今から20年ほど前、新しい世紀に変わる頃。クルマに対する考え方も変わり始めていた。そんな時代の輸入車ニューモデルのインプレッションを当時の写真と記事で振り返ってみよう。今回は「アウディ A4カブリオレ」だ。
アウディ A4カブリオレ(2002年)
2000年に2代目にフルモデルチェンジされ、昨年(編集部註:2001年)日本にやって来た新型アウディA4。まずはセダンから、続いてワゴンのアバントも今年の初めには導入されたが、秋のドライブシーズンに合わせるかのように、オープンモデルのカブリオレが追加された。
●【くるま問答】ガソリンの給油口、はて? 右か左か、車内からでも一発で見分ける方法教えます(2020.01.21)
実は先代のA4にはセダンとワゴンは設定されていたが、カブリオレは設定されていなかった。つまり、A4カブリオレというモデルは、これが初代となる。A4の前身である80にはカブリオレはラインアップされていたから、10年ぶりのフルモデルチェンジということになる。
ベースはもちろんA4セダン。とはいえ、オープン化するだけでなく2ドアにもしなければならず、ボディ外板のほとんどは新たにデザインされている。しかも、ダッシュボードのデザインまで変更されている。トップは最近流行のメタルトップではなく、あえてキャンバス地として、無骨なロールバーなどを採用しないところがスタイリッシュだ。
ボディ剛性を重視しているアウディだが、オープンカーとしての美しさを追求しているのだろう。フロントウインドーをはじめ、開口部の周囲をクローム素材でグルリと取り囲むデザインもいい感じだ。まさに、クールビューティといったところだろうか。ソフトトップだがリアウインドーは熱線入りのガラスだし、開閉はもちろん電動で所要時間は約30秒。万が一の横転の際は1000分の1秒単位で後席後ろからプロテクトバーが飛び出す。
日本仕様は2.4LのV6 5バルブDOHCにマルチトロニックCVTの組み合わせ。操縦性に関しては、かなり安定志向だ。ロールオーバー対策のためか、ステアリング特性はかなりアンダーステア傾向だし、アウディらしいカチッとした剛性感は残っているが、セダンほどガッチリしたものではない。そんなボディを守るために、足まわりの設計も基本的にかなりマイルドに仕立てられているようだ。
それでも、運転しているときに見えるAピラーの傾斜角度やフロントウインドー上端の高さなどは、絶妙だ。いかにも「オープンカーを運転している!」という雰囲気を満喫することができる。ボディパネルをほとんどデザインし直したおかげで、この感覚を手に入れることができたのだろう。
598万円という車両価格は、同じ2.4LのV6を搭載するセダンより150万円以上も高いが、価格差だけの手間とコストがかかっていることは間違いない。リアシートは2人掛けの4人乗りだし、良い意味での割り切りが、このA4カブリオレには感じられる。
A4カブリオレは、オープン=スポーツモデルと考えて、ワインディングをガンガン走るようなクルマではない。2シーターにはない4シーター オープンならではのラグジュアリーな雰囲気や、スタイリッシュで快適な空間を優雅に楽しむクルマだ。こいつは、A4セダンやアバントとは別格なモデルなのだ。
■アウディ A4カブリオレ 主要諸元
●全長×全幅×全高:4580×1780×1380mm
●ホイールベース:2645mm
●車両重量:1740kg
●エンジン形式:V6・5バルブDOHC・縦置きFF
●排気量:2393cc
●最高出力:125kW(170ps)/6000rpm
●最大トルク:230Nm(23.5kgm)/3200rpm
●トランスミッション:CVT(マルチトロニック)
●タイヤ:235/45R17
●車両価格(当時):598万円
[ アルバム : アウディ A4カブリオレ はオリジナルサイトでご覧ください ]
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
「すごい多重事故…」 関越道で「トラックなど3台が衝突」発生! 2車線が一時通行規制で「通過時間70分」の大渋滞 圏央道も混雑
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
「すごい衝突事故…」 東富士五湖道路が一時「上下線通行止め!」 ミニバンが「横向き」で“全車線”ふさぐ… 富士吉田で国道も渋滞発生中
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
「ノーマルタイヤで立ち往生」に国交省ブチギレ!?「行政処分の対象です」2年連続で大量発生…「スタックの7割が夏用タイヤ」今年も緊急警告
まるで「“ミニ”フェアレディZ」!? 全長4.1mの日産「コンパクトクーペ」が斬新すぎる! 短命に終わった「NXクーペ」とは?
日産「新型スカイライン」発売! 歴代最強「匠“手組み”エンジン」×旧車デザインの「特別仕立て」登場も「次期型」はもう出ない…? 「集大成」完売した現状とは
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
とは言え、アウディが次世代デザインに移行するや、途端に垢抜けなくダサい雰囲気に没落。
何よりも、走りや乗り味があまりに安っぽく、乗り出し700万円叩くには(3シリーズ新車が300万円台で買えた時代)、かなり残念なモデルだった。