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【体重まで計るの?】グッドイヤー飛行船、乗船レポート 先客が降りないワケとは

CES 2020 アンドゴー発表

text&photo:Hajime Aida(会田肇)

【画像】グッドイヤー飛行船で、ラスベガス周遊【乗船レポート】 全20枚

米グッドイヤーは1月、「CES 2020」開催中の北米・ラスベガスで、フリート向けのサービス「AndGo」(アンドゴー)を発表した。

このサービスは、ソフトウェアによる予測とサービスネットワークを組み合わせたもので、契約者は同社製インテリジェントタイヤを使うことで継続的なメンテナンスを受けられる。

すでに米国内で提供しており、2020年半ば以降に順次市場を広げていく考えだ。

グッドイヤーの会長、CEOであるリチャード・J・クラマー氏は発表会場において、「当社のサービスネットワーク、インテリジェントタイヤソリューション、および優れたフリート準備を提供する予測ソフトウェアで、グッドイヤーよりも優れたポジションはありません」と、このサービスを実施するにあたっての優位性を強調した。

飛行船で“おもてなし”

この日は新たなベンチャーキャピタルファンド「グッドイヤー・ベンチャーズ」設立も発表。1億ドルを投じて次の10年に向けた将来のモビリティソリューションへの新規投資を図っていくとした。

この投資は、「電動化・自動運転技術」や「コネクテッドモビリティソリューション」「次世代の公共交通」「次世代の航空モビリティ」「将来のトランスポーテーションインフラ」などモビリティを形成する8つのテーマにフォーカス。次世代の技術開発へ向け、スタートアップ企業との提携や投資を積極的に進めていくという。

発表レセプションはラスベガスでも高級ホテルとして知られる「THE COSMOPILITAN OF LAS VEGAS」で開催された。会場には着飾った関係者が勢揃いし、ラスベガスらしい華やいだ雰囲気の中で進められた。

そして、最大の目玉はグッドイヤーがCES 2020開催に合わせて準備した飛行船への乗船である。

レセプションに訪れた人全員が乗れたわけではないが、偶然にも乗船が認められた。

デカい! 全長75m

フライト当日は「THE COSMOPILITAN OF LAS VEGAS」に一旦集合し、送迎車でラスベガス北部にあるノースラスベガス空港へ。途中、飛行船についての説明が行われた。

それによると、グッドイヤーの飛行船は初代が1925年に作られ、それ以降、世代交代があり、各種スポーツイベントでの上空からの撮影協力や交通調査、災害時の救済活動に協力してきた。

現在の飛行船は全長が246フィート(約75m)で、前世代の飛行船よりも50フィート(約15m)長い。最先端の航空用電子機器と飛行制御システムを採用し、最高時速は73マイル(約118km)に達するという。

飛行ルートは、ノースラスベガス空港から一旦ダウンタウンの方へ向かい、そのまま南下してマンダレベイホテル付近までを往復する、およそ30分の遊覧飛行。

この日は風もなく、空は青空が広がる絶好の飛行船日和。空港に到着すると、東方から近づいて来るグッドイヤーのロゴマークを付けた飛行船が見えた。徐々に近づいてくるとその巨大さが実感として伝わってくる。

やがて、着陸のためのプロペラの音と時折エアが抜けるような音が聞こえて来た。

飛行船ならでは 乗船ルール

一方、下では飛行船を待ち受けていた地上スタッフが吹き流しで風向きを知らせ、車輪が着地すると飛行船からぶら下がっていたロープをつかむ。左右にあるプロペラの向きを変えて着地が完了。

それでも飛行船は少しずつ左右に動くが、落ち着いたところでいよいよ搭乗となった。

ただ、搭乗するにもいろいろとルールがあるようだ。1人ひとりの体重を事前に量っていたが、どうもその体重が重要らしい。

飛行船に乗り込むと前に乗っていた人がそのまま座っているではないか。これじゃ、我々が乗ったら定員を超えてしまうのでは? そう思っていると、すぐに状況が理解できた。

1人が乗っては1人が下りていく。これを繰り返していかないと飛行重量が変わってしまい、安定して着地していられないようなのだ。

大空へ

まさに巨大な風船とも言える飛行船ならではの乗船風景だ。

浮き上がるときはヘリコプターのようなパラパラとした音に混じって、エアが吹き出すシューッという音が聞こえた。

やがて外の風景が眼下へと下がっていき、気付くとラスベガスの住宅街の向こうに山々が見えるようになってきた。

乗船レポート 船内は?

飛行機のような加速感もなく、ほとんどGを感じることなくゆったりと上昇していく。

プロペラがあることで前進していく感覚はあるが、それも周囲の風景が動いていることで感じる程度。これこそ飛行船ならではの飛行感覚なのだろう。

船内には操縦席2名分に加えて10人分のシートがあり、後端には横になれそうなシートも用意してあった。もちろんトイレも装備。

巨大な飛行船全体からすれば、船内は小さなものだが、座るスペースは思ったよりもゆったりとした雰囲気。飛行中の騒音はかなり静かなもので、実は窓の一部は外の空気が入り込む状態となっていたが、それでも普通に会話ができる。

眼下にはプール付きの豪邸が並ぶ住宅街が広がるが、聞けば乾燥地帯だけにいざという時の防火水槽の役割も果たすのだという。

それにしても、プール付きの家がこんなにも並んでいるなんて、みんながラスベガスでひと山当てたというわけでもないだろうし、アメリカの豊かさを空から実感したような一コマだった。

トランプホテル発見

やがて、プレミアムアウトレットやラスベガスの街並みが眼下に見えて来た。ド派手なトランプビルの周囲には、同じような金ピカのホテル群が建設中。来年あたりはますます街並みがド派手になるんだろうか。

そのまま南下すると、ちょうどフリーウェイの真上に来た。片側4車線の広い道幅を多くのクルマが縦横無尽に走っている。

さらにマッカラン国際空港からは旅客機がひっきりなしに離着陸しているのが見えた。これらもまたアメリカらしい風景だ。そして折り返し地点のマンダレイベイホテルの上空に到達し、ここで出発した空港へ向かうとのアナウンス。あとは、来た道をたどって帰着だ。

降下するにあたってはパイロットが慌ただしく、何やらいろいろな操作を繰り返している。エアの調整やプロペラの角度など、この辺りは経験が重要なのかもしれない。

まさに飛行機とは違った飛行船ならではの快適な遊覧飛行となったことをご報告しておこう。

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