MotoGPは、シーズン後半戦最初のレースとなるイギリスGPからタイヤ内圧の監視と、違反の取り締まりを開始する。
各ライダーはスプリントレースと決勝レースで、フロントとリヤタイヤの最低内圧を守って走行しなければならない。フロントの最低内圧は1.9bar、リヤの最低内圧は1.7barとなっている。
■MotoGPの後半戦がスタート。イギリスGP最初のプラクティスはベッツェッキがトップタイム
ミシュランのレース部門代表であるピエロ・タラマッソは、このルールがどのように運用されるのかを明らかにした。
「これは公式な規定なんだ」と、タラマッソは語った。
「これまではみんな同じ最低内圧で作業をしていたが、レースディレクションによって監視されていたわけではなかった」
「今は、すべてがレースディレクションによって監視されている。スプリントが終わった後、そして決勝が終わった後に最低内圧を守っているかどうかをチェックするため、いくつかのマシンを無作為に選出する」
「彼らはレースの半分は最低内圧を守って走行しなければならない。スプリントでは30%だ。それを守っていれば、残りはもっと低い内圧で走ることができる」
さらにタラマッソは、どのライダーをチェックの対象にするかはテクニカルディレクターが決めると付け加えた。
「自動システムが完全に稼動すれば、すべてのライダーの内圧(のデータ)を管理できるだろう。それはおそらく、2~3レースのうちに実現するだろう」
科せられるペナルティはタイム加算となり、最初の1回は警告のみだが、違反の回数によってペナルティが重くなっていくようだ。
このレギュレーションは、内圧が低くなりすぎればタイヤへのダメージの原因となるため、安全対策として導入されている。
しかし内圧が高くなれば、タイヤは風船の様に膨張。結果としてグリップは下がってしまう。
多くのライダーは、設定されたフロントタイヤの最低内圧が高すぎると考えており、2.0barまで内圧が上がるとグリップが失われ始めるという。
アプリリアのアレイシ・エスパルガロは、他のバイクの後ろにつくとタイヤの温度と内圧が上がってしまうため1秒以上のギャップを開けて走行せざるを得ず、レースが退屈になってしまうと指摘している。
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みんなのコメント
ドゥカのセットアップを 狂わせたいだけの、規定だな
抜き打ちチェックは フェアじゃない、システムが確りするまでは バーストさせたらペナリティーにすべきで、バーストすれば 自ずとライダーがコケ、マシンが壊れ 痛い目をみる
ミシュランは 最低内圧を伝えるだけでいい、お子ちゃまレースじゃないのだからw