フェラーリに一歩遅れたマクラーレン、挽回は可能？ ピアストリ「噛み合ったときのペースは良い」

　マクラーレンのオスカー・ピアストリは、F1モナコGP初日を2番手で終えたが、非常に混乱した金曜日から立ち直りさえすれば、ポールポジションを狙えるペースがあると信じている。

　ピアストリはFP2開始19分のところでサンテ・デボーテのクラッシュバリアに正面から突っ込み、赤旗の原因に。ただ、マシンを再始動してガレージに戻ることができた。

　赤旗の解除後は各車が予選を想定したアタックを実施し、ピアストリは2番手。FP1から連続でトップタイムをマークしたシャルル・ルクレール（フェラーリ）の後塵を拝した。

　フェラーリはルイス・ハミルトンが3番手と、ランド・ノリスが4番手となったマクラーレンとトップ4を分け合う形となった。

　フェラーリのペースは多くの人を驚かせたが、ピアストリは残りの週末に向けてマクラーレンが再びトップに立つことができると感じている。

「今日1日はアップダウンが激しかったけど、すべてがうまくかみ合ったときのペースはかなりいいと思う」

　そうピアストリは語った。

「今のところ、そう簡単にはいっていない。だから見直すべき点がいくつかある。特に僕自身としては、非常にとっ散らかった1日だった。クルマのペースはあると思うから、明日はちょっとリセットしてみたい」

「フェラーリはこれまでよりずっと強くなっていると思う。でも僕としては、今日はかなりとっ散らかっていた。学ぶべきことはたくさんあるし、明日は面白い1日になると思う」

　ノリスは、マクラーレン勢がわずかに後退している要因について、いくつかの小さな修正が必要だと示唆した。

「ここはいつも楽しくて、緊張する」とノリスは金曜日を振り返った。

「楽しかったけど、クリーンなラップを走るのが難しかったり、色々なことがあった。最初からフィーリングは良かったし、快適に感じた。でももっと改善しなければいけない部分がある」

「物事を説明するのは難しいけれど、小さなことなんだ。大きなことではない。でもあちこちで百分の数秒が積み重なるんだ」

「ブレーキングを正しくやり、正しくコーナリングをし、タイヤ、グリップ、フィーリングを完璧な状態にするのはとても難しい。だから質問の答えはひとつではないんだ」