後輪駆動のウラカン・エボ
伊アウトモビリ・ランボルギーニは、V10搭載の新型モデル「ランボルギーニ・ウラカン・エボRWD」を日本初公開した。最大の特徴は、車名の末尾につくアルファベットが示すように、Rear-Wheel Drive(後輪駆動)を採用したことである。
【画像】ランボルギーニ・ウラカン・エボRWD【実車】 全14枚
ウラカン・エボRWDについて同社は、「V10ランボルギーニの予測テクノロジーにさらなる進化をもたらし、走りの性能と高いメカニカル・パフォーマンスがドライビングの楽しさを最大限に引き出す」と説明している。
またRWDには、「ReWind to pure Driving pleasure」(純粋な走りの愉しみに立ち戻る)というメッセージも込められている。
最もハイテクな形での原点回帰を体現し、ランボルギーニ本来のエッセンスである「ピュアなメカニカル・パフォーマンス」に立ち戻ることを意味するのだ。
8.4インチ・スクリーン採用
内装については、ヒューマンマシンインターフェースがウラカン・エボからさらに進化。
従来のボタン式ではなく、センタートンネルに8.4インチの静電容量式マルチタッチスクリーンを配し、ワンランク上の高度なコネクティビティを実現した。
発表会に登壇したジャパン・アンド・サウスコリア・カントリー・マネージャーのフランチェスコ・クレシは、「ランボルギーニの歴史上最も成功を収めているウラカン・ファミリーの最新モデルであるウラカ・エボRWDは、ドライバーがパフォーマンスの中心となって、ドライビング・エクスペリエンスをコントロールできるモデル」と説明。
「ランボルギーニの技術の原点を思い出させるウラカン・エボRWDが新たに加わったことで、最高のドライビングを求めるお客様や初めてランボルギーニに乗られるお客様など、多くの皆様に魅力を感じていただけることを嬉しく思います」と新モデルへの期待を語った。
予定日本価格も発表
また、ローンチ・マネージャーであるヴィットリオ・ミラノもコメントを発表。
「ウラカン・エボRWDは、再設計されたエアロダイナミクスや、新機能のP-TCS(パフォーマンス・トラクション・コントロール)システムといった、ドライビング・アビリティとメカニカル・パフォーマンスが、ピュアなドライビング・エモーションを呼び起こし、安全な車両のコントロールを可能にします」
「車両重量わずか1389kgと軽量でありながら8000rpmで最高出力610ps、6500rpmで最大トルク57.1kg-mを実現。後輪駆動とダイナミック・ステアリングを搭載し、ドライビングの楽しさを最大限に引き出します」と紹介した。
また、「アドペルソナム・プログラムでは無数のボディカラーやインテリアの素材とカラーから世界に1台しかない自分だけのウラカン・エボRWDをカスタマイズすることが可能です」と、近年人気が高まっているカスタマイズの体制も整っていることを強調した。
ウラカン・エボRWDの日本市場向けのデリバリーは、2020年春以降から開始される見込み。予定日本価格は2412万6941円と発表されている。
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