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スーパーカブのフロントエンブレムを自作するのだ。前編〈若林浩志のスーパー・カブカブ・ダイアリーズ Vol.12〉

カブのフロントエンブレムをDIY
前回はヘルメットのお手軽カスタムを紹介しました。ただ、カブと全然関係なかったですよね、反省。というわけで今度は愛車スーパーカブ90のDIYです。

カブのフロントトップカバーに、ひときわでかいエンブレムがあるじゃないですか。

ホンダ「CT125・ハンターカブ」に標準装備されているパーツを徹底解説!

この部分を木工で作りたいなと何年も前から画策していたのです。

無垢材を削り出してせっせと彫ってたものがあるんですが、あまりにも大変で完成は未だ遠い感じ。曲げ木をすればもっと効率良くできるかと思ったんですが、やったことがないのでいまいち難しそう。「曲げ木でできそうだよ」という人がいたらご教授ください。

で、悩んでいたんですが、思いついたのが箱組。これなら2mmとか3mmの薄い材料で作れそうだし、そうなれば加工もカッターナイフでいけるじゃん。無垢材のごつさも捨てがたいですが、箱組はいうなればモノコック構造。近代的だぜ。

というわけで適当に図を描いて試作。

材料と道具はこんな感じ
近所のホームセンターで購入したベニヤとヒノキの工作材。縁の高さが12mmなのは、材料にあわせてるんですよ。これならパーツが簡単に作れるって寸法。

ま、実際にはこれ以外にも割とたくさん工作材かって試したけど。部屋の片隅が工作材だらけになってるけど。

で、今回使ったのはこんな感じ。このほかにノコギリも要るけど、それは後述。

OLFAのツーウェイカッターA型は、反対側に細工切り刃がついてて便利。

アストロプロダクツの金属スケールは、定規としてだけでなくノコギリの当て木代わりにも使っちゃう。

大型カッターはTAJIMAのドライバーカッターL500。先端にマイナスドライバー部分があるのと大きなストラップホールが便利。色々試したけどこれ最強。そこにOLFAの特専黒刃をセット。

何かと使う筆記具は、2mmのシャープペン(芯ホルダーとも)。これにB以上の柔らかい芯をセットすると、木にもガシガシかけて快適なのです。ノック部が芯削りになってるやつがオススメ。今回使ったのは百均のセリアで購入。

で、問題はトップカバーに接するRのついた部分。正直完璧にはいかないだろうし、大体でいいよね。

ドリルでRの頂点に穴開けてー、はい割れたー、やり直しー。

苦戦しながら穴開けたけど、そもそも穴開けなくてもカッターだけで切り出したほうが早かったわ。ま、これくらいのミスは工作にはつきもの。材料に余裕もあるし。あとは現物あわせするのだ。

枠部分が出来たら、今度は一番でかい正面部分の板をベニヤから切り出し。ここはさすがにノコギリを使いますが、ちょいと注意点。ノコギリって、木目に対して垂直に切るのは楽ですが、木目に沿って切るのは難しいんですよ。

今回切り出したいのは台形ということで、斜めにも切るわけです。なので縦横斜め対応ノコギリがおすすめ。自分が使ってるのは岡田金属工業所のZソー。その中でもZライフソーがお気に入り。

ノコギリさえちゃんとしてれば、ベニヤの切断は楽勝。で、切り出したベニヤ板を2mmほど低くなるように木工ボンドで接着。文字にするとわかりにくいですね、こうです。

ベニヤ部分を2mm下げることで、立体感を出すわけですよ。しかしながら、型枠っぽい状態を見ていると「これダサいんじゃないか?」と、不安で心がざわざわします。今更悩んでも遅いので、どんどん進めていくよ! ドンストップミーナウ!

デザイン部分を考える
中のデザインはこんな感じ。スーパーカブカブダイアリーズにしようかとも思ったけど、木から切り出す都合上、あまり細かい文字は使えないのです。

で、考えてみた。不要不急の外出はできないものの、心はキャンプに思いをはせるわけで、CUB CAMP。エンブレムが縦長な都合上、上下の余白がすごいので月と富士山もサービス。

これくらいでかい文字ならなんとか切れるんじゃないかな、いや、切れてもらわないと困るんだけど。

文字を切るのはドむずい
だが切れない。困った。

上下の飾り部分は、カター使ってまあまあ余裕で切れたんだけど、文字は無理。つらい。可能な限りでかくしたつもりだけど、やっぱり形状が複雑なのねん。

あまりにうまくいかないので、なるべく使いたくなかった電動工具の力を借りることにしました。
手持ちのジグソーに木工用円切り刃をセット! これでさくさく切れるはず。

割れたわ、一撃で。

ジグソー使うには2mm板は薄すぎたか。刃を変えたりの工夫でなんとかなるのかもしれないけど、そんな気力が残らないくらいバキバキ割れた。悪あがきで頑張ってみたけど、やればやるほど素材バキバキ、心もバキバキ。

代案としては、1mm厚の材を買ってきてカッターナイフで再挑戦するくらいかな。努力次第ではなんとかなりそうな気もするけど、正直心が折れた。外出自粛がなければ、ホームセンターのレーザーカットサービスを試してみたいとこだけど。

ってそうか、オンラインで個人向けのレーザー加工サービスがあれば良いのか。助けてグーグル先生!

まさに狙い通りのサービス見つけた! なんかおしゃれ。一個からでも受けてくれるし、ヒノキ材もあるし、完璧だわ。

入稿データがイラストレーターのみってのがちょっと敷居高いけど、そこさえクリアできれば相当良いんじゃないかな、これ。しかもコロナでの外出自粛に考慮して、5月いっぱいまで送料無料ですってよ。やるしかないねこれ。

オーダー!

ふぅ。
正直、これ以上カッターナイフで戦うのはつらいのよね。指先もスマホ老眼も。

あとは材料が届くのを待つだけ。

今回はここまで。後編に続くのだ
イメージをつかむために紙から文字を切り出して配置。型枠から民芸品にジョブチェンジした感じ。

民芸品ぽいけど、よく考えたらカブには似合うんじゃないだろうか。そもそもカブが日本の伝統作品みたいなもんだし。なんせ60年以上の歴史だからね。

届いたらオイルステイン塗って完成。と、思ってたけどどうしようかな。段差をレジンで埋めたらエンブレムぽさが良い感じになりそう。よーしがんばるぞ。

若林浩志/プロフィール
愛知の地方カメラマン。1973年生まれ。撮影は、バイクと料理とブツ撮りが好き。
所有バイクは、ホンダ・スーパーカブ90とヤマハ・TDR250。平成終盤にキャンプに目覚め、ネットで用品を買いまくる毎日。
趣味はamazonレビュワーランキング上げ。最近はメルカリにハマっています。

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