか!」と、ちょっと驚く。
早速、試乗スタート。エンジンのスタートスイッチを押すと、静かに起動する。エンジンは掛からない。始動時は静かでスムーズな100%電気モードだ。
アクセルを踏んでいくと、エンジンとモーターのハーモニーが始まる。駆動システムの自動制御は巧みで、エンジンをオンにしても振動はほとんどない。海外のハイブリッドもここまで進化したのか! と、ちょっとびっくり。
アクセルを踏み込むと、パワフルな1.5リッター ガソリンターボエンジンが本領を発揮。スポーティな加速を楽しめる。デュアルクラッチタイプの7ATとの相性も良い。モーター+エンジンのドライブフィールは、違和感皆無だ。
都心部の舗装路を走る限り、乗り心地はまずまず。段差を超えた時などのちょっとしたショックに、やや時代を感じるものの、総じて不満はなし。ボディ剛性も十分。素性の良い証拠だ。
ハンドリングは、安定志向。ラングラーなどと違い、オンロード重視のモデルだから、ややシャープだ。首都高のカーブなどはそれなりのスピードで駆け抜けられる。
新しいレネゲードe-Hybridには、電気駆動特有の便利機能も備わる。ひとつは、アクセルを踏まなくても少しずつ前進できる「e-クリーピング機能」や、100%電気モードでの駐車が可能な「e-パーキング」など。
新しいレネゲードe-Hybridの価格は、¥5,440,000から。かつては、200万円台後半から購入可能だっただけに、「レネゲードも随分高級になったなぁ……」と、つぶやく。
もっとも、パワートレインは電動化され、かつ機能も拡充。試乗車は、デジタルルームミラーや大型ガラスサンルーフなども備わっていた。
つまり、為替や半導体不足などの影響だけで、高価になったわけではない。クルマとしての魅力が大幅にアップデートしたため、500万円台なのだ。近いうちに販売終了となるモデルだけに、気になる向きはすぐ購入すべし!
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