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超お手軽なのにUS感全開! 「ノーズブラ」&「バグガード」を装着した日本車のイケメンっぷり【34th MOONEYES Street Car Nationals】

アメリカンカスタムの祭典「ストリートカーナショナルズ」には「ノーズブラ」勢力も健在

 2022年5月15日(日)、3年ぶりにお台場で開催された「ストリートカーナショナルズ」(略してSCN)。アメリカのカスタムカルチャーを発信する「ムーンアイズ(MOONEYES)」が、1987年から開催している国内最大級のカスタムカーショーだ。エントリー台数1200台の会場から、いまでは知る人も少なくなった「ノーズブラ」でアメリカンにスタイルアップしていた国産車たちを紹介しよう。

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ノーズブラの起源はポルシェの実験車カモフラージュ

 かつてカリフォルニア流カスタムの定番アイテムだった「ノーズブラ」。英語でもそのまま「nose bra」で、ほかに「フードブラ」とか「ボンネットブラ」とも呼ばれるがクルマのフロントマスクを覆うビニールや合成皮革、あるいは本革の布地のことで、ほとんどの場合、色はブラックだ。

 ノーズブラの始まりとされているのはカリフォルニア州にあったクルマの内装ショップ「コルガン・カスタム」で、当時の社長ビル・コルガンはこう回顧している。

「1960年のある日、ロッキード社のエンジニアたちがボロボロの布切れを持ってきました。“こりゃ一体なんだ? ゴジラの貞操帯か?”と言ったら、“これはポルシェの工場で新型車のロードテストに使っている保護カバーで、非公式に貸してくれたものです”という答えが返ってきました。彼らの依頼に応じてドイツ製のカバーをデザインを一新し、何週間もロードテストして、12枚のカバーを完成させました」

「それから10年後、ポルシェ仲間からの依頼で911シリーズ用のカバーを作ることになり、356用のデザインをアップグレードしました。ドイツ語で「Steinschlagschutzshulle」(石の打撃から守るカバー)と書いたカバーを雑誌の広告に出して、略して「ブラ」と名づけたんです。はじめの数年はポルシェ用のカバーしか作っていませんでしたが、1975年ごろから、ほかのクルマのオーナーにも興味を持たれるようになりました」

 それからカリフォルニアを中心に80~90年代にカスタムアイテムとした大流行した「ノーズブラ」。メーカーが純正オプションとして用意することもあり、たとえばマツダはFC3S型RX-7に「フロントマスク」の名でラインアップしていた。

デザイン多彩なノーズブラ、ただし着けっぱなしはNG

 カモフラージュ用として生まれて、飛び石からのガードを目的としたアクセサリーとして流行したノーズブラ。日本ではいまや見ることも少なくなったが、アメリカではさまざまなクルマ用にリリースされていて、価格はそれほど高くなく、手軽に愛車の雰囲気をアメリカ化することができる。自作することも可能だ。

 ただし、ずっと装着しているとノーズブラがボディに張りついたり、隙間の汚れが塗装を侵食したり、あるいは日焼け跡になることもあるので、1年中ずっと装着するのはお勧めできない。ここぞというときのドレスアップと考えたほうがいいだろう。

 SCN会場でひときわ目立っていた1986年式ホンダ・シティカブリオレは、フロント全体を覆うノーズブラでUSDM(北米仕様)カスタム。もちろん、なるべくシワなくピッタリと装着するのがオシャレの基本となる。

昔は日本のパトカーにもあった「バグガード」、アメリカでは健在

 また、フロントフェイス全体を覆わないで、ボンネットの前端だけのタイプのノーズブラも一般的だ。アメリカでは「スポーツ」タイプとも呼ばれる。飛び石などからのガード云々よりもドレスアップ色が強くなる一方、小さな虫がフロントウインドウにぶつかるのを緩和するための「でっぱり」が付いていることが多い。

 日本ではかつて、パトカーのボンネットに不細工なアクリル製の「バグガード」が付いていたことがあったが、現在ではすっかり見かけなくなってしまった。だが国土が広大でアウトドアの比率も高いアメリカでは、現在も各種のバグガードが販売されている。これも「アメリカ度」とグッと高めてくれるアイテムだ。

 SCN会場で多く見かけたのが、北米で純正アクセサリーとして販売されているバグガードを装着したスバル車やホンダ車だ。懐かしのノーズブラとは違って最新モデルにふさわしいモダンなデザインとなっているのが特徴。こちらならリスクは少ないお手軽アイテムなので、最新の国産車に乗っている人も、北米法人でバグガードが販売されているかチェックしてみるといいだろう。

 画像ギャラリーに、今年のSCNで見かけたノーズブラとバグガードを装着した国産車の写真をアップしておいたので、そちらもじっくり観察して参考にしていただければ幸いだ。

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