FIA F3第3戦のフィーチャーレースが、イモラ・サーキットで行なわれ、トライデントのサミ・メゲトゥニフがF3初優勝を飾った。
土曜日に行なわれた18周のスプリントレースは、セーフティカー(SC)が4度出動する荒れたレースとなった。日曜日のフィーチャーレースは距離が少し伸び、22周の争いとなる。
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ポールポジションはサンティアゴ・ラモス。2番手にレオナルド・フォルナロリ、3番手にメゲトゥニフと、トライデントがトップ3を占める結果となった。
レースがスタートすると、ラモスが首位をキープ。スプリントとは異なり、オープニングラップで大きな混乱は起きなかった。
3番手メゲトゥニフはトップ2に食らいつけず、ラモスとフォルナロリが隊列から抜け出す形に。3周目には、メゲトゥニフを交わしたオリバー・ゲーテ(MPモータースポーツ)が3番手に浮上し、ファステストペースで前を追った。
またこの周のホームストレートではフォルナロリがDRSを使ってラモスをオーバーテイクすることに成功した。しかし2台がバトルを繰り広げる間に、ゲーテはあっという間にトップ2に追いつくと、5周目のタンブレロでラモスをパス。さらに首位のフォルナロリにプレッシャーをかけていった。
ゲーテは6周目にいとも簡単にフォルナロリをもオーバーテイクすると、その後もペース良くラップを重ね、後続をDRS圏内から振り切った。
ゲーテはトライデント勢の激しい2位争いを尻目に、1.5秒前後のリードを保っていた。しかしレース終盤、2番手に浮上したメゲトゥニフの再接近を許してしまった。
そして18周目、メゲトゥニフがペースを落としたゲーテを捉えオーバーテイク。ゲーテはさらに、フォルナロリからもプレッシャーをかけられた。
ゲーテは何とか2位を守りきったものの、前を追う余力はなく、メゲトゥニフがトップチェッカーを飾った。
ゲーテは土曜日のスプリントレースでトップチェッカーを受けたものの、ペナルティで2位に降着。しかしレース後の裁定でこのペナルティが取り消され、繰り上がりで優勝となっていた。
そして迎えたフィーチャーレースでは、7番グリッドからあと一歩でイモラ制圧というところまで追い上げたが、トライデント勢に粘り負けとなった。
予選で上位を独占したトライデント勢は、ポールシッターのラモスが8位までポジションを落としたものの、メゲトゥニフとフォルナロリがレースでも強さを見せた形となった。特にメゲトゥニフはレース前半は牙を隠し、レース終盤に見事に追い上げた。
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