2021年のインディカー・シリーズ開幕戦であるアラバマ・グランプリがバーバー・モータースポーツパークを舞台に行なわれ、チップ・ガナッシのアレックス・パロウがウィル・パワー(ペンスキー)の追撃を0.401秒抑え、初優勝を果たした。
レースはまず、大クラッシュからスタートした。スタート直後のターン5で、ペンスキーのジョセフ・ニューガーデンがコース外にタイヤを落としてしまい、コントロールを失ってスピン。アンドレッティ・オートスポートのコルトン・ハータやライアン・ハンター-レイ、アロー・マクラーレンSPのフェリックス・ローゼンクヴィスト、カーリンのマックス・チルトンらを巻き込む大クラッシュへと発展した。幸い、各ドライバーらに怪我はなかったが、ニューガーデンとハンター-レイは、その場でリタイアとなった。
■インディカー開幕戦アラバマ:オワード自身2度目のポール。デビューのグロージャン7番手。佐藤琢磨は19番手
このレースはいきなりのイエローコーションとなった。
ポールポジションからスタートしたのは、アロー・マクラーレンSPのパトリシオ・オワードだった。オワードはレース序盤をリードしたが、彼は3ストップで走り切る戦略を採り、早々に最初のピットインを行なった。
これにより首位に浮上したのはパロウ。パロウは2ストップを選択していたため、ピットストップを終えた時にオワードに先行されたとしても、慌てる必要はなかった。しかしそのペースは秀でており、ライバルに対して着実に差を築いていた。
パロウは60周目に最後のピットストップを行なうまでに、同じ2ストップ戦略のウィル・パワー(ペンスキー)に対して5.1284秒のリードを築いていた。しかしパワーが62周目に最終ピットストップを終えてコースに復帰すると、その差は2.3901秒にまで縮まっていた。
パワーはここから、プッシュ・トゥ・パスも使ってパロウとの差を徐々に縮めていった。しかもパロウは、周回遅れのマシンの乱流に苦しみ、パワーの接近を許した。
パワーは残り2周でパロウの1.1160秒差まで迫ったが、パロウが最後の力を振り絞り、最終ラップに入った時にはその差を1.8311秒まで拡大。そのままチェッカーまで逃げ切ってみせた。パワーは最終的には0.401秒差まで迫ったが、オーバーテイクまでには至らなかった。3位にはチップ・ガナッシのスコット・ディクソンが入った。
ポールポジションからスタートしたオワードは、4位でフィニッシュした。トップ3が2ストップ戦略、オワードは3ストップだったことを考えれば、今回のレースでの”正しい”戦略は、2ストップだったということになろう。
19番グリッドからスタートした佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン)は、スタート直後の混乱で12番手まで順位を上げたが、結局13位でのフィニッシュとなった。また昨年までF1を戦い、今季からインディカーにフル参戦することになったロマン・グロージャン(デイル・コイン)は、7番グリッドと好位置からのスタートだったが、10位でのフィニッシュとなった。
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