■金運があがりそうなゴールドボディのフェラーリはいかが?
RMサザビーズのパリ・オークションが、2021年2月21日におこなわれた。全体の売り上げは940万7600ユーロ(邦貨換算約11億7600万円)。電話やインターネットを通じて参加した入札者は世界32か国に及び、コロナ渦におけるオンライン・オークションとしてはまずは成功といえるだろう。
7000万円超えの和製スーパーカー レクサス「LFA」 超ド派手カラーが実はあった!
参考までにトップ・セールスとなったのは、24万3750ユーロで(同3億1000万円)落札されたランボルギーニ「ミウラSV」で、すでにVAGUEでも詳しくレポートされているとおり、ミウラ人気はまだまだ健在なようだ。
そしてこのパリ・オークションで、RMサザビーズが用意したもうひとつのイベントが「ゴールド・コレクション」である。これはボディカラーがオリジナルでゴールドの車両だけを集めたもので、出品車はここで紹介するフェラーリの1974年式「365 GT4 BB」と1979年式「308GTS」のほかに、ポルシェの1972年式「911S 2.4タルガ」と、1977年式「911ターボカレラ」、そして1973年式のジェンセン「インターセプター」の5台である。仮にその全車を落札したとすれば、ガレージは素晴らしい光景に包まれるに違いない。
●1979 フェラーリ「308GTS」
1975年に「ディーノ246」の市場を受け継ぐために誕生したのが、フェラーリ「308」である。レオナルド・フィオラバンティを当時のチーフスタイリストとしていたピニンファリーナから提案されたボディデザインは、そのディテールにディーノの雰囲気を残しつつも、さらに大型化され、フェラーリのカスタマーを一瞬で魅了するほど魅力的なものだった。
出品された個体は「308GTS」で、ルーフの取り外しが可能となっている。取り外したルーフはシート後方に簡単に収納でき、オープンエアのドライブの楽しさをカスタマーに提供してくれた。
この時代、フェラーリといえば、やはりレッドが定番のボディカラーで、ほとんどのカスタマーは迷わずにレッドを選択したようだ。オロキアロメタリック(ゴールド)のエクステリアカラーにペレベージュ(ベージュ)のインテリアで仕上げられたモデルは極めて希少だ。
オークションに出品された個体がオリジナルの仕様であることは、2016年にフェラーリ・クラシケによって証明されている。
■「赤」以外のフェラーリが世界的に人気!
もう1台の「365 GT4 BB」もまた、オリジナルでボディカラーがオロキアロメタリック、インテリアはシャンパンカラーがメインとなっている。こちらもエクステリアとのコンビネーションは抜群だ。
参考までにRMサザビーズの調べによれば、367台が出荷された365 GT4 BBのなかで、オロキアロメタリックのボディカラーは、3台しか確認されていないという。
●1974 フェラーリ「365 GT4 BB」
車両のコンディションは、いずれのモデルも十分に魅力的なものだ。308GTSはフェラーリ・クラシケで整備を受けており、365 GT4 BBは2021年の初めに、3万ユーロ(邦貨換算約380万円)以上の費用をかけて包括的なサービスを受けている。
RMサザビーズの企画したゴールド・コレクションは、ボディカラーで落札車を選ぶという非常にユニークなオークションだった。
人とは異なる雰囲気のフェラーリ、あるいは目立たないスーパーカーに乗りたいカスタマーには、とても魅力的なモデル達といってよいだろう。注目の落札価格は、308GTSが12万750ユーロ(邦貨換算約1550万円)、365 GT4 BBは30万8750ユーロ(邦貨換算約3960万円)と、比較的高値で落札された。
参考までに、2020年7月に開催された「OPEN ROADS, NORTH AMERICA」に出品された、ボディカラーがレッドの1978年式308GTSの落札価格は、3万3000ドル(邦貨換算約350万円)。同じく2020年7月に開催された「OPEN ROADS, THE EUROPEAN SUMMER AUCTION」に出品されたボディカラーレッドの1974年式「365 GT4 BB」は26万9500ユーロ(邦貨換算約3450万円)であった。
レッドのボディ色ではないフェラーリは、どうやら世界的に注目を集めているようだ。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
併走するクルマへの目潰しでしかないのにナゼやる? 斜め後ろに「白色ライト」を点灯して走行するトラックは法令違反だった!!
アストンマーティン代表、ストロールへの裁定は厳しいと語る「しっかりと理解されないまま判定が下された」/F1第5戦
マツダ「新型“最上級”ステーションワゴン」!? まさかの「復活」に期待の声も! 次期「MAZDA6“ワゴン”」予想CGが「カッコイイ」と反響集まる
乗って納得の「ロープライス実力派」 ホンダWR-Vは背伸びしない、等身大のパートナー
もしや未来のレジェンドか!?!? 次世代電気自動車「Honda0(ゼロ)シリーズ」が衝撃 しかもほぼそのまま市販モデルになるってマジか
みんなのコメント
365BBが4,000万。F8や812買うより断然BBだな。