小湊鉄道「京成グループ再編」から置き去り？ なぜ対象にならなかった？ 100周年でも赤字続き…過去には壮大な直通計画も！ 独立維持か再編か

鉄道再編の明暗

　2025年3月のある休日、筆者（大塚良治、経営学者）は松戸駅から新京成線に乗った。車内や駅では、残りわずかな新京成線での時間を楽しむ人々の姿が見られた。

　同年4月1日までに、京成電鉄は新京成電鉄の吸収合併を完了し、傘下のバス・タクシー事業を再編する。さらに、関東鉄道をはじめとする茨城県内のグループ会社を、京成電鉄100%出資の京成電鉄茨城ホールディングスの傘下に組み込む計画だ。

Comments

[sun********]

歴史は書いてあったけど、特に未来への展望も、「置き去り？」なのかの考察は感じられない。

・九十九里バスと小湊バスのデザインがそっくりなこと
・小湊バスの塩田営業所がハブで、千葉駅から南側、海際の路線を独占していたこと（埋立地の川鉄の社員によるパス利用もほぼ独占。川鉄の複数の寮から埋立地への路線を持っていた。戦後、昭和60年代までは川鉄と共に発展したこと）の記述があると良かったですね。

また、千原線は競合する国鉄の蘇我または本千葉駅、小湊バスの路線もあるため、京成から突然運賃が高くなる「千葉寺駅」には、運賃面、時刻表面で使い難かったことも。

余談だが、千葉寺駅の付近には京成バスの「稲毛駅⇄千葉寺」線の簡易車庫と休憩所がありました。

駅の高架やプラットフォームは早々と建築されて、数年は雨ざらしで開業前に傷まないかと心配されました。

千葉市民にとっては京成バスの白い車体の方が小湊バスの赤より「都会的」でした

[tl8********]

桜や菜の花、そしてレトロな気動車など魅力ある私鉄ですが、いすみ鉄道と違ってずっと自社で運営してきたせいか保線の状態が良くないですね。ギリギリでやってきた事が良く判ります。最近は重たいキハ40の導入で更にレールに掛かる負荷が心配になりますが、全線が存続できる事を願います。