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進化の頂点に立った高性能4WD車とは!? 記憶に残る三菱の4WD車5選

■日本の4WD史を語るうえで欠かせない三菱のクルマたち

 現在、国内市場のみならず世界的にSUV人気が高まっていますが、日常での使い勝手も良い乗用車ベースのクロスオーバータイプが主流です。

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 SUVの人気が高まる前は、本格的なクロスカントリー4WD車や、モータースポーツへの参戦を目的としたスポーツ4WD車が国内市場で人気となっていたことがあります。

 なかでも三菱の4WD車は、市場をけん引するほどの存在感を示していました。そこで、記憶に残る三菱の4WDモデルを5車種ピックアップして紹介します。

●ジープ

 アメリカは1952年に、朝鮮戦争で必要となる軍用車「ジープ」を調達するために、補給基地だった日本での生産を決定。

 1953年にジープの製造をおこなっていたウイリス社と三菱との提携契約が締結されたことで、ウイリス製の部品を用いたノックダウン生産が日本で始まりました。

 そして、1956年には完全国産化をおこなったことで「ジープ=三菱」のイメージが定着し、ジープは4輪駆動車の代名詞になります。

 朝鮮戦争後もジープの生産は続き、ショートホイールベース、ミドルホイールベース、ロングホイールベースの3タイプをラインナップして販売されました。

 搭載されたパワーユニットはガソリンエンジンとディーゼルエンジンがあり、トランスミッションはMTのみで、トランスファーを手動で操作して2WDと4WDを切り替える、パートタイム式4WDシステムを採用。

 軍用車から派生したクルマなので悪路走破性と耐久性が極めて高く、自衛隊や警察、消防、林業、土木関連など、多くの場所で活躍します。

 しかし、1982年に「パジェロ」が登場したことでバリエーションが絞られ、1998年に生産の終了が決定。ジープは1952年から基本設計はそのままで、46年間という長い歳月にわたって生産された本格的4WD車の原点として、いまも語り継がれる存在です。

●2代目パジェロ

 1982年にデビューした「パジェロ」は機動性に優れた本格クロスカントリー4WD車で、「パリ・ダカールラリー」をはじめ、モータースポーツでも数々の輝かしい実績を積み重ねたことで三菱を代表するクルマになりました。

 1991年には走行性能、快適性、安全性を大きく向上させた2代目が発売され、4輪すべてを最適に制御して「走る、曲がる、止まる」性能を高める、世界初の「スーパーセレクト4WD」が採用されます。

 スーパーセレクト4WDは、センターデフとビスカスカップリングの両方を搭載し、パートタイム4WDとフルタイム4WDの特徴を併せ持つ仕様で、後に三菱のオールホイールコントロール理念のひとつとなりました。

 ボディバリエーションは、2ドアで後席がオープントップとなるアクティブな「Jトップ」、3ドアショートタイプの「メタルトップ」、5ドアロングタイプのラグジュアリー性を兼ね備えた「ミッドルーフ」をラインナップ。

 それぞれに5ナンバーのナローサイズとワイドフェンダーを装着した3ナンバーサイズがありました。

 トップグレードの「ミッドルーフワイド スーパーエクシード」に搭載されたエンジンは、最高出力155馬力/最大トルク24.0kgmを発生する3リッターV型6気筒OHCの「6G72型」で、4速ATが組み合わされています。

●6代目ギャランVR-4

 1969年に登場した三菱「コルトギャラン」はスタイリッシュな4ドアセダンで、後には2ドアハードトップの追加や派生車が発売され、三菱の中核を担うモデルへと発展します。

 1987年のモデルチェンジで登場した6代目は、世界に通ずる乗用車を作ろうというスローガンの元に開発され、トップグレードの「ギャランVR-4」は、新世代の4WDシステムを搭載したスポーツセダンへと進化しました。

 搭載されたパワーユニットは2リッター直列4気筒DOHCターボの「4G63型」エンジンで、当時の2リッターエンジンで最強の最高出力205馬力/最大トルク30.0kgmを発揮。

 このエンジンに「ACTIVE FOUR(アクティブフォー)」と名付けられた、ビスカスカップリング付きセンターデフ式4WDを採用し、4WS(4輪操舵)、4IS(4輪独立懸架)、4ABSなどを備えることで、4輪を高度にコントロールして運動性能と安定性を高めています。

 その後、ギャランVR-4は205馬力、220馬力、240馬力とマイナーチェンジのたびにパワーアップされていき、4G63型ターボエンジンと4WDシステムを引き継いだ「ランサーエボリューション」に、スポーツセダンのポジションをバトンタッチします。

■時代を駆け抜けたスーパースポーツモデル

●ランサーエボリューションIV

 1992年にデビューした初代「ランサーエボリューション」は、世界ラリー選手権(WRC)の出場資格を取得するために「ランサー1800GSR」をベースに、最高出力250馬力を誇る2リッター直列4気筒ターボ「4G63型」エンジンと、4WDシステムを搭載し、限定生産されたスポーツモデルです。

 デビュー以降は毎年のように進化を続け、「ランサーエボリューションII」では260馬力、「ランサーエボリューションIII」では270馬力と高出力化を図ります。

 そして、1996年に登場した「ランサーエボリューションIV」では、エンジンの型式は変わらずも、当時の国内メーカーの自主規制枠いっぱいとなる最高出力280馬力/最大トルク36.0kgmにパワーアップし、「ラリーの三菱」の黄金期を築きました。

 トランスミッションには各ギア比を接近させたクロスレシオの5速MTが設定され、サスペンションはフロントがストラット、リヤはマルチリンク式を採用。

 競技用ベース車両となる「RS」には、世界初のトルク感応式ヘリカルLSDを装備し、さらに左右後輪への駆動力をアクティブに配分する「AYC(アクティブ・ヨートルク・コントロール)」をリヤデフに搭載。従来型から大幅に旋回性能を向上させました。

●ランサーエボリューションX

 2007年に発売された「ランサーエボリューションX」は、シャシが一新された第4世代で、最後のランサーエボリューションとなります。

 アルミブロックを採用した新開発の2リッター直列4気筒ターボ「4B11型」エンジンを搭載し、最高出力280馬力/最大トルク43.0kgmのパワーで驚異的な加速性能を発揮。

 トランスミッションは5速MTに加え、新たに6速DCTの「ツインクラッチSST」を設定し、トルクコンバーターを使わずに素早い変速とダイレクトな加速フィーリング、優れた燃費性能を実現し、2ペダルなのでAT限定運転免許でも運転は可能です。

 トップグレードの「GSRエボリューションX」は、4輪の駆動力と制動力をそれぞれ独立にコントロールする車両運動統合制御システム「S-AWC(Super All Wheel Control)」を搭載し、究極の走りを目指した4ドアセダンに仕立てられます。

 さらに、ビルシュタイン製ショックアブソーバー、アイバッハ製コイルスプリング、ブレンボ製ブレーキシステムを装着した「ハイパフォーマンスパッケージ」も用意されていました。

 こうして進化の頂点に達したランサーエボリューションXでしたが、2015年に「ランサーエボリューション ファイナルエディション」を1000台限定販売し、生産を終了することを発表。

 ファイナルエディションは313馬力までパワーアップされ、ハイパフォーマンスパッケージを標準装備するなど、最終モデルにふさわしいモデルでした。

※ ※ ※

 現在、三菱のラインナップには4WD車が数多く存在します。かつての本格的なクロスカントリー車や、スーパースポーツモデルは無くなってしまいましたが、三菱が誇るAWC(オールホイールコントロール)技術は継承されています。

 ジープから始まり、パジェロやランサーエボリューションで培った4WD技術に、現在は電動化やブレーキ制御なども加わり、あらゆる路面で安定した走りを実現するS-AWCへと進化したのです。

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