大人数で乗れることやユーティリティの高さが人気のミニバン。アルファードなどのLLサイズや、ステップワゴンなどのMサイズなど、人も荷物もたくさん積めて快適に移動できるカテゴリーで、各メーカーがしのぎを削る激戦区でもある。ではそんなミニバンの人気トレンドを探ってみよう。
まずはLLサイズ。アルファード(トヨタ)、ヴェルファイア(トヨタ)、エルグランド(日産)がラインナップされる。ここでの人気はアルファードとヴェルファイア(以下アル・ヴェル)が圧倒的で、2018年6月から11月までの平均月間登録台数はエルグランドが549台なのに対して、アル・ヴェルの合計は8680台と10倍以上もの大差となっている。
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ただし、アル・ヴェルでも人気は大きく変化している。かつてはヴェルファイアのほうが人気が高かったのだが、2017年12月のマイナーチェンジ以降、アルファードが優位に逆転したのだ。これはアルファードの外観が押し出しの強いアグレッシブなスタイルになったことが影響していると言っても過言ではなく、やはりクルマ選びは外観がとても重要だということを実感させられる。
次にMクラスを見てみよう。ハイブリッド車のe-POWERの登場で人気が上昇したセレナが月平均7850台と、ヴォクシーを抜き去ってトップとなっている。これはステップワゴン全体の4276台のほぼ2倍。Mクラス2番手のヴォクシー(7312台)を僅差で上回る。セレナの人気は、やはりハイブリッド車の追加が大きなターニングポイントとなっている。
また、ヴォクシー、ノア、エスクァイアの兄弟車の合計で見ると、月平均1万5280台と、トヨタ系Mサイズの人気の強さを垣間見ることもできる。このように見てみると、外観のリニューアルやパワートレーンの変更や追加で人気車が変わることは珍しくない。今後もニューモデルの登場には注目しておきたいところだ。
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