当コーナーでは、カーオーディオ機器を自分で取り付けてみたいと考えているドライバーに向けて、その作業における“コツ”を紹介している。現在は、「サブウーファーボックス」の自作方法を説明している。今回は、車両への固定の仕方を解説する。
早速本題に入ろう。「サブウーファーボックス」の車両への固定の仕方は、大きく分けて2つある。1つは「面ファスナーを使う方法」で、もう1つは「固定用のボードを使う方法」だ。なお、スタンダードなのは前者だ。「カーオーディオ・プロショップ」に製作を依頼する場合でも、この方法にて取り付けられることの方が多い。
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ただし、音のことを考えるなら後者の方が有利だ。なぜなら、強固に固定できるからだ。そうすることで「サブウーファー」の振動板を動かそうとするときのエネルギーのロスを少なくできる。「サブウーファーボックス」自体の強度が十分にあればその時点で振動板を動かそうとする力のロスは起きにくいが、ボックス自体を強固に取り付けるとさらにしっかり鳴らせるようになる。
さて、「固定用のボード」を使って固定する際の作業手順は以下のとおりだ。まずは「サブウーファーボックス」の底面に、「固定用のボード」を木ネジにて装着しよう。なお「固定用のボード」は、底面よりも左右に少しずつ長いサイズで製作しよう。
そしてさらにもう1枚、「サブウーファーボックス」よりもひと回り大きな、そしてそこそこ厚いボードを用意する。それをトランクフロアのカーペットをまくり、ボディの鉄板にボルトを使って直に固定する。そうしたらその上にカーペットを被せて「サブウーファーボックス」側に装着した「固定用ボード」をカーペットもろとも車両に装着した「固定用ボード」に木ネジにて固定する。
ただ、この方法を実行すると音的には有利ではあるものの、ボックスの積み下ろしはしにくくなる。たくさんの荷物を載せたいときには「サブウーファーボックス」をトランクから降ろしたくなるが、そのような局面を想定するのなら「面ファスナー」にて固定した方が扱いやすい。
ところで、「サブウーファーボックスは置き場所を変えることでも鳴り方が微妙に変わる。チューニングの際に置き場所を変えることでも、サウンドの微調整を行えるのだ。
なのでまずは「面ファスナー」にて固定しておき、いろいろと置き場所を変えながらどこに置くのが良いのかを試し、そうして置き場所が定まったあとに「固定用ボード」を使って固定する、というのもアリだ。参考にしてほしい。
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