現在、新車の納期が長期化するなか、需要を伸ばしているのが中古車市場です。 費用を抑えながら、多様な車種を選べるのが中古車の魅力ですが、やはり「見知らぬ人が使っていた」ことに対してリスクを感じる人もいるでしょう。
実際に、「中古車選びに失敗した」と感じている人たちは、どのようなポイントを後悔しているのでしょうか。ドライバーの方々に話を聞きました。
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■純正ナビだから油断した……ついてるはずの装備がない!
中古車を選ぶ際、注意しておきたいのが「どんなオプションがついているか」という点です。グレードや前オーナーの好みによって、「同じ車種なのに装備が全然違う」というケースも考えられます。
「ずっとコンパクトカーに乗っていて、家族が増えてミニバンに乗り換えることになりました。大きさが少し不安だったのですが、CMで360度見渡せるモニターを売りにしていた車種だったので、大丈夫だと思っていたんです。
ちょうど近くに希望の車種があったので、すぐに購入を決めたのですが、納車されてから当のモニターがついていないことに気がついたんです。
確認すると、このグレードだとその機能はオプション設定だと言われ、ちゃんと調べておけばよかったと後悔しました。純正のナビがついていたので、てっきりモニターも映るものだと早合点していたんです」(30代男性)
中古車を選ぶ際には、自身でその車種のグレード構成を確認し、実車を見ながら必要なオプションの有無をチェックしておく必要があるでしょう。
一般に、中古車ディーラーのスタッフは、新車ディーラーとは異なり、そのメーカーの車種ばかりを扱っているわけではありません。そのため「どのグレードにどの装備がついているのか」といった点まで詳しく把握していないケースも考えられます。「自分の目で確かめる」という意識が、中古車選びには欠かせません。
■「みんな付けてる」5万円の保証、意味ないじゃん……
中古車を購入する際、「保証」をつけるかどうかで迷う人も多いでしょう。どのような使われ方をしているかわからない以上、保証があるに越したことはありませんが、加入費用がネックになることもしばしばです。
さらに、保証内容をしっかりと確認しておかないと、いざという時に後悔するケースも。
「購入するとき、お店の人から『保証は基本的に皆さんに入ってもらっている』と言われたので、そんなものかと加入しました。5万円くらいプラスになりましたが、それで安心が買えるなら安いものかと思っていたんです。
ですが買ってから2ヶ月ほどでエアコンが効かなくなり、買ったお店に持っていくと、エアコンは保証対象外だと言われてしまいました。契約時には説明されていなかったと思うのですが、そこで保証書の内容を見せられ、対象となるのはエンジンやトランスミッションなどの走行に関わる部品のみだと説明されました。
確認していなかった私も悪いですが、さすがに腹が立って、エアコンは別のお店で直してもらいました。結局、コンプレッサーの交換で10万円近くかかりましたね」(30代男性)
一口に保証といっても、対象となる部品や期間、さらに免責などの条件は中古車ディーラーによってさまざまです。適用条件があまりに限定されているケースなど、「ほとんどの場合に使えない」という内容も見られますので、加入する際には隅々まで内容をチェックし、不明点はスタッフに確認するようにしましょう。
■「修復歴なし」なのに板金されてる!?どういうこと?
修復歴のある中古車は、リスクの高い車両と見なされる傾向があります。車両を選ぶ際にまず「修復歴がないか」をチェックする人も多いですが、そもそもこの「修復歴」の意味を正しく把握しておらず、痛い目に遭ったという人も。
「タマの少ない車種だったのですが、中古車情報サイトで遠方の店にある車両を見つけました。相場よりだいぶ安かったので、修復歴がないか、車内の臭いがないか、水没していないかなど、テレビ電話で入念に確認し、購入を決めました。
納車の際は近くの系列店まで陸送してもらったのですが、実車を見てみると、画面越しでは気づかなかった板金の跡がうっすら見えました。助手席側のドア下部の塗装が、周りと若干色合いが違っていて、注意して見るとはっきりわかるレベルだったんです。
かなりガックリきましたが、キャンセルしても陸送費はかかってしまうので、そのまま乗って帰りました。その後、やっぱり色の違いが気になり、結局30万円くらいかけて全塗装することにしました。結果的に相場より高くつきましたが、オリジナルの色になったし、まぁいいかと今は思っています」(40代男性)
修復歴は「車を直したこと」を意味するのではなく、「車体の骨格部分を修正または交換したこと」を指しています。そのため、骨格部分に該当しない箇所であれば、どれほど大きな修理であっても「修復歴」には数えられないのです。
中古車選びは、巡り合わせの要素も強く、どれだけ気をつけたとしてもトラブルのリスクをゼロにすることはできません。しかし、事前の情報収集や、実車の状態チェック、契約内容の確認など見落としを防ぐことで、リスクを減らしていくことはできるでしょう。
なんとなく「まぁ大丈夫だろう」とは考えず、トラブルが起きた場合にお店がどう対応してくれるのか、あるいは自分でどこまで対処できるのかを見通しておくことが、中古車購入においては大切です。
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