従来モデルまでの伝統のパッケージングを劇的刷新
北米スバルは「ニューヨーク国際オートショー2025」において新型「アウトバック」を発表しました。2025年に誕生30周年を迎えたロングセラーモデルは、どのような進化を遂げているのでしょうか?
【画像】「えっ!…」パッケージングを大胆刷新! これが北米で発表されたスバル新型「アウトバック」です(22枚)
先日、日本での発売がスタートしたばかりの新型「フォレスター」がスマッシュヒットを記録中のスバルですが、海の向こうの北米では新型「アウトバック」を発表しました。
「アウトバック」は1995年の初代誕生以来、ステーションワゴンとSUVの長所を融合したクロスオーバーSUVとして歴史を積み重ねてきたモデルであり、2025年には誕生30周年を迎えました。
どこまでも走り続けたくなるような安心感と快適性、レジャーギアなどの荷物を効率的に積み込める優れた積載性、そして、質感の高いインテリアなど、歴代モデルを通じてクルマとしての本質的な価値を磨き続けてきた「アウトバック」。
ユーザーのライフスタイルをより豊かにするパートナーとして信頼を獲得し、スバルのフラッグシップ・クロスオーバーSUVとして唯一無二のキャラクターを確立してきました。
今回のフルモデルチェンジで7代目となる新型「アウトバック」は、ユーザーの多彩な嗜好やライフスタイルに寄り添いながら、自然と共生する“アドベンチャー”要素を強調。走行性能を磨き上げるとともに、デザイン、実用性、インフォテインメントなどを大幅に進化させてきました。
そんな新型「アウトバック」を、自動車ライターの工藤貴宏さんは次のように分析します。
「新型『アウトバック』の最大のポイントは、“リフトアップしたステーションワゴン”という従来モデルまでのパッケージングを廃し、全高を高く、よりラギッドなデザインを採用することで、一般的なSUVのようなスタイルを採ってきたことです。これは30年間積み重ねてきた『アウトバック』の歴史において、最も大きな変化といえるかもしれません。
そのプロポーションはどことなく初代や2代目の『フォレスター』に似ていますが、思えば当時の『フォレスター』は“ステーションワゴンとSUVの融合”というコンセプトを掲げていました。近い考え方の新型『アウトバック』のプロポーションが、当時の『フォレスター』に似てくるのは必然といえるかもしれません。
昨今、北米市場では背の高いSUVが好まれる傾向にあり、スバルも『アセント』という全長約5mの3列シートSUVを展開しています。新型『アウトバック』はそんな『アセント』と『フォレスター』の間を埋める存在で、結果としてスバル車全体の販売台数&シェア増をねらっているのでしょう」
●全車速ハンズオフアシストなどの先進装備を新設定
新型「アウトバック」のエクステリアは、これまで以上に冒険心をかきたてるSUVらしいプロポーションを採用。従来モデルよりも高い車高と力強くたくましいデザインにより、街中や自然の中でも埋もれない存在感を表現しています。
インテリアは、機能的でありながらリビングライクな室内空間を想起させるデザインが印象的。カラーリングやマテリアルによってグレード間の差別化を図っています。
インフォテインメント系は、新型「フォレスター」などに採用される縦長のセンターディスプレイではなく、12.1インチのセンターインフォメーションディスプレイと12.3インチのフル液晶メーターを組み合わせた次世代型を搭載。また、より素早い反応、使いやすさ、カスタマイズ性を追求すべく、プロセッサーには高性能タイプを採用しています。
気になるラゲッジスペースは、スクエアな開口部によって優れた積載性を実現すると同時に大容量を確保。また、高強度のラダー式ルーフレールを採用することで多彩なアウトドアシーンに対応できる高い機能性とデザイン性を両立しています。
スバル各車は安全性においても高評価を獲得していますが、新型「アウトバック」も抜かりはありません。“アイサイト”と広角単眼カメラに、新たにフロントの側方レーダーを組み合わせることで、センシング性能が大幅に向上。
また、車線中央維持制御・先行車追従操舵制御の作動中にシステムがドライバーに異常があると判断すると、ドライバーに注意・警告して後続車や周囲の車両へドライバーの異常を知らせながら車線内で停車する“ドライバー異常時対応システム”も設定しています。
さらに高度な運転支援システムとして、アクティブレーンチェンジアシストや渋滞時発進アシストなどの機能を新たに採用。「加えて、全車速ハンズオフアシストを設定しているのも注目ですね」(工藤さん)
最後に、走りを左右するメカにも触れておきましょう。
新型「アウトバック」に用意されるパワーユニットは、いずれも水平対向4気筒の直噴エンジンで、改良版の2.5リッター自然吸気と2.4リッター直噴ターボを設定。また全グレードに、悪路走行時のモード切替機構である“X-MODE”の改良版を組み合わせています。
また細かい部分では、ステアリング系に2ピニオン式の電動パワーステアリングを採用。よりダイレクトで自然なステアリングフィールと優れた応答性を実現しています。
* * *
あらゆる面で進化を遂げた新型「アウトバック」の米国仕様は、「プレミアム」、「リミテッド」、「ツーリング」、「リミテッドXT」、「ツーリングXT」、「ウィルダネス」の6グレードを設定。
北米仕様の発売は2026年以降の予定とのことですが、日本市場に展開されるか否かは明らかになっていません。しかし、その詳細を知れば知るほど日本での展開にも期待したいところです。
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