プレミアムな限定仕様
標準モデルから3kg減の166kg(乾燥重量)とした軽量な車体に、最高出力100PSを発揮するパラレルツインエンジンを搭載。イタリアの名門「アプリリア」がリリースするミドルクラス・スーパースポーツ『RS660 EXTREMA(エクストリーマ)』です。
【画像】アプリリアのミドルクラス・スーパースポーツ『RS660 EXTREMA』を画像で見る(10枚)
『RS660』は2018年のEICMA(イタリア・ミラノモーターサイクルショー)でコンセプトモデルが発表され、スタイルをそのままに欧州市場へ投入。日本では2020年12月より受注を開始し、翌2021年5月よりデリバリーが始まりました。
全米選手権の最高峰モト・アメリカ「ツインズカップ」にて、2021年度のチャンピオンを獲得。2022年にはアメリカ選手権でのタイトルを記念し、星条旗をモチーフにしたグラフィックを採用する『RS 660 リミテッドエディション』も1500台の限定で生産されています。
今回乗った『RS660 EXTREMA(エクストリーマ)』もまた上級仕様の限定版で、2023年の夏にリリースされました。
チェッカーフラッグをあしらった専用グラフィックが外装に用いられ、フロントフェンダーやアンダーカウルをカーボン製にしています。
さらに、リヤ周りをシングルシートフェアリングにてよりスポーティに際立たせています。パッセンジャーシートも付属され、タンデムにも対応。エキゾーストシステムをSCプロジェクト製にしているのも見逃せません。
SSながらゆとりあるライポジ
シート高は820mmで、身長175cm/体重66kgの筆者の場合、片足立ちならカカトまでシューズのソールがベッタリと地面に届きますが、両足を下ろすとつま先立ちになります。
トップブリッジから持ち上がるセパレートハンドルは、グリップ位置が600ccクラスの標準的なスーパースポーツより若干高めに設定され、前傾姿勢はさほどキツくありません。
ステップ位置も後ろすぎたり高すぎることなく、このセグメントにしては膝の曲がりは緩やかで、窮屈ではないライディングポジションとしています。
V4を半分にしたパラツイン!?
アプリリアのスーパースポーツには、MotoGP譲りのエアロダイナミクスと217PSのハイパワーを誇るV型4気筒1099ccエンジンを備えた『RSV4』がありますが、そのV4パワーユニットのフロントバンクをベースに切り離し、再設計したのが『RS660』用のパラレルツインです。
81mmのボアをそのままにストロークを52.3→63.93mmにのばして、659ccの排気量を獲得しています。
48mm径のツインスロットルボディを持ち、最大トルク67Nm(6.83kg-m)/8500rpmを発揮。スイングアームピボットがフレーム本体にないピボットレス構造によるしなやかさやも相まっているのでしょう。90度Vツインと同じ不等間隔爆発をもたらす270度位相クランクの並列2気筒エンジンは、トラクション性能に長け、加速時に駆動輪が路面を蹴ったときのグリップ力が高く感じられることからライダーは積極的にアクセルを大きく開けられます。
低中速トルクがあり扱いやすいのですが、スロットルレスポンスは全域で鋭く、元気よく高回転まで吹け上がり、パンチの効いたヒット感があるのはイタリアンブランドならではといったところです。
サーキットユースにも対応
APRC(アプリリア・パフォーマンス・ライド・コントロール)とネーミングされる先進的な電子制御が採用され、ライディングモードはストリート用に「ダイナミック」や「コミュート」があります。ハンドル左の十字キーで、4.3インチのカラーTFTディスプレイを見ながら設定できます。
応答性をシャープにする「ダイナミック」、穏やかに快適なライドフィールとなる「コミュート」、それぞれでトラクションコントロール、ウィリーコントロール、エンジンブレーキ、エンジンマップ、ABSの設定が切り替わり、ライダー自身で電子制御の介入度を細かく決められる「インディビジュアル」も備わります。
トラックモードもあるほか、さらに『RS 660 エクストリーマ』には逆シフトパターン時でもクイックシフターを有効にできるソフトウェアも搭載。サーキットユースにも対応しています。
前後サス&ブレーキも死角なし
足回りも強力に武装されています。インナーチューブ径41mmのKYB製の倒立式フロントフォークは120mmのストローク量を持ち、プリロードと伸び側減衰力の調整が可能。前輪ブレーキはラジアルマウントキャリパーと320mmディスクの組み合わせです。
アルミ製スイングアームはクランクケースにて支持され、リンクレスでモノショックと接続。130mmのホイールトラベル量を確保しました。
サーキットでなくても切れ味鋭いハンドリングは大きな魅力で、ワインディングを目指すツーリングも楽しいはず。ポテンシャルは高いけれども、剛性が高すぎないシャシーやフレンドリーなハイパワーエンジンはストリートをメインにした用途にも最適です。
もし、ミドルクラスのスーパースポーツを選ぶなら、超有力候補であることは間違いないでしょう。『RS660 エクストリーマ』の車体本体価格(税込)は、181万5000円です。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「すごい多重事故…」 関越道で「トラックなど3台が衝突」発生! 2車線が一時通行規制で「通過時間70分」の大渋滞 圏央道も混雑
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
“45年ぶり”マツダ「サバンナGT」復活!? まさかの「オープン仕様」&斬新“レトロ顔”がサイコー!ワイドボディも魅力の「RXカブリオレ」とは?
「運転席の横に“クルマが踊っている”スイッチがありますが、押したら滑りますか?」 謎のスイッチの意味は? 知らない「使い方」とは
「すごい衝突事故…」 東富士五湖道路が一時「上下線通行止め!」 ミニバンが「横向き」で“全車線”ふさぐ… 富士吉田で国道も渋滞発生中
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
「ノーマルタイヤで立ち往生」に国交省ブチギレ!?「行政処分の対象です」2年連続で大量発生…「スタックの7割が夏用タイヤ」今年も緊急警告
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?