メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリは、F1デビュー前となる昨年のイタリアGP、FP1でのクラッシュで”保守的すぎる”状態になっていたものの、前戦カナダGPの3位表彰台獲得で慎重なアプローチから脱することができると考えている。
チームのトト・ウルフ代表は、アントネッリにとって初のF1公式セッションとなった昨年イタリアGPでの大クラッシュの責任を感じており、アントネッリのホームグランプリでデビューさせるのは、最良の判断ではなかったと認めている。
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アントネッリは走行開始から10分、最終コーナーのアルボレート(旧パラボリカ)で大クラッシュを喫してしまい、フェラーリに移籍するルイス・ハミルトンの後任として適任なのか疑問視される結果となった。
しかしメルセデスとウルフ代表はアントネッリを信頼し続け、ドライバーに起用することを決定。ルーキーらしいミスも当然いくつかあったが、アントネッリはそれを踏まえても素晴らしいパフォーマンスを見せている。
マイアミGPのスプリント予選でポールを獲得したのは、アントネッリのF1キャリア最初のピークだったが、前戦カナダGPでは見事に3位を獲得。チームの信頼に応えて結果を残した。
「カナダは僕にとって本当に重要なレースだったと思う」
「大きな安堵感があっただけでなく、シーズン中に何度か表彰台に近づいた瞬間があったから、(結果に残すのが)重要だったんだ」
「例えば初戦のオーストリアGPでは信じられないほど表彰台に近かった(4位)し、マイアミでもスプリント予選でポールポジションを獲得し、予選では3番手だった。確かに、当時はポディウムに立つことが目標だったけど惜しくも届かず、カナダでついにその目標を達成できた」
「この結果で、ドライバーとしてよりリラックスしてドライブできるようになるだろう。正直に言うと、これまでのレースでは、時々緊張しすぎてしまったり、特にフリー走行では保守的になりすぎたりしていたからね」
「この結果を達成した今こそ、一歩前進し、さらに成長する時だと思う。特にフリー走行でのアプローチを改善したい。もう少しグリップを探ってみようと思う。いつも多くの疑問点が残ったまま予選に臨み、過剰に探りすぎたり、学びすぎたりしているからだ」
「予選では本当に時間がない。そのタイヤでは1周アタックして終わりだからね。だから僕はその面で一歩前進するべき時がきた。週末が楽しみだ」
ウルフ代表は、アントネッリにモンツァでのクラッシュから早く立ち直って欲しいと考えていたが、彼はその後ずっとそのことが頭から離れなかったという。
「カナダでもまだ少し保守的すぎたと思う、特にフリー走行ではね」
「フリー走行の傾向を見れば、僕はいつもセッションの後半に遅れてタイムを出していた。それは単にその位置まで到達するのに多くの周回が必要だったからなんだ」
「明らかに、モンツァでの出来事の後、僕は過剰に修正してしまったと感じている。でもこうした結果が、前進する手助けになると思う。現在のF1は極めて競争が激しく、特に予選ではギャップが非常に僅差だ。わずか0.1秒の差でも不利な立場に立たされる」
「だから常に最高の状態を維持することが非常に重要だ。だからこそ多くの疑問符を抱えたまま、グリップの程度に適切な自信がないまま、予選に臨む状況は避けなくてはいけない」
「特にフリー走行では、モンツァに近い状態に戻す必要があるんだ」
オーストリアGPでは、金曜フリー走行で2セッションとも11番手となったアントネッリ。いずれもチームメイトのジョージ・ラッセルよりも良くない結果だったが、重要なのはその内容。アントネッリが前進することはできたのだろうか。
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