TOYO TIRESのSUV向け本格オールテレーンタイヤ「OPEN COUNTRY A/T III(オープンカントリー エーティースリー)」をオフロードでテスト。小川フミオがレポートする。
全方面で進化したオールテレーンタイヤ
TOYO TIRESの新しい「OPEN COUNTRY A/T III」を履いたクルマでオフロードを走ってみて、走破能力の高さに感心した。タイヤでクルマの走りが変わるとはよく言うけれど、最新のオールテレーンタイヤでも同様で、確実にクルマの性能が向上するはずだ。
そもそもオールテレーンタイヤとは、日本語で「全地形型タイヤ」とも呼ばれる。泥濘地といった悪路で、安定した走りを実現するのがウリだ。
ちなみにオールテレーンタイヤを求める人にとって、もうひとつ大事なのは見た目。いわゆる「ラージブロック」の、ゴツゴツと見えるトレッドデザインが好まれるのだそう。その点も、OPEN COUNTRY A/T IIIが狙ったところだそうだ。
TOYO TIRESとオフロードといえば、すぐ思いうかぶのは「ダカールラリー2022」。「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)」に「OPEN COUNTRY M/T-R」を供給し、三浦昂氏が操縦するトヨタ「ランドクルーザー200」が市販車クラスで優勝したのだった。
TOYO TIRESのオールテレーンタイヤは、ダカールラリーでの快挙前から、SUVオーナーの高い支持を集めてきた。たとえば、トヨタ「RAV4」をチューンナップしてアウトドアキャンプに行くようなひとには、性能ぶりがよく知られているようだ。
OPEN COUNTRY A/T IIIは、オフロードでの走行性能をはじめ、騒音、ころがり抵抗、ウェットグリップ性能など、いってみれば全方面で性能があがっていることを強調している。さらに雪道での高い性能ぶりを示す「スノーフレークマーク」をもつ。
スノーフレークマークとはASTM(American Society for Testing and Materials) 規格において、厳しい寒冷地でも性能を発揮することが認められた証だ。
驚きの安心感
私が試乗したのは、愛知県豊田市にある「さなげアドベンチャーフィールド」のオフロード・コースだ。トヨタの新型「ランドクルーザーGRスポーツ(ガソリン)」と、「ハイラックス」でもって、OPEN COUNTRY A/T IIIを試した。
高低差35mのコースには、岩石路、山越え、モーグルなど、さまざまな悪路が用意されている。そこを緩急つけて走って、タイヤの性能をチェックするのだ。
とくに、きつい斜度をもつ岩石路では、いきおいで走破するのでなく、あえていちど、手前で完全停車。そこからアクセルペダルをゆっくりと踏んでいく。OPEN COUNTRY A/T IIIは滑ることなく、しっかりグリップしながら、人間でいうとボルダリングのイメージだろうか? 岩をつかまえながら、あっけないほど簡単に、登りきってしまう。
さなげアドベンチャーフィールドのインストラクターが「ブレーキをちゃんと踏んでいてもグリップしないでずるずると滑り落ちてしまう場合もあるんです」と、教えてくれた急勾配の下りも、着実に路面をつかまえて降りていくから安心だ。
ひとことでいうと、車両がドライバーの手足になってくれている感覚。タイヤのおかげもあって、頼りがいのあるダイレクト感だ。悪路を走るうえで、不安は一切ナシ。終始、安定したドライブを楽しめた。
「TOYO TIRESの性能ぶりはそれほどすごいんです」
「性能向上の背景はパターンデザインを見直したことと、あたらしいコンパウンドの採用にあります」
試乗会場で、TOYO TIRESの技術者が教えてくれた。「1983年にOPEN COUNTRYを発売していらい、日々技術革新をおこなってきた成果です」。
ちょっと専門的になってしまうけど、パターンに「ジグザグ溝」と呼ぶ溝を増やしたのがOPEN COUNTRY A/T IIIで、結果、従来のプロダクトより、スノーとオフロードでのトラクションの向上が謳われている。
オフロード用のタイヤとしては、スタッドレスタイヤより、ドライ路面とウェット路面での性能は上(シャーベット路面や圧雪路面ではやや劣る)というのも、OPEN COUNTRY A/T IIIの特徴だ。高速道路で冬用タイヤ規制があっても、タイヤチェーン装着の必要がないのは嬉しい。
おなじタイミングで話を訊いた前出のドライバー、三浦昂氏は現在、2023年のダカールラリーに向けたテストの準備中で、まずはモロッコに行くのだとか。
「タイヤの性能が高くなっているので、車両をそれに合わせてチューニングしないと、ラリーの途中でサスペンションのどこかが壊れてしまうことだってありえます。TOYO TIRESの性能はそれほどすごいんです」
これはオマケだけれど、この情報は消費者にとってもうれしいだろうし、ブランド・イメージは高まるはずだ。
さまざまな道を難なく走れるだろうから、行動範囲が広がりそうな1本だ。
文・小川フミオ 写真・TOYO TIRES
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