現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > えぇ!! 電気だけじゃないの!? [BYD]の進化がとんでもない件

ここから本文です

えぇ!! 電気だけじゃないの!? [BYD]の進化がとんでもない件

掲載 64
えぇ!! 電気だけじゃないの!? [BYD]の進化がとんでもない件

 2023年から本格的に日本の乗用車マーケットに参入してきた中国メーカーBYD。既に日本市場では3つの乗用車モデルを展開しているが、それらは全てBEVのパワーユニットだ。そんな背景からBYDはBEV専門と思っているかもしれないが、実はそうではない。今回はBEV以外のBYDについて紹介していこう。

文:西川 昇吾/写真:ベストカーWeb編集部

えぇ!! 電気だけじゃないの!? [BYD]の進化がとんでもない件

■元々はバッテリーメーカー!? 1995年からスタート!!

現在急成長を見せるBYD。今後の自動車業界に衝撃を与えるかも

 まず簡単にBYDの生い立ちから見てみよう。BYDは1995年にバッテリーメーカーとして創業した。

 2005年には日本法人としてBYDジャパンが立ち上がり、主に携帯電話用のバッテリーを中心に、日本での初期の事業を拡大してきた。

 そんなBYDが自動車メーカーとしてスタートを切ったのは2003年のことだ。中国国営の自動車メーカーを買収し、自動車事業を開始したのだ。

 もちろん、このころはBEVを主体としたメーカーではなかった。エンジンで動くクルマを展開していた訳だが、搭載していたエンジンだって三菱などを始め、他国の自動車メーカーから購入してきて搭載していることもあった。



記事リンク















前の記事





新車363万円の[中国EV]がさらに安く!? メリットだらけの[ブレードバッテリー]その正体とは















次の記事





[BYD SEAL]侮れないぞ!? 室内もデザインも完成度が高すぎるんだが!?















■世界初!? 量産プラグインハイブリッド発売!!

元の技術力から既に今後の自動車事業の成功の片鱗をみせていた

 しかし、BYDが自動車メーカーとして一気に名を広げる最初の出来事が2008年に起こる。それは、世界で初めて量産型プラグインハイブリッド車を発売したことだ。

 そのモデルの名はF3DM。このモデルが爆発的なヒットをすることは無かったが、2008年と言えば日本ではまだプリウスが2代目の時代で、プラグインハイブリッドの一般向けへの登場は2011年まで待たなくてはいけない。

 日本よりも約3年も早くプラグインハイブリッドを市販化していたのだ。このF3DMは20kWのバッテリーを搭載し、バッテリーのみで60マイル(約96キロ)の航続距離を実現していた。

 BEVはモーターだけなので、制御やシステム的なハードルが低いが、エンジンと組み合わせるハイブリッド(プラグインハイブリッド含む)となると一気に難しくなる。

 それを2003年の自動車事業参入から、僅か5年あまりでプラグインハイブリッド量産化にまで持っていく技術力をBYDは持っているのだ。



記事リンク















前の記事





新車363万円の[中国EV]がさらに安く!? メリットだらけの[ブレードバッテリー]その正体とは















次の記事





[BYD SEAL]侮れないぞ!? 室内もデザインも完成度が高すぎるんだが!?















■止まらない進化!! 様々な事業を展開

事業の1つである電気バス。ついにバスまでもがEV化の時代だ

 BYDは乗用車だけでなく、バスやフォークリフトなどの働くクルマも生産しているが、クルマとは違ったモビリティにも参入している。それがモノレールだ。

 中国では10近くの路線を運航し、ブラジルでも導入計画が動きだしているほどだ。また、ITエレクトロニクスや、新エネルギーなどの事業も手掛けている。

 プラグインハイブリッドに話を戻すと、既に第5世代となるシステムにまで進化している。

 このシステムはエンジンの熱効率が46.06%とされていて、100キロを僅か2.9Lのガソリンで走るという。そして航続距離はなんと2100キロとアナウンスされている。

 先日のSEALの日本発表会では、プラグインハイブリッドモデルの日本導入も検討しているという旨が語られた。

 日本と言う試乗ではまだBEVモデルへの抵抗感は強いが、プラグインハイブリッドならば受け入れやすいという雰囲気もあるのだろう。

 もし、この高性能なプラグインハイブリッドが導入されたら、脅威的な存在となるかもしれない。

【画像ギャラリー】これは数年後来るぞ…BYDがもう最先端を走っちゃってない!?(16枚)

投稿 えぇ!! 電気だけじゃないの!? [BYD]の進化がとんでもない件 は 自動車情報誌「ベストカー」 に最初に表示されました。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

もっとアウトドアに最適に! 三菱 デリカD:5がベースのキャンパー
もっとアウトドアに最適に! 三菱 デリカD:5がベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
なぜ運送業界で「ドライバー不足」が続いているのか? 自動運転が進んでもこの問題が解決しない本当の理由
なぜ運送業界で「ドライバー不足」が続いているのか? 自動運転が進んでもこの問題が解決しない本当の理由
Merkmal
復活したオデッセイが地味すぎる…なぜ名門だったのに凋落してしまったのか?
復活したオデッセイが地味すぎる…なぜ名門だったのに凋落してしまったのか?
ベストカーWeb
アストンマーティン育成ジャック・クロフォード、2025年もダムス・ルーカスオイルからFIA F2へ参戦
アストンマーティン育成ジャック・クロフォード、2025年もダムス・ルーカスオイルからFIA F2へ参戦
AUTOSPORT web
誰も知らない日本車! パッソ/ブーンの7人乗り! [ルミナス/セッテ]はなぜフリードになれなかったのか?
誰も知らない日本車! パッソ/ブーンの7人乗り! [ルミナス/セッテ]はなぜフリードになれなかったのか?
ベストカーWeb
[新型パジェロ]のEV版!?  突如公開の新型車の正体が涙モノ
[新型パジェロ]のEV版!?  突如公開の新型車の正体が涙モノ
ベストカーWeb
タイトル候補のハート・オブ・レーシングがGTDプロ参戦終了を発表。2025年投入のヴァルキリーは1台
タイトル候補のハート・オブ・レーシングがGTDプロ参戦終了を発表。2025年投入のヴァルキリーは1台
AUTOSPORT web
黄色の矢印って進んでいいの!? 忘れがちな信号の意味
黄色の矢印って進んでいいの!? 忘れがちな信号の意味
ベストカーWeb
入ったら出られん!? イマイチ普及せず…周回型交差点[ラウンドアバウト]の長所と短所
入ったら出られん!? イマイチ普及せず…周回型交差点[ラウンドアバウト]の長所と短所
ベストカーWeb
100台のマイクロカーが大集合! ガンダム「サザビー仕様」に「山崎製パン仕様」も…個性的すぎるクルマが埼玉県川島町に集結しました【マイクロカー図鑑】
100台のマイクロカーが大集合! ガンダム「サザビー仕様」に「山崎製パン仕様」も…個性的すぎるクルマが埼玉県川島町に集結しました【マイクロカー図鑑】
Auto Messe Web
冤罪を主張する元アルピーヌF1代表「私は関与していない」。ピアストリと契約し損ねた古巣の失態を明かす
冤罪を主張する元アルピーヌF1代表「私は関与していない」。ピアストリと契約し損ねた古巣の失態を明かす
AUTOSPORT web
驚くほどの中毒性? ローバー・ミニ(Mk6・7) UK中古車ガイド 理屈抜きの楽しさ
驚くほどの中毒性? ローバー・ミニ(Mk6・7) UK中古車ガイド 理屈抜きの楽しさ
AUTOCAR JAPAN
駐車スペースをめぐって住民とコンサート客がもめるのは日常茶飯事! クルマをぶつけられて謝罪を求めたら「脅迫」といわれ…【みどり独乙通信】
駐車スペースをめぐって住民とコンサート客がもめるのは日常茶飯事! クルマをぶつけられて謝罪を求めたら「脅迫」といわれ…【みどり独乙通信】
Auto Messe Web
【試乗体験も!】すぐそこにあるテクノロジー Honda 0シリーズ搭載技術を公開
【試乗体験も!】すぐそこにあるテクノロジー Honda 0シリーズ搭載技術を公開
AUTOCAR JAPAN
“世界一タフ”な斬新「ゴツ顔SUV」がスゴイ! 全長“5.5m超”&泥棒に「電撃ビリビリ」機能あり! “画期的ギミック”満載の「ベンジェンス」とは?
“世界一タフ”な斬新「ゴツ顔SUV」がスゴイ! 全長“5.5m超”&泥棒に「電撃ビリビリ」機能あり! “画期的ギミック”満載の「ベンジェンス」とは?
くるまのニュース
マイケル・アンドレッティが第一線を退いた理由を語る。「数カ月間考え抜いた。バトンを渡す時が来た」
マイケル・アンドレッティが第一線を退いた理由を語る。「数カ月間考え抜いた。バトンを渡す時が来た」
AUTOSPORT web
ジープ、最高峰『ルビコン』の2ドアに初の2リッター直列4気筒直噴ターボ搭載の限定車を設定
ジープ、最高峰『ルビコン』の2ドアに初の2リッター直列4気筒直噴ターボ搭載の限定車を設定
AUTOSPORT web
中国格安ブランドのグローバル展開、背後にステランティスの支援 売上「共食い」懸念はないのか
中国格安ブランドのグローバル展開、背後にステランティスの支援 売上「共食い」懸念はないのか
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

64件
  • ********
    まだ日本撤退してないんだ
  • eqa********
    ホント、こんなクソみたいな記事、いつまで読まされ続けるのか。
    メーカー発表をそのまま書き写すって、ガキでも出来るわ。
    ホラ吹き文化が根付いた民族の国策会社が発表する数字と国産メーカーの公表値を同列に扱うな。
    信用可能の根拠を示せ。
    出来ないならジャーナリストを名乗るな
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村