6月13日にフォードは、次期LMDhマシンがオレカのシャシーをベースに開発されることを発表し、2027年からWEC世界耐久選手権のハイパーカークラスに参戦するにあたり、ダン・セイヤーズ氏をチーム代表に任命した。
この発表は、決勝レースを控える第93回ル・マン24時間レースの金曜日に行われた。1月末にル・マン復帰を発表したフォードは、これから共同開発が進められるLMDhマシンのシャシーパートナーにオレカを任命した。
フォードがル・マン最高峰カテゴリーに復帰! 2027年からのWECハイパーカークラス参戦を電撃発表
これはオレカにとって、アキュラ、アルピーヌ、そして来年デビュー予定のジェネシスに続いて4番目のLMDhパートナーシップとなる。
「フォードが耐久レースの最高峰クラスへの復帰にあたり、将来のWECハイパーカーの設計にオレカを選んでくれたことを光栄に思う」と、オレカ・グループ社長のユーグ・ドゥ・ショーナック氏は述べた。
「この戦略的パートナーシップは、最高峰のレースと伝説的なル・マン24時間レースへの継続的なコミットメントの重要な一部となる」
「私たちは、この野心的なプロジェクトに、持てるエネルギー、専門知識、そして情熱のすべてを注ぎ込むことに興奮している。ビル・フォード、ジム・ファーリー、そしてマーク・ラッシュブルックの信頼に感謝しているし、チームの全面的な協力を期待しています」
一方、新たにチーム代表に任命されたセイヤーズ氏は、レッドブル・フォード・パワートレインズのプログラムディレクターとしてフォードに入社しており、同氏は、2026年F1レギュレーション対応パワーユニットプログラムの初期段階において重要な役割を果たした。
セイヤーズ氏は過去に、約10年間の間プロドライブで、アストンマーティン・レーシングのGT3およびGT4プログラムに携わり、V12ヴァンテージの設計開発を主導した後、アストンマーティンのモータースポーツテクニカルディレクターを務めた経歴を持つ。
「フォード・パフォーマンスは、レース界で様々な挑戦に取り組んでいるが、フォードをその魂の故郷であるル・マンにふたたび導くことは、私にとって断ることのできない挑戦だった」と彼は語った。
「これまでアストンマーティンを率いてル・マンで数々のクラス優勝を成し遂げてきた私にとって、フォードで総合優勝を飾る機会は非常に特別なものとなる」
「レッドブル・フォード・パワートレインズとのF1プログラムに携わることができて本当に良かった。今回、同じファミリーの新たな一員に加わることができ、大変嬉しく思っているよ」
さらに、フォード・パフォーマンスのグローバルディレクター、マーク・ラッシュブルックは「あらゆる主要ファクトリープログラムにおいて、シャーシパートナーとプログラムヘッドは基盤となる重要な要素だ」とし、次のように付け加えた。
「オレカとダン・セイヤーズは、このプログラム全体を構築するための最適なプラットフォームを提供してくれるはずだ。これらの決定が下されて以来、私たちは緊密に連携し、すべてのステップが正しかったことがすでに証明されている」
「フォードWECハイパーカー・プログラムでル・マンのグリッドに並ぶまであと2年。そして今、この偉大なレースでプロトタイプカーレースへの復帰を成功させるための重要な基盤が揃ったということだ」
https://twitter.com/FordPerformance/status/1933524746055856515
[オートスポーツweb 2025年06月13日]
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