次世代のフロントマスクになった新型「ベルランゴ」
2023年末に、本国フランスでマイナーチェンジモデルが発表されたシトロエン「ベルランゴ」。フロントマスクを大幅に刷新したその新型が、まもなく日本に上陸する模様です。
【画像】「えっ!…」これが次世代のフロントマスクを採用したシトロエンの新型「ベルランゴ」です(25枚)
「ベルランゴ」は1996年7月に初代モデルが誕生したMPVで、日本でも人気のルノー「カングー」より早くデビューを飾っています。
2008年のフルモデルチェンジで2代目に、2018年には現行モデルとなる3代目へと進化。現行モデルが日本に上陸したのは2019年10月で、初期上陸分はあっという間にオーダーストップとなるほどの人気を獲得しました。
そして2023年には、3列シートを備えた7人乗り仕様「ベルランゴ ロング」を日本に導入。今では日本におけるシトロエンの販売台数で約半数を占めるベストセラーとなっています。
プジョー「リフター」やフィアット「ドブロ」、欧州市場のみで展開されているオペル「コンボ」やトヨタ「プロエースシティ」などと兄弟車の関係にある「ベルランゴ」。
2024年8月には「リフター」のマイナーチェンジモデルが日本上陸を果たしていることから、新型「ベルランゴ」もまもなく日本で発表されるのではないかとウワサされています。
新型「ベルランゴ」は、シトロエンの次世代のデザイン言語を導入。それに伴い、フロントマスクのデザインが刷新されました。
楕円形の新しいシトロエンロゴがあしらわれており、その両サイドには、新ロゴと両端のヘッドライトをつなぐ黒いバンドが水平にあしらわれています。
加えて、ヘッドライトもより大きく、より複雑な形状となりました。これは、3セグメントライトシグネチャーと呼ばれるもので、力強さとイマドキ感を表現する形状です。
また、フロントバンパーのデザインも変更。両サイドには従来モデルと同様、黒い樹脂パーツが配されており、タフなイメージを演出しています。
対するインテリアは、10インチの高解像度タッチ式ディスプレイの採用が目を惹きます。ステアリングも下側が平らな新形状となり、ステアリング中央には新しいロゴが鎮座しています。
加えてフロントシートには、シトロエン独自の構造“Advanced Comfort”を採用。高品質のウレタンフォームとサイドサポートが快適性を高めると、シトロエンはアナウンスしています。
そんな新型「ベルランゴ」の乗用車モデルは、ヨーロッパでは電気自動車版である「E-ベルランゴ」のみの展開となっています。しかし、欧州以外の市場には、エンジン搭載モデルもラインナップされています。
日本仕様の現行「ベルランゴ」は、最高出力130ps、最大トルク300Nmを発生する1.5リッターの直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載していますが、新型がどのようなパワートレインとなるのか興味深いところです。
ちなみに、先にマイナーチェンジモデルが上陸した「リフター」のそれは、従来モデルと同じ1.5リッターディーゼルターボ+8速ATの組み合わせ。そのため、新型「ベルランゴ」も従来の構成になりそうです。
なお、新型「ベルランゴ」も引き続き、2列シート仕様に加え、3列シートを備えた7人乗りの「ベルランゴ ロング」が設定されることでしょう。
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