■第2世代GT-Rでは、お手頃なR33
日産を代表する高性能車として現在も語り継がれる「スカイラインGT-R」は、第1世代、第2世代、第3世代と分けることができます。
どの世代も年々中古車相場が高騰していますが、そのなかで第2世代のスカイラインGT-R(BCNR33)が5万5000ユーロ(約710万円)にてオランダで販売されていました。
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これまで販売されてきたスカイラインGT-Rは、第1世代の1969年に登場した「ハコスカ(PGC/KPGC10)」、「ケンメリ(KPGC110)」、第2世代の1989年に登場した「R32(BNR32)」、続いて「R33(BCNR33)」、「R34(BNR34)」です。
また、2007年からはスカイラインの名が取れ、実質的に第3世代と呼べる「GT-R(R35)」が2021年現在も販売されています。
そうしたなかで、第1世代はクラシックカー(旧車)として世界中で人気を誇り、第2世代は映画やゲーム、漫画などの影響から日本を代表するスポーツカーとして支持され、どちらも中古車相場やオークション相場が高騰しています。
なかでもBCNR33は、価格が高騰してはいるものの、ほかのスカイラインGT-Rと比べると、比較的手が届きやすいモデルといえます。
1995年から1998年に販売されていたR33は、先代のR32と比べてボディサイズは拡大しましたが、2.6リッター直列6気筒DOHCツインターボ(RB26DETT)や4WDシステム「アテーサE-TS」は継続して採用されました。
さらに、R32と比べてタイヤやブレーキの進化、サスペンションセッティングの最適化により走行性能が向上しています。
今回、オランダで発見されたR33は、1997年式のモデルです。
この手の国産スポーツカーの場合、エンジンなどがチューニングされていることが多いですが、このR33は日産の工場から出荷されたときのオリジナル状態を保っています。
搭載される2.6リッター直列6気筒DOHCツインターボは、シリンダーの再ボーリング、シリンダーヘッドのオーバーホールを実施。
さらに、ピストンとコンロッド、エンジンガスケット、タイミングベルト、ウォーターポンプ、ブレーキなどを新しい物に交換しています。
また、シャシは修復・処理され、ボディはオリジナルカラーのホワイトに再塗装し、サビやへこみなどはありません。
インテリアの状態も良好で、ファブリックや樹脂の経年劣化も見当たらないなど、まさに新車当時に近い状態です。
なお、オドメーターの走行距離は5万6000kmを示していますが、NISMO製メーターに交換されているため、実際の走行距離はもっと多いと想定されます。
しかし、このR33は全体的なコンディションを考えると、走行距離はとくに重要な要素ではないといえそうです。
※ ※ ※
なお、日本の中古車市場で700万円から1000万円前後の価格帯では、ほとんどの個体が社外パーツを装着しています。
そのため、オリジナル状態のR33が気になる場合、海外サイトで探してみるもアリかもしれません。
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みんなのコメント
でも、もしや今や33も高騰しているかもしれないと思い調べたら・・・
ひどいんだよ、価格応談ばっかりで、値段が入っていない車両の多いこと!
結局、もし25年ルールを知ってたら32で大儲けできた業者が、
知らないで安値で売って大損した失敗を繰り返さないよう、
価格応談にして今後の価格動向をウォッチしているんだと思うな。