■新型ハイエースに期待も「現行型の超・長納期」が顕著に
2025年秋の「ジャパンモビリティショー2025」で、コンセプトモデルのお披露目が話題となった商用バン「ハイエース」。
低床化されたフロアやシームレスに移動が可能なキャビン、工夫された収納スペースなど、新型への期待を大きく膨らませてくれました。
【画像】超カッコいい! これがトヨタ新「“10人乗り”ハイエース」です! 画像を見る
ただ将来像を模索するコンセプトカーであるため、そのまま次期型になるものではないようですが、電動化を始め、より使い勝手に優れる新型を開発するために、様々なアイデア出しがされていることを感じさせてくれました。
現状、新型の情報はありませんが、ハイエースの開発と生産を担うトヨタ車体は、2025年6月に、将来の商用車の開発・生産を強化するため、いなべ工場を商用車専門工場とすることを発表。
同工場での上級ミニバン「アルファード/ヴェルファイア」の生産を、2027年末をめどに、トヨタ自動車の田原工場へと移管するとしています。
現行型ハイエースは2004年登場なので、既に22年目に突入したロングセラーモデル。新体制とともに、フルモデルチェンジを迎える可能性も高いのではと予測されます。
とはいえ、最新型となる通称「9型ハイエース」は、2026年2月2日に発売されたばかりです。
衝突被害軽減ブレーキの検知対象に自動二輪車(昼)を追加し、検知範囲も拡張。ロードサインアシストに対応のレーダークルーズコントロールが追加されるなど、先進の安全運転支援機能「トヨタセーフティセンス」の機能を大幅に向上。
さらに8インチディスプレイオーディオとカラーデジタルメーターパネル、パノラミックビューモニターなども全車標準とするなど、機能と快適性が向上されています。
早速、改良型ハイエースの納期を確認するべく、トヨタのホームページにある「工場出荷時期・納車時期の目処について」の情報を確認してみると、「詳しくは販売店にお問い合わせください」とのこと。
そこで関東にあるトヨタ販売店に問い合わせると、残念ながらワゴンとバンともに、まだ発売後1か月ほどでありながら、受注停止中とのこと。
その理由は、改良型が販売会社に割り当てられた販売台数に達してしまったため。恐らく全国各地の販売会社も同様の状況でしょう。
さらに昨年12月にオーダーしたものでさえ、ようやく3月に生産されることが判明。なんと今年に入ってからの契約分は、メーカーにオーダーすら入れられない状況なので、納期については全く予測できないようです。
長納期のなか、生産予定枠を確保できただけでももはや「ラッキー」な状況となっています。
ハイエースの人気仕様のひとつが、キャンピングカーです。こちらも供給不足が大きな問題となっています。
キャンピングカーには、主に架装するための専用車である「キャンパー特装車」が使われますが、昨年より厳しい供給状況が続いています。
ハイエースを得意とするキャンピングカービルダー トイファクトリーは2025年2月、公式サイトで契約者及び購入検討者向けに、ハイエースベース車の供給状況が市場全体で制限され、同社の確保できる台数が大幅に減少していることから、同社製作のキャンピングカーが、納期未定という状況が続いていることを明かしています。
同社に現状を問い合わせると、改良型が投入された今も、引き続き供給台数は限られている状況が続いており、現状の台数では、バックオーダーの解消だけでも、2年を要するのではないかとのこと。
現在、受注停止にはしていないものの、購入希望者には納期未定であることを了承してもらっているそうです。
同社では、フィアットの大型商用バン「デュカト」など、他モデルベース車のキャンピングカーの開発製造にも力を入れているものの、ハイエースへの想いも強いため、顧客に、なかなか新車を納車できない状況の心苦しさを語ってくれました。
もちろん、今後もハイエースのキャンピングカーに取り組んでいく姿勢は変わらないとのことなので、その点はご安心を。
今ハイエースが欲しい人は中古車を検討すべき状況にありますが、耐久性が高いハイエースは長く愛用できるだけでなく、リセールバリューも良いので、できれば新車が買いたいというのが購入検討者の本音だと思います。
まずは一日も早く購入者に新車が届く状況になることを願うばかりです。(大音安弘(自動車ライター))
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みんなのコメント
今日だけで3回見たぞ。
そろそろ消えてくれないかな