LFAの後継といっていい存在感と出来ばえ
ついに日本の最高級スポーツクーぺが、世界の強豪、ポルシェ911、メルセデス・ベンツSLなども驚く高性能を引っ提げて登場した。すでにレクサスLC500、LC500hの内容は公開されているが、このたびスペインで世界初めての試乗会を開催した。CARトップからもこの記念すべき試乗会に参加、初めてその様子を伝えることができる。
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詳細なインプレッションは12月9日までお届けできない。世界共通で発表日が決まっているのだ。スペインの西部、闘牛やフラメンコの本場セビリアで開催された試乗会は、サーキットと近郊の公道で行なわれ、試乗会に参加したメンバーは「感動的だね、はやくインプレッションを伝えたい」と一様に呟いた。
あのレクサスの象徴的なスーパースポーツLFAの後継モデルといっていいだろう。トヨタのもつ最先端技術を詰め込み「驚き、感動を提供したい」と作り上げた。走りは「より鋭く、より優雅に」、デザインは機能美を追求した。LC500には匠の技を思い切り盛り込んだ。
LC500は新しく開発したFRプラットフォームがベースになっている。心臓部には5リッターV型8気筒エンジン、ハイブリッドのLC500hには3.5リッターV型6気筒に新開発のマルチステージ・ハイブリッドが組みあわされた、新世代のスポーツクーペだ。
ファン・トゥ・ドライブの究極をめざした最高級モデルからは、最新の欧州ライバルだけでなく、日本の誇るGT-Rも凌駕したい、という意気込みが伝わってくる。正式発売は来年の2月予定、価格は1300~1500万円程度と予想されるが「コストパフォーマンスは極めて高い」という。
思い起こせば1989年のデトロイトショーでの、レクサスLS発表からレクサスブランドが産声を上げた。名物エンジニア鈴木一郎さんをチーフエンジニアに据えた、あの日本名セルシオである。それまでのトヨタのクルマ作りの基本規格を捨て「ねじ1本から新設計した」という鈴木一郎さんの言葉が印象的だったが、できあったクルマは世界の高級車つくりに衝撃を与えた出来栄えだった。
今度のLC500はあの日の再来となるに違いない。LC500を担当したチーフエンジニアの佐藤恒治さんや「匠」の称号をもつテストドライバーの伊藤好章さんの話を聞いていると「新世代レクサスの勝負モデル」だな、ということがヒシヒシと伝わってくる。
さらに驚くことは、あの豊田章男社長がLC500のマスター・ドライバーを務めているということ。「我われ開発スタッフも気がつかない、本当に参考になる意見をいただいています」と佐藤チーフエンジニアが言うとおりだろう。トヨタ社長にして無類のクルマ好き。ニュルブルクリンク24時間レースにはモリゾウの名で、ドライバーとしてプロ級の走りを披露している。もちろん世界の高級車を知り尽くした最高の開発アドバイザーであろう。
LC500はレクサスSC後継ではない。むしろ新型LFAに近い。続いて開発されるというFシリーズがLFAをめざしているという噂があったが、果たしてこれ以上の高性能が必要だろうか。どうもLC500そのものが新型のLFAだと思ってしまう。
レクサスのイメージリーダーカーであるLC500に続き、レクサスは来年、旗艦モデルのLSをフルモデルチェンジする。もちろん新型LSは、LC500と同じ新開発FRプラットフォームをベースに世界最高の新世代セダンを目指している。
12月9日、インプレッション解禁日には動画を含めてLC500の凄さをお届けする。
(文:CARトップ編集長 城市邦夫)
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