KTMはテクニカルディレクターをマイク・ライトナーから、プラマックに在籍していたフランチェスコ・グイドッティへ交代させるようだ。
2021年のMotoGPを計2勝、コンストラクターズランキング5位で終えたKTM。彼らはMotoGP参戦6年目となる2022年シーズンに態勢を立て直すべく、テクニカルディレクターの交代を予定しているようだ。
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KTMは2020年シーズンに最高峰クラス参戦後初めて優勝を達成。シーズン計3勝、表彰台も多数獲得し、飛躍の年となった。
しかしコンセッション(優遇措置)を失って迎えた2021年シーズンは序盤から苦戦。2勝を記録して昨年よりもわずかに多い204ポイントを獲得したが、ランキングでは2020年の4位から5位へと後退してしまった。
彼らはこの状況から立ち直るため、テクニカルディレクターをこれまでのマイク・ライトナーから、現在プラマックに所属するフランチェスコ・グイドッティへと交代させる予定のようだ。
グイドッティはプラマックのチームマネージャーとしてドゥカティと緊密に働いてきたが、KTMをさらに前進させることが期待されている。
なおグイドッティに関しては、2022年にスズキのチームマネージャーに就任するのではないかという噂もあった。スズキはダビデ・ブリビオが離脱した2021年シーズンは未勝利に終わっており、組織再編に取り組んでいることが知られている。
KTMによる経験豊富なドゥカティの人材を登用するというのは、現在のグリッドを象徴する出来事だろう。これまでKTMはホンダで経験を積んだライトナーと、ホンダ・RC213Vを手本にKTM・RC16を作り上げてきた。
しかし今のMotoGPではドゥカティ・デスモセディチGPが最も競争力のあるバイクだと見られており、そこでの経験が豊富なグイドッティの起用は、KTMにとって有益なモノとなるだろう。
KTMは2022年シーズンも引き続きブラッド・ビンダーとミゲル・オリベイラを起用。サテライトチームのテック3はラインアップを一新し、Moto2王者のレミー・ガードナーと、ラウル・フェルナンデスを起用する。
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