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【懐かしの輸入車 58】アウディ A4カブリオレはクールでスタイリッシュなオープンモデルだった

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【懐かしの輸入車 58】アウディ A4カブリオレはクールでスタイリッシュなオープンモデルだった

今から20年ほど前、新しい世紀に変わる頃。クルマに対する考え方も変わり始めていた。そんな時代の輸入車ニューモデルのインプレッションを当時の写真と記事で振り返ってみよう。今回は「アウディ A4カブリオレ」だ。

アウディ A4カブリオレ(2002年)
2000年に2代目にフルモデルチェンジされ、昨年(編集部註:2001年)日本にやって来た新型アウディA4。まずはセダンから、続いてワゴンのアバントも今年の初めには導入されたが、秋のドライブシーズンに合わせるかのように、オープンモデルのカブリオレが追加された。

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実は先代のA4にはセダンとワゴンは設定されていたが、カブリオレは設定されていなかった。つまり、A4カブリオレというモデルは、これが初代となる。A4の前身である80にはカブリオレはラインアップされていたから、10年ぶりのフルモデルチェンジということになる。

ベースはもちろんA4セダン。とはいえ、オープン化するだけでなく2ドアにもしなければならず、ボディ外板のほとんどは新たにデザインされている。しかも、ダッシュボードのデザインまで変更されている。トップは最近流行のメタルトップではなく、あえてキャンバス地として、無骨なロールバーなどを採用しないところがスタイリッシュだ。

ボディ剛性を重視しているアウディだが、オープンカーとしての美しさを追求しているのだろう。フロントウインドーをはじめ、開口部の周囲をクローム素材でグルリと取り囲むデザインもいい感じだ。まさに、クールビューティといったところだろうか。ソフトトップだがリアウインドーは熱線入りのガラスだし、開閉はもちろん電動で所要時間は約30秒。万が一の横転の際は1000分の1秒単位で後席後ろからプロテクトバーが飛び出す。

日本仕様は2.4LのV6 5バルブDOHCにマルチトロニックCVTの組み合わせ。操縦性に関しては、かなり安定志向だ。ロールオーバー対策のためか、ステアリング特性はかなりアンダーステア傾向だし、アウディらしいカチッとした剛性感は残っているが、セダンほどガッチリしたものではない。そんなボディを守るために、足まわりの設計も基本的にかなりマイルドに仕立てられているようだ。

それでも、運転しているときに見えるAピラーの傾斜角度やフロントウインドー上端の高さなどは、絶妙だ。いかにも「オープンカーを運転している!」という雰囲気を満喫することができる。ボディパネルをほとんどデザインし直したおかげで、この感覚を手に入れることができたのだろう。

598万円という車両価格は、同じ2.4LのV6を搭載するセダンより150万円以上も高いが、価格差だけの手間とコストがかかっていることは間違いない。リアシートは2人掛けの4人乗りだし、良い意味での割り切りが、このA4カブリオレには感じられる。

A4カブリオレは、オープン=スポーツモデルと考えて、ワインディングをガンガン走るようなクルマではない。2シーターにはない4シーター オープンならではのラグジュアリーな雰囲気や、スタイリッシュで快適な空間を優雅に楽しむクルマだ。こいつは、A4セダンやアバントとは別格なモデルなのだ。

■アウディ A4カブリオレ 主要諸元
●全長×全幅×全高:4580×1780×1380mm
●ホイールベース:2645mm
●車両重量:1740kg
●エンジン形式:V6・5バルブDOHC・縦置きFF
●排気量:2393cc
●最高出力:125kW(170ps)/6000rpm
●最大トルク:230Nm(23.5kgm)/3200rpm
●トランスミッション:CVT(マルチトロニック)
●タイヤ:235/45R17
●車両価格(当時):598万円

[ アルバム : アウディ A4カブリオレ はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

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  • 発売直後はそこそこオサレに見えたし、右ハンドル仕様だったのも良かった(当時はベンツでもビーエムでも、クーペやカブリオレは何故か左Hオンリーが普通)。

    とは言え、アウディが次世代デザインに移行するや、途端に垢抜けなくダサい雰囲気に没落。
    何よりも、走りや乗り味があまりに安っぽく、乗り出し700万円叩くには(3シリーズ新車が300万円台で買えた時代)、かなり残念なモデルだった。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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