MotoGP開幕戦タイGPで、予選ではまずまずのパフォーマンスを見せながらもレースペースに苦しんだファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)。彼はレース後のインタビューで、トラクションが足りなかったと訴えた。
クアルタラロは予選で10番手を獲得し、決勝の半分の周回数で行なわれるスプリントレースでも堅実な走りを見せ、最後にペドロ・アコスタ(KTM)にポジションを奪われたものの7位でフィニッシュした。
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ただクアルタラロはスプリントを終えた段階から、マシンのパフォーマンスには満足していなかった。
「想像できたことだったけど、フィーリング自体は良くなかった」とクアルタラロは言う。
「フロントタイヤの内圧が高すぎてプッシュできなかった。レースの中盤からはまともに走れなかったし、週末の初めからずっとタイヤに問題を抱えていた」
「テストの時から続いている問題で、スピードもグリップも感じられない。ブレーキングがうまくできず、リヤに至ってはさらに悪い状況だった」
しかし、最悪の事態は決勝で訪れた。クアルタラロは10番手スタートから15位まで順位を落としてしまった。以下がレース後のコメントだ。
「最初からグリップに問題があった。かなり苦戦していて、最初はタイヤのウォームアップに問題があるのかと思っていた」
「でもレースを走り切って確認したところ、単に1周目から全くプッシュできず、バイクを傾けることもできず、スライドしていただけだった」
「その結果多くのポジションを失い、良いレースも良いペースも見せられなかった。本当に厳しいレースだった」
ここ最近は苦戦が続いていたヤマハだったが、今季はプレシーズンテストの結果を踏まえても明るい兆しも見えていた。
しかしクアルタラロは開幕時から不満を抱いており、特にミシュランがタイGPで使用を義務付けたフロントタイヤを好ましく思っていなかったことを認めている。テストの際にクアルタラロは「今日は僕たちにとって奇妙な1日だった」と振り返り、「キャリアの中で初めて、どのフロントタイヤのコンパウンドでもしっくりこなかった。だから速く走ること、走ること自体にも苦労した」と漏らしていた。
そして迎えたタイGPではフロントタイヤにハードコンパウンドを選択したクアルタラロ。しかしそれが功を奏することはなかった。
「(フロントのソフトタイヤは)すぐにダメになってしまうし、ハードを履いても苦戦していた。リヤタイヤも全く助けてくれなかった」
次戦はアルゼンチンGP。路面がダーティなため、リヤのグリップがより重要となってくるが、クアルタラロは苦戦を予想する。
「僕たちにとっては厳しい戦いになるだろう。今のところ、グリップが低い状況はすべて難しくなっている。でもタイヤが変わるからそれでどうなるかだね」
そう語ったクアルタラロ。ミシュランはアルゼンチンGPではリヤタイヤのカーカスを標準仕様に戻すため、多少のトラクション改善が期待されている。
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