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なぜ乗用車から商用車に? ダイハツ アトレーが17年ぶりに車中泊最強モデルになった理由がジワる

アトレーワゴンとエブリイワゴンは5ナンバーだった

ダイハツの軽商用車「ハイゼットカーゴ/アトレー」が、じつに17年ぶりとなるフルモデルチェンジを実施しました。プラットフォームの一新、FR用CVTの採用などメカニズムのトピックも数多いですが、あえて注目したいのは“「アトレーワゴン」が「アトレー」に変わった”ことです。名前の変更というだけでなく、「ワゴン」が取れたのがポイントです。

17年ぶりフルモデルチェンジ! ダイハツ「ハイゼットカーゴ&アトレー」 CVTや全車速ACC、パワースライドドアも設定

古くからの軽自動車ファンならご存知のように、かつて(1999年以前)、アトレーは軽商用1BOXであるハイゼットの上級グレード的バリエーションという位置づけでした。乗用仕立てではあるものの、基本は商用車なので4ナンバー(ナンバープレートの地名の右隣の3~2桁の数字が4で始まる)でした。そのため、荷室が商用車の基準を満たせない後席スライド機構はNGで、後席は折りたたんで格納できることが求められたのです。

それが現在の軽自動車規格になったタイミングで、アトレーはアトレーワゴンとして5ナンバーの乗用車に進化しました。ボディ自体は商用車と共通だとしても、5ナンバー(軽乗用という意味)なので荷室の基準を守る必要はなく、後席スライド機能などの自由度も上がります。これは軽自動車全体のトレンドとなり、同じ時期にライバルである「スズキ エブリイ」も乗用仕様のエブリイワゴンへと進化したのです。

4ナンバー(商用車)に戻した最大の理由は軽自動車税

しかし、今回のフルモデルチェンジでアトレーワゴンはアトレーにモデル名を戻し、ふたたび乗用仕立ての4ナンバー(商用車)になりました。一見すると退化に感じるかもしれませんが、実はこれによって商品力はグッと上がることになったのです。

その理由は、平成28年度から軽自動車税が増税されていること。自家用の乗用車は7200円から1万800円に、自家用の商用車は4000円から5000円に増税されましたが、働くクルマである軽商用は増税幅が抑えられています。その結果、商用車の軽自動車税は乗用車の半額以下となったのです。

車中泊やレジャーユースには後席を畳めるほうが有利

新型アトレーの後席を見ればわかるように、商用車としての条件を満たしたとしても、今や十分に快適なシートが設計できます。そもそも軽1BOXワゴンを選ぶユーザーの中には後席を畳むことを前提にして、車中泊仕様やレジャーユースを考えている人も少なくありません。軽自動車税が安くなる商用車で、内装や機能を乗用仕立てにしているほうが維持費の面でメリットが出てくるというわけです。

その上で、新型アトレーには全車速対応ACCや車線中央維持アシスト機能など、長距離移動で快適性を高める先進運転支援機能が用意されています。パワートレーンはターボエンジン専用、トランスミッションも新開発のCVTで高速巡行のノイズや振動が減っていることが期待できます。

パワースライドドアやウェルカムオープン機能も装備

手軽に車中泊を楽しめる軽バンライフに、まさにうってつけの内容となっているのが新型アトレーといえそうです。細かいネタですが、スライドドアのウインドウは手動でポップアップして開くタイプで、一見コストダウンなのですが、車中泊ユースで考えるとパワーウインドウと異なりエンジンをかけなくても開閉できるのはメリットです。

商用車とはいえイージークローザー機能付パワースライドドアも備わりますし、さらにスマートキーを身に着けた状態でクルマに近づくと自動的にスライドドアが開く「ウェルカムオープン機能」も商用車としは初めて備わりました。おそらく日常使いで商用車を意識させられることはないはずです。

唯一気になるのは、タイヤが商用車規格の145/80R12サイズとなっていること。従来のアトレーワゴンやライバルであるエブリイワゴンは乗用銘柄の14インチタイヤを履いていたりしますから、乗用ユースで考えると、この点では見劣りするかもしれません。

文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)

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