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メルセデス・ベンツがEVのエントリーモデル「EQA」を世界初公開! 2021年2月に欧州で販売をスタート

掲載 更新 8
メルセデス・ベンツがEVのエントリーモデル「EQA」を世界初公開! 2021年2月に欧州で販売をスタート

Mercedes-Benz EQA

メルセデス・ベンツ EQA

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コンパクトSUV「GLA」のEV版

メルセデス・ベンツは2021年1月20日、初の電動コンパクトSUV「EQA」をワールドプレミアした。内燃機関を搭載したGLAのEV版に相当するモデルで、同社は「EQファミリーのアーバンエントリーモデル」と呼ぶ。車両価格は4万7540.50ユーロ(約597万円)から、欧州では2021年2月4日に販売をスタートする。

メルセデス・ベンツの電気自動車用サブブランド「EQ」から、エントリーモデルのEQAが誕生した。寸法は全長4463mm×全幅1834mm×全高1620mm、ホイールベースが2729mm。GLAに極めて近いサイズ感のボディを有する5人乗りのコンパクトSUVだ。

最大航続距離は486km

まず導入するのが、容量66.5kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載するシングルモーターの前輪駆動仕様「EQA 250」で、最高出力140kW/最大トルク375Nmを発生。“満タン”からの航続距離はWLTPモードで486kmを実現し最高速度は160km/hに達するという。続いて追加するデュアルモーターの4輪駆動バージョンは、最高出力200kW超、航続距離は500km以上を標榜している。

充電に要する時間は、11kWの普通充電で0~100%が5時間45分、100kWの急速充電なら0~80%までのチャージを30分で完了する。

空力重視の設計でCd値0.28を達成

効率性を最重要視するEVにとって、空力性能は“電費”のカギを握るポイント。EQAは空洞実験室でのテストの結果、0.28までCd値を絞りこんでいる。空力デザインのホイールも採用し、フロントからリヤ、アンダーフロア周りの気流を最適化するよう設計したという。

パワートレインの無駄な熱をキャビンの暖房に利用するなど、温度管理も効率化を徹底。乗車前に空調を稼働し、車室内を最適な温度に整えておくこともできる。

ボディ構造自体の信頼性の高さはGLAで実証済み。さらに、バッテリーを万一の衝突から保護するためのガード機構を設けている。灼熱下・寒冷地での品質テストも繰り返し実施しており、メルセデス・ベンツ基準の耐久性や信頼度、安全性をEQAもそのまま受け継いでいる。

“買い替え”に違和感のない使い勝手

キャビン内には最新メルセデス車共通のデザイン言語を踏襲。横長のタブレットをダッシュボードに据え付けたようなコクピット周りや、ジェットエンジンのファンローターを思わせるエアコンルーバー、タッチパッドを備えたセンタコンソールなど、お馴染みの風景が広がる。

「ハイ、メルセデス」でお馴染みの自然対話式音声機能を搭載したAIアシスタントや、先進安全運転支援機構(ADAS)の数々も完備。ステアリングスイッチやシートアジャスターといった、操作系のほとんども内燃機関モデルで慣れ親しんだものが整えられている。つまり、メルセデスオーナーであれば、内燃機関からEVへの乗り換えでも違和感なく移行できる環境が整えられているのである。

メルセデスが本気のEV攻勢を開始

EQAの生産は独ラシュタット工場が担当し、EQCやEQVと同様、コンベンショナルな内燃機関やPHVモデルと同じ工場内のラインを流れる。日本への導入時期は現時点では不明。

メルセデス・ベンツは2021年内に“電気のフラッグシップセダン”EQS、さらにEQAの兄貴分であるEQB、ミドルセダンのEQEをローンチする計画を打ち出している。また、2022年にはEQSとEQEのSUVバージョンも導入するという。

世界各地でバッテリー生産拠点を稼働

バッテリーの“地産地消”も推進しており、独カーメンツにはすでに2拠点でバッテリー生産工場を稼働、中国・北京、ポーランド・ヤボル、タイ・バンコクでも生産を行っている。さらに、ドイツのウンターテュルクハイム、ヘーデルフィンゲン、ブリュール、そして米タスカルーサでもバッテリー製造に向けての準備を着々と進めている。ジンデルフィンゲン内に追加でバッテリー生産エリアを新設する計画もある。

いよいよ本気の電気自動車攻勢をスタートした王者、メルセデス。EVが市民権を獲得する日もそう遠くないのかもしれない。

【SPECIFICATIONS】

メルセデス・ベンツ EQA 250(欧州仕様)

ボディサイズ:全長4463 全幅1834 全高1620mm

ホイールベース:2729mm

車両重量:2040kg

電気モーター:非同期モーター

最高出力:140kW(190hp)

最大トルク:375Nm

駆動方式:FWD

バッテリー:リチウムイオン

バッテリー容量:66.5kWh

最高速度:160km/h

0 – 100km/h加速:8.9秒

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みんなのコメント

8件
  • 486kmはWLTPじゃなくてNEDCですよ。WLTPだと426くらいじゃないですか。
  • 日本じゃ850万円くらいかい金太郎?
    カッコ悪いし、これならGLAを安く買ってゴミ使いする方がオススメ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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