現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 走行距離10万km以下×総額100万円以下で狙えるFRレイアウトの国産MT車5選

ここから本文です

走行距離10万km以下×総額100万円以下で狙えるFRレイアウトの国産MT車5選

掲載 更新 80
走行距離10万km以下×総額100万円以下で狙えるFRレイアウトの国産MT車5選

現実的な価格で狙えるFR+MT車を5車種チョイス

前輪で舵を切り、後輪で地面を蹴るという自動車の基本とも言えるレイアウトであるFR。しかし、技術の進化やスペース効率などもあり、気づけばFRの車両はごく一部の限られた車種だけとなってしまっているのが現状です。

とはいえ、やはり車好きであれば、一度はFR車をMTで転がしてみたいと思うもの。特にドリフト走行をするというわけでなくても、後輪駆動の気持ちの良いハンドリングは特筆すべきものがありますからね!

しかし、前述のようにFR車はどんどん少なくなっており、日産 シルビアといった代表車種は軒並み価格が高騰。新車価格を超える中古車も登場しているくらいです。

ということで、今回は総額100万円の予算で狙えるFRレイアウトのマニュアル車をピックアップしました。もちろん走りを楽しむためのモデルですから、購入後にあまり費用がかかってしまうのはNG。そのため、走行距離は10万kmを上限とし、維持のしやすい国産車の中からチョイスすることにしました。 

日産 フェアレディZ(Z33型)

大排気量のNAエンジンを搭載し、大柄なボディながら、FRらしい素直な操縦性が楽しめるというのは貴重な存在でしょう。

そんなフェアレディZは基本的にV6 3.5LのVQ35エンジンを搭載しますが、2005年9月のマイナーチェンジでVQ35DE型からVQ35HR型に変更され、最大出力が280psから313psへと引き上げられ、より高回転が使えるようなセッティングに変更されています。

総額100万円の予算で10万km以下となると、大半がVQ35DEモデルとなりますが、中にはVQ35HR型もチラホラ。グレード的にはスポーティグレードのVersion Sや最上級グレードだったVersion STは総額100万円を若干上回る個体が多いものの、ブレンボブレーキに魅力を感じるのであれば、予算にチョイ足しする価値はあるかもしれません。 フェアレディZ(Z33型)のMT車を見てみる

トヨタ アルテッツァ(初代)

デビューしてみたら若干期待外れの車だったというイメージがついてしまったアルテッツァ。

しかし、スポーツセダンとして考えれば非常に高い素質を兼ね備えたモデルであり、ワンメイクレースが行われていたことからも分かるように、そのポテンシャルは高いんです。

アルテッツァのグレード体系は大きく分けて2つ。直4のスポーツエンジンであった3S-GE型(210ps)を搭載するRS200系と直6の1G-FE型(160ps)を搭載するAS200系の2種類となっています。

スポーツ走行を考えるならば3S-GEを選びたいところですが、直6らしいフィーリングを楽しみたいのであれば1G-FEも捨てがたいところ。なお、1G-FE搭載車はデビュー当初はATのみでしたが、マイナーチェンジで6速MTが追加されています。

価格帯的には、RS200もAS200も100万円の予算で十分狙えるといったところ。距離が10万km以下の個体はノーマルに近いものが多く、これから自分好みに仕上げていく楽しみもあります。 トヨタ アルテッツァ(初代)のMT車を見てみる

スズキ カプチーノ(初代)

軽自動車のスポーツモデルというと、平成ABCトリオといわれたAZ-1、ビート、カプチーノの3車種や、最近だとコペンやS660が思い浮かぶところ。しかしこの中で純粋なFRとなるとカプチーノだけなんです。

FRスポーツカーの基本であるロングノーズ、ショートデッキを軽自動車サイズで実現したカプチーノは、決して広い室内空間とは言えませんが、ほどよいタイトさで運転を楽しむ気持ちを盛り上げてくれます。

また、クーペ、タルガトップ、オープンと3つのボディタイプを楽しむことができるのもカプチーノならではと言えるでしょう。

カプチーノはモデル途中でエンジンが変更されており、前期型がF6A型ターボ、後期型がK6Aターボとなります。

チューニングベースなら、シリンダーブロックが鉄製の前期型といわれた時期もありましたが、今では後期型のチューニングも熟成が進んでいるため、好みで選んで問題ないでしょう。なお、後期型のみ3速ATが追加されているので、現車確認前にチェックしていきましょう。 スズキ カプチーノ(初代)のMT車を見てみる

マツダ ロードスター(2代目・NB型)

人馬一体の走りなど、FRモデルの基本を押さえたライトウェイトオープン2シーターのロードスターは、世代を問わず人気の高いモデルです。100万円以内、10万km以下のMT車となると、なんと初代から3代目までが射程圏内となります。

しかし、ここでオススメしたいのは2代目となるNB型です。初代はメーカーのレストアプロジェクトもスタートし、部品の心配が少ないとはいえ、いかんせん古すぎてメンテナンスに費用がかかってしまうし、3代目は100万円以内の個体数がまだ少ないというのが理由です。

NB型は1.8Lと1.6Lが存在し、前者が6速、後者が5速MTとなる。速さで言えば可変バルタイ機構の付いた後期型の1.8Lモデルがオススメですが、コストを抑えてFRの走りを楽しみたいのであれば1.6Lモデルでも十分。

ちなみに欲を言えば、SPまたはNR-A(とそれをベースにした特別仕様車)でないとオープンデフとなってしまうのでFRらしいハンドリングにかけるので、選ぶときには注意が必要です。 マツダ ロードスター(2代目・NB型)のMT車を見てみる

日産 スカイラインセダン(V35型)

日産のスポーツセダンとして名高いスカイライン。現行モデルもマイナーチェンジで400Rが追加されて話題を集めていますが、実はセダンモデルにMTがあったのは2世代前のV35型が最後となります。

といってもデビュー当初から用意されていたわけではなく、2004年6月の改良で6速MTが追加され、2006年11月のフルモデルチェンジまでの約2年の間という短期間しかMTが存在しなかったことになるのです。

なお、MTが搭載されるのは3.5LV6のVQ35DE型エンジンを搭載したグレードのみで、フェアレディZがモデル途中でVQ35HR型になったのに対し、スカイラインは最後までVQ35DE型のままでした。

そんなレアモデルだけに中古車の個体数は圧倒的に少ないものの、価格は特にプレミア価格とはなっておらず、執筆時点では2.2万kmのディーラー系中古車店にある個体が総額77.8万円と買い得感は高いので、根気よく探せば掘り出し物に出合えるかもしれません。 日産 スカイラインセダン(V35型)のMT車を見てみるということで、総額100万円、10万km以下のFRモデルをピックアップしてきましたが、一言で言うと「選択肢の幅がかなり狭い」という感じでした。

一時期はFRの入門編として挙げられた、冒頭で触れたシルビアや180SXが高根の花となってしまったように、今回紹介したモデルもそうなってしまう可能性も否めません。

そのため、「欲しいと思ったときが買い時!」ということで、今回の記事を締めさせていただきます。 文/小鮒康一、写真/篠原晃一、日産、スズキ

こんな記事も読まれています

明治通りが「完全分断」へ!? 池袋駅前の再開発で「ブツ切り」になる南北道路、一体何がどうなってしまうのか 実は渋滞緩和の解決策も
明治通りが「完全分断」へ!? 池袋駅前の再開発で「ブツ切り」になる南北道路、一体何がどうなってしまうのか 実は渋滞緩和の解決策も
くるまのニュース
「ギア感」マシマシ! ホンダ「N-VAN」に“アウトドア仕様”登場 内装も自然派!? 従来モデルも進化
「ギア感」マシマシ! ホンダ「N-VAN」に“アウトドア仕様”登場 内装も自然派!? 従来モデルも進化
乗りものニュース
平嶋夏海さん来店! バイク用インカムを体験できる「MIDLAND 応援キャラバン」が4/20よりスタート
平嶋夏海さん来店! バイク用インカムを体験できる「MIDLAND 応援キャラバン」が4/20よりスタート
バイクブロス
Barkbusters の「ハンドルガードキット」にスクランブラー400X用が登場!
Barkbusters の「ハンドルガードキット」にスクランブラー400X用が登場!
バイクブロス
小さな差が運命を分ける! メルセデスのラッセル、F1中国GPでも熾烈な上位争いを予想「ポテンシャルはまだまだある」
小さな差が運命を分ける! メルセデスのラッセル、F1中国GPでも熾烈な上位争いを予想「ポテンシャルはまだまだある」
motorsport.com 日本版
中原街道の名物クランク解消へ… 新道建設の進捗は 東横線側は一部で拡幅済み
中原街道の名物クランク解消へ… 新道建設の進捗は 東横線側は一部で拡幅済み
乗りものニュース
ニュルに挑んだ下半身不随のウィケンスがコース外転落の大事故。救出時には事前の訓練も活きる
ニュルに挑んだ下半身不随のウィケンスがコース外転落の大事故。救出時には事前の訓練も活きる
AUTOSPORT web
トヨタ新型「アクア」発表! まさに「小さな高級車」な“上質内装”採用! 斬新2トーンの「新ラフィネ」に販売店でも反響アリ
トヨタ新型「アクア」発表! まさに「小さな高級車」な“上質内装”採用! 斬新2トーンの「新ラフィネ」に販売店でも反響アリ
くるまのニュース
お手軽だけど重要! F1中国GPでメルセデスやRB、ウイリアムズがコックピット周辺をミニ・アップデート
お手軽だけど重要! F1中国GPでメルセデスやRB、ウイリアムズがコックピット周辺をミニ・アップデート
motorsport.com 日本版
アルテッツァって名車? それとも迷車? トヨタ渾身の力作ミッドサイズセダンはなぜ1代で消えてしまった?
アルテッツァって名車? それとも迷車? トヨタ渾身の力作ミッドサイズセダンはなぜ1代で消えてしまった?
ベストカーWeb
E30「M3スポエボ」が4000万円オーバー! BMWファンならずとも注目するホモロゲモデルは価格上昇中です
E30「M3スポエボ」が4000万円オーバー! BMWファンならずとも注目するホモロゲモデルは価格上昇中です
Auto Messe Web
ミツオカ ビュート ストーリー【1分で読める国産車解説/2024年最新版】
ミツオカ ビュート ストーリー【1分で読める国産車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
乗らなくなったバイクの約1割「そのままにしている」という現実/株式会社 NEXER が調査結果を公表
乗らなくなったバイクの約1割「そのままにしている」という現実/株式会社 NEXER が調査結果を公表
バイクブロス
メルセデスF1、2023年度の収益は増加するも利益が減少。増加した支出の大部分は2024年型マシンの開発資産に
メルセデスF1、2023年度の収益は増加するも利益が減少。増加した支出の大部分は2024年型マシンの開発資産に
AUTOSPORT web
“ネットゼロ”を目指すF1が持続可能性への取り組みをまとめたレポートを発表。二酸化炭素の排出量を5年で13%削減
“ネットゼロ”を目指すF1が持続可能性への取り組みをまとめたレポートを発表。二酸化炭素の排出量を5年で13%削減
AUTOSPORT web
アロンソには“敏感”なストロールが相棒に必要?「僕はいつも90%で走れるけど、100%を引き出すには助けがないと……」
アロンソには“敏感”なストロールが相棒に必要?「僕はいつも90%で走れるけど、100%を引き出すには助けがないと……」
motorsport.com 日本版
マツダ新型「“3列”SUV」世界初公開へ! 全長5mの「FRマシン」は日本導入へ! 直6採用? 価格は340万円? 新型「CX-80」どんなモデルとなるのか
マツダ新型「“3列”SUV」世界初公開へ! 全長5mの「FRマシン」は日本導入へ! 直6採用? 価格は340万円? 新型「CX-80」どんなモデルとなるのか
くるまのニュース
アウディ Q8、e-tron史上最長の一充電航続距離619kmを実現…オプションパッケージ発売
アウディ Q8、e-tron史上最長の一充電航続距離619kmを実現…オプションパッケージ発売
レスポンス

みんなのコメント

80件
  • >>フェアレディZ(Z33型)のMT車を見てみる
    >>トヨタ アルテッツァ(初代)のMT車を見てみる
    >>スズキ カプチーノ(初代)のMT車を見てみる

    これなんやねん。紛らわしい。
    リンク張り付けてないただの文字列なら記事に不要だし消しておけや
  • 何か面白いモンでも出てくるのかと思ったら、誰でも思いつくようなチョイスしかねーのかよ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

145.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.8320.0万円

中古車を検索
カプチーノの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

145.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.8320.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村