レッドブルF1育成リンドブラッド、イギリスGPで角田裕毅のRB21に乗り公式セッションデビューへ。多忙な岩佐歩夢の穴を埋める存在に

　レッドブルでモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、育成ドライバーであるアービッド・リンドブラッドがイギリスGP初日のフリー走行に参加することを認めた。

　今年カンポスからF1直下のFIA F2に参戦している17歳のリンドブラッドは先日、18歳に満たない年齢での特例申請が受理され、F1参戦に必要なFIAスーパーライセンスを取得。2月の旧車テスト（TPC）に続き、6月23日（月）にイモラでレッドブルの姉妹チームであるレーシングブルズでテストに参加した。

　リンドブラッドは同じくレッドブル育成ドライバーでリザーブを務める岩佐歩夢と共に、2023年マシンAT04のステアリングを握り、イギリスGPでの公式セッションデビューに備えた。

　7月のイギリスGPでは、角田裕毅のレッドブルRB21に乗り込み、フリー走行1回目に参加する予定だ。

「彼は月曜日に、準備のため半日マシンに乗った」とマルコはオーストリアのKleine Zeitung紙に語った。

「シルバーストンの金曜フリー走行でも、マシンに乗る予定だ。彼の特徴は精神的な強さと自信にある」

　これまでは実質的に、岩佐がひとりでレッドブル傘下2チームのリザーブドライバーを務めてきた。ただ、その岩佐は日本のスーパーフォーミュラにも参戦しているため、レッドブル陣営はベンチ補強を考えていた。

　特にレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、スーパーライセンスに加算されているペナルティポイントが11まで累積し、残り1点で出場停止処分が下るという状況。代役としてリザーブドライバーの登板が必須となる可能性がある。

「マックス・フェルスタッペンのペナルティポイントに関して、万が一の事態に備えている」とマルコは言う。

「現在はリンドブラッドと岩佐歩夢と、ふたりのリザーブドライバーがいる。ただ岩佐はF1の仕事と日本の仕事が重なっている」

「いくつかのレースで我々は別チームと契約した。ある時には、ひとりのドライバーが3チームの代役ドライバーを掛け持ちしたこともあった」

「調子の良いドライバーを見つけるのはそう簡単じゃない。だからリンドブラッドが今、マシンに乗っているんだ」

Comments

[hou********]

これでリンドブラッドでいいじゃんてなれば、サマーブレイク中に交代ですか？
レッドブルだからやりかねい。

[ass********]

角田君の時間が削られるのか。
もう流れが悪すぎて気の毒になってきた。
とはいえ泣き言を言ってる場合ではない。
リンドブラッドに負けてはもう駄目だろう。
ここは意地でも結果を出して欲しい！