現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ホンダ三部社長「脱エンジン」宣言を“封印”、EV戦略修正でHEVをけん引役に[新聞ウォッチ]

ここから本文です

ホンダ三部社長「脱エンジン」宣言を“封印”、EV戦略修正でHEVをけん引役に[新聞ウォッチ]

掲載 89
ホンダ三部社長「脱エンジン」宣言を“封印”、EV戦略修正でHEVをけん引役に[新聞ウォッチ]

2021年4月新社長に就任早々、「脱エンジン」を宣言して同業他社をはじめ、世間をあっと驚かせたホンダの三部敏宏社長だったが、電気自動車(EV)を取り巻く急激な環境の変化には逆らえず、しばらくの間、その宣言を“封印” せざるを得なくなったようだ。

ホンダの三部社長が「2025 ビジネスアップデート」の説明会で、EVの戦略を見直すと発表したもので、トランプ政権下の米国で環境規制が大幅に緩和されつつあることや、世界でEV市場の成長が鈍化していることを踏まえての修正とみられる。

昔ほど“馬力アップ”しない? それでも交換する価値がある理由~カスタムHOW TO~

具体的には2030年度までにEVや ソフトウェアの開発などに10兆円を投じる計画だったが、7兆円に減額。EV関連の投資を先延ばしする方針という。

このため、2030年時点での新車販売に占めるEVの比率を30%に高める計画を定めていたが、今回のEV戦略の修正によって20%(70万~75万台)程度にとどまる見通しだ。

また、2030年までの世界販売台数として「360万台」は維持するものの、足元ではハイブリッド車(HEV)の販売が好調なことから2027年から4年間で13モデルを投入するなどのラインナップを強化し、2030年には今の倍以上の220万台に増やす計画という。

きょうの各紙も「ホンダ、EV投資3割減、普及遅れ・米関税にらみ」(毎日)などのタイトルで報じているが、このうち、読売は総合面のほかに経済面にも「ホンダEVブレーキ、投資3兆円減へ、米関税・中国勢攻勢、市場見極め」などと衝撃的な見出しで関連記事を掲載。「今後数年は好調なハイブリッド車をけん引役に据える構えだが、米国の関税措置に加えて中国勢の攻勢が東南アジアにも拡大しており、経営環境は一段と厳しくなっている」とも伝えている。

2025年5月21日付

●車認証互換米へ提案「非関税障壁」見直し策、赤沢氏、23日渡米(読売・1面)

●ホンダEV投資縮小、10兆円→7兆円、米政権消極姿勢で(読売・2面)

●小泉進次郎氏が日産社長と面会(読売・2面)

●日鉄投資2兆円に増額案、ロイター報道、買収承認の場合、新工場も米側へアピール (朝日・9面)

●米でスバル値上げ報道(毎日・6面)

●外国免許切替制度に穴、新東名逆走ペルー人を逮捕、在留カードなくても受験可能、知識確認は簡易な○×式10問(産経・23面)

●トヨタ、米EV車種倍増へ、新型公開、性能高め巻き返し (日経・13面)

●日産、物言う株主提案に反対 (日経・13面)

●ジェイテクト株全て売却、デンソー豊田織機株の一部も(日経・16面)

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

三菱自動車、米輸出の『アウトランダー』など販売価格を値上げへ[新聞ウォッチ]
三菱自動車、米輸出の『アウトランダー』など販売価格を値上げへ[新聞ウォッチ]
レスポンス
日米首脳会談、自動車の追加関税見直しも“空振り” 交渉は長期戦へ[新聞ウォッチ]
日米首脳会談、自動車の追加関税見直しも“空振り” 交渉は長期戦へ[新聞ウォッチ]
レスポンス
仏ルノー・デメオCEOが退任、異業種の高級ブランドトップに “華麗なる転身”[新聞ウォッチ]
仏ルノー・デメオCEOが退任、異業種の高級ブランドトップに “華麗なる転身”[新聞ウォッチ]
レスポンス
トヨタの株主総会1時間47分で終了、豊田織機の非公開化に言及なし[新聞ウォッチ]
トヨタの株主総会1時間47分で終了、豊田織機の非公開化に言及なし[新聞ウォッチ]
レスポンス
日本製鉄のUSスチール買収承認、トランプ政権「黄金株」で拒否権、工場閉鎖など介入も[新聞ウォッチ]
日本製鉄のUSスチール買収承認、トランプ政権「黄金株」で拒否権、工場閉鎖など介入も[新聞ウォッチ]
レスポンス
新社長のもとで復活を図る日産! 次に出る車種は公表されども具体的な復活戦略が見えない不安
新社長のもとで復活を図る日産! 次に出る車種は公表されども具体的な復活戦略が見えない不安
WEB CARTOP
8/20申込締切 岐路に立つドイツ自動車産業の行方
8/20申込締切 岐路に立つドイツ自動車産業の行方
レスポンス
石破首相に知ってほしい!「日本で売って大爆死」したUSホンダ車 ユーザー目線は超大事です
石破首相に知ってほしい!「日本で売って大爆死」したUSホンダ車 ユーザー目線は超大事です
乗りものニュース
かっけぇクルマが勢ぞろい!? アメリカ車がいまアツすぎる件
かっけぇクルマが勢ぞろい!? アメリカ車がいまアツすぎる件
ベストカーWeb
独裁者VSサラリーマン社長――自動車会社に「民主主義」は必要か? トヨタと日産の「決定速度」が分けた明暗、海外Z世代52%が「強リーダー」を望む時代とは
独裁者VSサラリーマン社長――自動車会社に「民主主義」は必要か? トヨタと日産の「決定速度」が分けた明暗、海外Z世代52%が「強リーダー」を望む時代とは
Merkmal
BMWの代表的スポーツセダンのEV化に「本気度が伝わってくる」「ベストオブEVでは」など期待の声
BMWの代表的スポーツセダンのEV化に「本気度が伝わってくる」「ベストオブEVでは」など期待の声
レスポンス
「ランエボは復活しますか?」三菱自動車株主総会で今年も質疑応答、加藤社長「現時点で発売計画はありません……が」と回答
「ランエボは復活しますか?」三菱自動車株主総会で今年も質疑応答、加藤社長「現時点で発売計画はありません……が」と回答
ベストカーWeb
「ブルドッグの再来」か、ホンダの小型『スーパーEV』に熱視線!
「ブルドッグの再来」か、ホンダの小型『スーパーEV』に熱視線!
レスポンス
ホンダが初代『NSX』のレストアサービス発表! 純正互換部品の世界展開も
ホンダが初代『NSX』のレストアサービス発表! 純正互換部品の世界展開も
レスポンス
【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定『レべル4自動運転』制度・技術・実装の今とこれから(vol.3実装編)自動運転の社会実装を先導「BOLDLYが拓く交通の次世代モデル」
【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定『レべル4自動運転』制度・技術・実装の今とこれから(vol.3実装編)自動運転の社会実装を先導「BOLDLYが拓く交通の次世代モデル」
レスポンス
7/30申込締切 次世代EVへの搭載が期待されるインホイールモータの現在地と今後~EV巻き返しの一手と成り得るか~
7/30申込締切 次世代EVへの搭載が期待されるインホイールモータの現在地と今後~EV巻き返しの一手と成り得るか~
レスポンス
レーシングカート事業撤退へ、ヤマハが2027年末で終了
レーシングカート事業撤退へ、ヤマハが2027年末で終了
レスポンス
アウディ 2033年のエンジン車廃止を撤回 「柔軟性」求めて開発継続
アウディ 2033年のエンジン車廃止を撤回 「柔軟性」求めて開発継続
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

89件
  • toy********
    大いに結構。
    わざわざ先行きの怪しい道に、一回舵を切ったからといむて無理に進む必要はない。
    一貫性がないと揶揄する者もいるが、そんな事で会社経営など成り立たない。しかもこんな大企業が、だ。

    どこかの潰れかけのメーカーみたいに引き返したくても引き返しようが無くなってから右往左往するより遥かにマシ。ココが経営者としての差だろう。
    俺はホンダの英断を支持する。
  • MMC FAN
    柔軟に対応できるならそれで良いでしょう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村