2019年11月に開幕したフォーミュラEの2019-2020シーズン。新型コロナウイルスの影響で5イベントを開催した時点で中断されていたが、8月5日からドイツ・ベルリンのテンペルホーフ空港でシーズン再開を迎えた。
レースは予選から決勝レースを通じてDSテチータのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタが完璧な展開を見せ、チャンピオンシップ争いのリードを広げた。
■「本物のドライバーが乗ったマリオカート」メルセデスF1代表のFE評
予選ではフロントロウをDSテチータが独占。ダ・コスタがポールポジション、ジャン-エリック・ベルニュが2番手スタートだ。
レースが始まると、DSテチータの両名が好スタート。一方で3番手スタートのアンドレ・ロッテラー(ポルシェ)はターン1にかけてセバスチャン・ブエミ(日産・e.ダムス)に対しディフェンスを余儀なくされ彼らを逃すことになり、1周目から2秒の差をつけられてしまった。
9周目にはロビン・フラインス(ヴァージン)がマキシミリアン・ギュンター(BMW)をターン2でパスしようとした際、アウト側のウォールに衝突してしまい、セーフティカーが出動した。
なおフラインスはサスペンションに負ったダメージにより、最終的にリタイアとなった。
そしてリスタート後には、DSテチータの2台が再び抜け出していった。ロッテラーはなんとか彼らに食らいついていくが、アタックモードの起動ゾーンを通ることができなかった。
ロッテラーはアタックモードを起動しようとラインを外したことで、先頭との差が広がってしまい、DSテチータの2台はワンツー体制を築いたように見えた。
レースも終盤が近い残り15分、2番手でダ・コスタを追うベルニュは彼を追い抜くためにアタックモードを使用することを選択。しかしフェリペ・マッサ(ベンチュリ)がターン6でクラッシュを喫したことで発せられたフルコースイエロー(FCY)によって、そのチャンスは無駄になってしまった。
レースが再開されると、ベルニュは急激にペースダウン。それによってダ・コスタが独走体制となり、ファステストラップも記録し、そのままトップチェッカーとなった。
表彰台争いでは中盤にニック・デ・フリーズ(メルセデス)がポジションを2番手に上げていたが、ロッテラーとサム・バード(ヴァージン)が追撃。終盤にロッテラーがバードを追い抜いて2位となり、バードは3位に続いた。
優勝したダ・コスタはボーナスポイントも加えて30ポイントを獲得。ランキング2番手のミッチ・エバンス(ジャガー)に対し41ポイント差と、リードを大きく広げた。
なおフォーミュラEの今季の残る5レースも全てテンペルホーフ空港で行なわれる予定で、6日にはテンペルホーフ空港での2戦目が連戦で行なわれる。
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