現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「スタッドレスタイヤ」使用限度がある? 確認すべきポイントとは?「車の冬支度」についてJAFが呼びかけ

ここから本文です

「スタッドレスタイヤ」使用限度がある? 確認すべきポイントとは?「車の冬支度」についてJAFが呼びかけ

掲載 7
「スタッドレスタイヤ」使用限度がある? 確認すべきポイントとは?「車の冬支度」についてJAFが呼びかけ

■まもなくクルマの「冬支度」 スタッドレスタイヤの状態が重要

 JAF(日本自動車連盟)は2023年10月11日、スタッドレスタイヤの使用限度に関する内容を公式SNSアカウントに投稿しました。
 
 冬に向けてスタッドレスタイヤの状態を確認するよう周知しています。

走行距離「10万キロ」超えた“クルマ”何が“ダメ”? 「過走行車」で注意したいポイントとは

 JAFはX(旧Twitter)などを通して、ユーザーに向けて様々な周知を行っていますが、今回は以下のような内容を投稿しています。

「スタッドレスタイヤの使用限度に注意

冬に向けてタイヤの交換を検討する時期になりました
タイヤの溝の深さが新品の状態から50%未満になると凍結路での性能が低下して冬用タイヤとして使用できません
交換前にタイヤの溝をチェックしましょう」

 冬が近づくにつれて、夏タイヤ(サマータイヤ)からスタッドレスタイヤに交換する人が増えてくるなか、スタッドレスタイヤの使用限度や正しい保管方法について案内しています。

 JAFによると、スタッドレスタイヤの溝の深さが、新品の状態から50%未満になると積雪路・凍結路での性能が低下するため、冬用タイヤとして使えなくなるといいます。

 タイヤには、この使用限界が分かるように「プラットホーム」が設けられています。これを確認して摩耗の状況を把握することが大切だといいます。

 具体的には、タイヤ側面にある上向き矢印「↑」の示す溝がなくなり、地面に触れる状態となっていたら、冬タイヤとして限界を迎えている状態です。夏タイヤの使用限界である、残り溝1.6mmを示す「スリップサイン」とは異なります。

 また、スタッドレスタイヤは溝の状態だけではなく、経年劣化にも注意が必要です。

 これは積雪路面をつかむように軟らかいゴムが使用されていますが、劣化すると硬くなってしまい、溝があっても効果を発揮しないことがあります。

 通常であれば、新品から3シーズンから5シーズンは使用できるといわれていますが、運転方法や保管状況によっても異なります。

 劣化・摩耗させない走り方としては、雪のない乾燥路で急発進や急ブレーキを避けるとともに、カーブでも無理のない丁寧な運転が大切だといいます。

 シーズンオフ時の保管時も、融雪剤などの異物や汚れを落とすとともに、直射日光の当たらない風通しの良い場所で平積みすることが良いとされています。

※ ※ ※

 なお、久し振りにスタッドレスタイヤを使う際は、空気圧に注意が必要です。

 タイヤを長持ちさせるために空気圧を半分程度に下げるという保管方法があることに加え、ホイール付きのタイヤは保管中に自然と空気圧が抜けていくため、履き替え直後は空気圧が不足しています。

 そのままの状態で走行するとタイヤのたわみ現象が発生して過熱してしまい、バースト(破裂)する危険性があるほか、必要以上に接地面積が増加するため燃費も悪化します。

 履き替え時はタイヤの溝の状態だけでなく、空気圧も含めて一度販売店や整備工場などに点検を依頼すると良いでしょう。

関連タグ

こんな記事も読まれています

愛車を新調したので「愛犬の愛車」も新調! ワンコも納得のクルマに合わせた「ペットカート」の選び方とは
愛車を新調したので「愛犬の愛車」も新調! ワンコも納得のクルマに合わせた「ペットカート」の選び方とは
WEB CARTOP
対象者は「ご当地キャラクター」 ホンダが一風変わった試乗会開催 新型Nボックス
対象者は「ご当地キャラクター」 ホンダが一風変わった試乗会開催 新型Nボックス
AUTOCAR JAPAN
野尻智紀、F1ドライブに「緊張を忘れるくらい、すごく興奮した」スーパーフォーミュラの”近さ”も実感|ホンダ・レーシング・サンクスデー2023
野尻智紀、F1ドライブに「緊張を忘れるくらい、すごく興奮した」スーパーフォーミュラの”近さ”も実感|ホンダ・レーシング・サンクスデー2023
motorsport.com 日本版
トヨタ新型「ランドクルーザー70」リアシートの快適性はどう? タフなクロカン4WDでも気になる後席の居住性! 座り心地を検証
トヨタ新型「ランドクルーザー70」リアシートの快適性はどう? タフなクロカン4WDでも気になる後席の居住性! 座り心地を検証
VAGUE
斬新過ぎる! マツダ「ロードスターSUV」 現る! ゴツタイヤ履いた謎の個体が凄い…!
斬新過ぎる! マツダ「ロードスターSUV」 現る! ゴツタイヤ履いた謎の個体が凄い…!
くるまのニュース
驚異のルーキーシーズンを過ごしたピアストリ。マクラーレン代表は「学習の早さと冷静さ」に感銘
驚異のルーキーシーズンを過ごしたピアストリ。マクラーレン代表は「学習の早さと冷静さ」に感銘
motorsport.com 日本版
2023年も未勝利に終わったハミルトン。“8月以降マシン開発をしていない”レッドブルF1の優位性を懸念
2023年も未勝利に終わったハミルトン。“8月以降マシン開発をしていない”レッドブルF1の優位性を懸念
AUTOSPORT web
チェーン店の「キャベツ」ラーメンの味を即席麺で再現!? キャンプツーリングで作る簡単アレンジレシピ
チェーン店の「キャベツ」ラーメンの味を即席麺で再現!? キャンプツーリングで作る簡単アレンジレシピ
バイクのニュース
【首都高情報】首都高速が2023年12月の渋滞予想カレンダーを発表。年の暮れは渋滞が特に多くなる!
【首都高情報】首都高速が2023年12月の渋滞予想カレンダーを発表。年の暮れは渋滞が特に多くなる!
Webモーターマガジン
BYD「シール」&「ドルフィン」がEuro NCAP安全性能テストで5つ星を獲得
BYD「シール」&「ドルフィン」がEuro NCAP安全性能テストで5つ星を獲得
THE EV TIMES
[Pro Shop インストール・レビュー]日産 スカイライン by ウェイブ トゥ ポート 前編…スタジオモニター再現
[Pro Shop インストール・レビュー]日産 スカイライン by ウェイブ トゥ ポート 前編…スタジオモニター再現
レスポンス
情報収集なくしていまのクルマは走れない! じっくり見るとセンサーだらけだった
情報収集なくしていまのクルマは走れない! じっくり見るとセンサーだらけだった
WEB CARTOP
ウイリアムズF1がサージェントとの2024年契約を発表。来季20人のドライバーラインアップは今季と同一に
ウイリアムズF1がサージェントとの2024年契約を発表。来季20人のドライバーラインアップは今季と同一に
AUTOSPORT web
ホンダが「新型プレリュード」を初公開! 伝統の「デートカー」22年ぶりの復活に衝撃走る! 栄華を誇った「スペシャリティクーペ」の軌跡とは
ホンダが「新型プレリュード」を初公開! 伝統の「デートカー」22年ぶりの復活に衝撃走る! 栄華を誇った「スペシャリティクーペ」の軌跡とは
くるまのニュース
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】 軽自動車とは本来こういうモノ!を示したツインの魅力
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】 軽自動車とは本来こういうモノ!を示したツインの魅力
ベストカーWeb
スバル初代「レオーネ」とともに人生の大半を!「レガシィ」を所有してもハードドップのカッコよさには敵いませんでした
スバル初代「レオーネ」とともに人生の大半を!「レガシィ」を所有してもハードドップのカッコよさには敵いませんでした
Auto Messe Web
冬用タイヤ規制が発令! 走れるタイヤはドコを見ればわかる?
冬用タイヤ規制が発令! 走れるタイヤはドコを見ればわかる?
WEB CARTOP
『NISMO FESTIVAL 2023』開幕! メインステージのトークショーも復活。3号車Niterraの千代勝正「記憶に残る戦いができた」
『NISMO FESTIVAL 2023』開幕! メインステージのトークショーも復活。3号車Niterraの千代勝正「記憶に残る戦いができた」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

7件
  • こっちは下手に普段降らない地域だから
    ノーマルタイヤで亀になるアホが続出する
  • >使用限度がある?

    ないと思う人がいるのかね?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?

あなたの愛車いまいくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで! 登録してお得なクーポンを獲得しよう
マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

あなたにおすすめのサービス

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車いまいくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村