今年ウイリアムズからF1デビューを果たしたローガン・サージェント。ここ数戦はクラッシュが続いているものの、チーム代表のジェームス・ボウルズは公に信頼を示しており、サージェントは「嬉しい驚きだ」と語った。
サージェントはルーキーイヤーを通して、時折光る走りを見せてきたが、サマーブレイク明けのオランダGP、シンガポールGP、日本GPではクラッシュを喫した。
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クラッシュが連続していることで、ウイリアムズがこれ以上の余計な修理費を抑えるために、サージェントを2023年限りで放出する可能性があるという憶測を呼んでいる。チームは現在、来季に向けたマシン開発への影響を軽減するため、FW45に旧スペックのパーツを投入せざるを得ない状況にある。
しかし、ボウルズ代表はチームのソーシャルメディアを介して公開された動画の中で、来季もサージェントを起用することを望んでおり、彼のF1キャリアを成功に導くべく育成プログラムと協力していくと語った。
これについてサージェントは、動画が公開される前からボウルズ代表の姿勢は知っていたものの、公的に信頼を示したことには驚いたという。
「こういうのは常に良いことだ。ジェームスとは毎週末話をしているんだ。ソーシャルメディアにアップされる前から知っていたけど、本当に嬉しいサプライズだね」
サージェントはそう語る。
「アップされるとは知らなかった。ただ結局、僕はハードワークを続けて、改善を目指して謙虚に頑張るしかない」
「(クラッシュを喫した)予選の最終コーナーまで、日本は100%、ここまでのベストウィークエンドだった。週末をいい形でビルドアップできていたし、必要なことは全てできていた。でも最終コーナーで右足に力が入りすぎてしまったんだ。それですぐさま悪い方向に行ってしまった」
「今は現実的に考えて、0.01秒を争うんじゃなくて、たとえ0.1~0.2秒マージンを残してもクリーンな週末を過ごすことが重要だと思う」
サージェントの成長を温かく見守っているのはボウルズ代表だけではない。今年でF1参戦4シーズン目を迎えたチームメイトのアレクサンダー・アルボンも、サージェントのパフォーマンスはもっと評価されるべきだと考えている。
アルボンはドライバーラインナップの決定に関与していないものの、サージェントが本来の力を発揮するためには「もっと時間と自信が必要」だと感じていると語った。
「僕が決める訳ではないけど、ローガンのことはよく知っている。彼のパフォーマンスを見れば分かる。彼は相応しい評価を得られていないと思う」
「ローガンにはスピードと才能がある。ただ彼が犯したいくつかのミスで、それが相殺されてしまったんだと思う」
「真面目な話、彼は……僕が言うのもなんだけど、彼とはとても仲が良いし、彼にはもう少しの時間と自信が必要だと思う。そうすれば、彼は大丈夫だ」
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