現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > スズキ「5ドアジムニー」受注再開! 「ようやく買える」人気SUV! 一部で「納期心配」の声も… ノマドの現状は?

ここから本文です

スズキ「5ドアジムニー」受注再開! 「ようやく買える」人気SUV! 一部で「納期心配」の声も… ノマドの現状は?

掲載 更新 30
スズキ「5ドアジムニー」受注再開! 「ようやく買える」人気SUV! 一部で「納期心配」の声も… ノマドの現状は?

■スズキ「ジムニーノマド」受注再開決定! 人気5ドア、納期問題なお深刻か ユーザーからは不満も

 2025年1月の国内発表以来、常に市場でその動向が注目されてきたのが、スズキ「ジムニーノマド」(以下ノマド)です。

【画像】超カッコいい! これが「“5ドア”ジムニー」です!

 ノマドは発表後わずか4日で注文が5万台を越えたため、今は受注が止まっているモデルです。

 そんなノマドですが、2025年10月27日にスズキは2026年1月30日より受注再開することを発表しました。

 先に発売されていた「ジムニー」「ジムニーシエラ」も同様ですが、欲しくてもなかなか買えないクルマの代表的存在となっているジムニーシリーズ。

 特にノマドは発表前から、5ドアロングボディと、そのスペースユーティリティが多くのユーザーから待望されていたクルマです。

 スズキは当初の販売計画を月間約1200台としていましたが、数年かかっても受注を裁けない台数が売れてしまったわけです。

 あるスズキのジムニー関係者は「売れるかなとは思ってはいたが、まさかここまでとはまったくの想定外だった」と語っています。

 ただ、JAIA(日本輸入車組合)の統計を見ると、4月2524台、5月1779台、6月2787台と、計画を上回る台数をメーカーは流通させています。

 さらに7月からインド工場での増産体制を図り、月間生産台数を約3300台に引き上げました。ところがそんな矢先に起きたのが、ノマドの出荷停止という事態。

 夏休み前の納車を楽しみにしていたユーザーに大打撃を与える結果となりました。この停止状態は1か月ほど続き、7月の登録台数はわずか72台。

 しかし、9月には3999台、10月は4240 台と順調に回復。ようやく生産計画のメドが立ったのか、今回の受注再開発表となりました。

 受注再開の発表時にスズキは「引き続き受注再開に向けて、全社を挙げて取り組んでまいりますので、今しばらくお待ちいただけますよう、よろしくお願いいたします。また、既にご注文をいただいている車両につきましては、1日でも早くお届けできるよう、継続して対応に努めてまいります」とコメント。

 それに対して、ユーザーから「今度こそ注文したい!」「ようやく買える」といった喜びの声が上がっていました。

 しかし一方ではすでに注文済みのユーザーから「受注再開を発表する前に、まずバックオーダー分の納期を教えてほしい」という声も。

 関東のあるスズキアリーナ店は「順調に納車が進むようにメーカーも増産で努力しているようですが、逆輸入車ということもあってか、店に配車されるタイミングが直前にならないと通知されてきません。そのため、直前にお客様にお知らせすることが多くなりご迷惑をおかけしています」と、販売店もなんとも悩ましい状態だとか。

 そんな状況を知ってか、ユーザーからはこんな意見も。「1月30日から受注再開といってもこれまでのバックオーダーがあるので、どうせ長納期になるのは見えている。だったら、来年中頃と言われているランドクルーザーFJのほうが早く来るのではないか」というものです。

 さらに、購入希望者にはこんな不安も。それは次回の受注方法についてです。

 2025年1月の発表時の受注は“早い者順”で、リストの前の方には前年に告知されていたシエラからの転向組が入っていたと言われています。

 今回も、受注停止で列の後ろに回った人から優先的に注文できる可能性は高いといえます。しかし、メーカー側は生産計画の面から受注上限台数を決めると見られおり、その残りの枠を抽選制にするのではないかという噂も。

 そのため「抽選制は納得できるが、購入できるのはわずかな人数で、ハズれたらまた再来年にどうぞでは納得いかない」という不満がすでに出始めています。

 一方、この段階で再受注のアナウンスをしている販売店もあります。SNSを見てみると、“まだどうなるかは分からない”と前置きしながらも、“ノマドの注文については早めにお問い合わせください”と案内している気の早い販売店が何店か見受けられました。

 また、前出とは別のスズキアリーナ店は「まだスズキからのアナウンスがないのでまったく未定の状態です。もちろん、現状での注文予約は受けていません。ただ、現在のバックオーダーは順調に解消しているので、来年1月にはかなりメドが立っていそうだ」と話しています。

 今や、納期1年以上というのが当たり前のクロスカントリー4WD。9月にはやはり入手困難なトヨタ「ランドクルーザー70」がわずかな台数を再受注しただけに留まっています。

 バックオーダー解消まで4年以上かかると言われたジムニーノマドは、果たしていつ入手できるのか。受注再開の報よりも、ユーザーが気になるのは納期の方かも知れません。(山崎友貴)

文:くるまのニュース 山崎友貴
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

トヨタの新型「“ちいさな”ランクル」に大注目! まさかの全長4.6m級「ちょうどイイサイズ」に「待ってました」の声も殺到! 新型「ランドクルーザー“FJ”」に販売店の反響は
トヨタの新型「“ちいさな”ランクル」に大注目! まさかの全長4.6m級「ちょうどイイサイズ」に「待ってました」の声も殺到! 新型「ランドクルーザー“FJ”」に販売店の反響は
くるまのニュース
“最大4年待ち”が解消!? ホンダ「シビック タイプR」今なら「ふつうに買える」のか? 歴代最強のVTECターボ&6速MT搭載の「FFスポーツカー」販売現場の実情は?
“最大4年待ち”が解消!? ホンダ「シビック タイプR」今なら「ふつうに買える」のか? 歴代最強のVTECターボ&6速MT搭載の「FFスポーツカー」販売現場の実情は?
くるまのニュース
スズキ「“新”KATANA」に反響多数! 販売店には「実際に乗ってみて快適性に驚いた」「長時間のライディングでも疲れにくい」との声も 現在の納期はどれくらい?
スズキ「“新”KATANA」に反響多数! 販売店には「実際に乗ってみて快適性に驚いた」「長時間のライディングでも疲れにくい」との声も 現在の納期はどれくらい?
くるまのニュース
普通のカタログモデルなのに買えたら奇跡とまで言われる「ランクル70」! 最近買った人から「入手方法」を探ってみた
普通のカタログモデルなのに買えたら奇跡とまで言われる「ランクル70」! 最近買った人から「入手方法」を探ってみた
WEB CARTOP
ランクルFJ正式発表は2026年5月14日に決まりか!? ランクル250オーナーがランクルFJに買い換えるべきか迷う!
ランクルFJ正式発表は2026年5月14日に決まりか!? ランクル250オーナーがランクルFJに買い換えるべきか迷う!
ベストカーWeb
新車235万円! トヨタ最新「ステーションワゴン」に反響殺到!「コスパと手頃なサイズが最高!」「ワイドボディ仕様がカッコいい」の声も! めちゃ使える“ひろ~い荷室”が大好評の「カローラツーリング」が凄い!
新車235万円! トヨタ最新「ステーションワゴン」に反響殺到!「コスパと手頃なサイズが最高!」「ワイドボディ仕様がカッコいい」の声も! めちゃ使える“ひろ~い荷室”が大好評の「カローラツーリング」が凄い!
くるまのニュース
トヨタ「“9人乗り”ランドクルーザー」!? ながーーい「7ドア×4列仕様」! 悪路“走破性”はイマイチそうな「豪華モデル」! サウジアラビアの「ランクル“300”リムジン」とは
トヨタ「“9人乗り”ランドクルーザー」!? ながーーい「7ドア×4列仕様」! 悪路“走破性”はイマイチそうな「豪華モデル」! サウジアラビアの「ランクル“300”リムジン」とは
くるまのニュース
10年ぶり“全面刷新”! トヨタ“新型”「ハイラックス」公開に大反響! 新たな「9代目」どんなモデル? パワフルな「ディーゼル」エンジン搭載に「欲しい!」の声も! 泰国で登場の「新モデル」が話題に
10年ぶり“全面刷新”! トヨタ“新型”「ハイラックス」公開に大反響! 新たな「9代目」どんなモデル? パワフルな「ディーゼル」エンジン搭載に「欲しい!」の声も! 泰国で登場の「新モデル」が話題に
くるまのニュース
トランプ砲で全米に「軽」解禁!? 軽自動車の米国販売を容認へ!規制緩和指示の裏にある日米交渉の思惑は? 米国解禁という“奇策”の真意
トランプ砲で全米に「軽」解禁!? 軽自動車の米国販売を容認へ!規制緩和指示の裏にある日米交渉の思惑は? 米国解禁という“奇策”の真意
くるまのニュース
11月に「日本で“一番売れた”クルマ」とは? 軽とコンパクトカーの「お手頃モデル」が大人気! 「モデルチェンジ・改良」多発で顔ぶれも変化? 販売台数ランキング発表
11月に「日本で“一番売れた”クルマ」とは? 軽とコンパクトカーの「お手頃モデル」が大人気! 「モデルチェンジ・改良」多発で顔ぶれも変化? 販売台数ランキング発表
くるまのニュース
ホンダ「新型“4人乗り”スポーティモデル」に注文殺到! 早くも「受注停止」で「もう買えないの」!? 24年ぶり復活の「新型プレリュード」に販売店の反響は
ホンダ「新型“4人乗り”スポーティモデル」に注文殺到! 早くも「受注停止」で「もう買えないの」!? 24年ぶり復活の「新型プレリュード」に販売店の反響は
くるまのニュース
新車173万円! ホンダの「日本イチ売れてる“軽ワゴン”」が凄い! 高齢者から若者まで“リピーター”続出の「エヌボックス」“絶対王者”維持する理由とは
新車173万円! ホンダの「日本イチ売れてる“軽ワゴン”」が凄い! 高齢者から若者まで“リピーター”続出の「エヌボックス」“絶対王者”維持する理由とは
くるまのニュース
3年ぶり大刷新!? 日産“新型ミニバン”「セレナ」まもなく登場!? デザイン刷新? 価格上昇? 人気の「ちょうどいいサイズなミニバン」新モデルどうなる?
3年ぶり大刷新!? 日産“新型ミニバン”「セレナ」まもなく登場!? デザイン刷新? 価格上昇? 人気の「ちょうどいいサイズなミニバン」新モデルどうなる?
くるまのニュース
17か月ぶりの首位陥落、なぜ? 「軽の王者」に何が? ホンダ「N-BOX」の現状はいかに
17か月ぶりの首位陥落、なぜ? 「軽の王者」に何が? ホンダ「N-BOX」の現状はいかに
くるまのニュース
トヨタ最新型「“3列”ミニバン」“ロリンザー仕様”公開! “エスティマ後継機”に「上質内装」×迫力グリル採用の豪華モデル! 大口顔の「グランビア」中国に登場し話題に
トヨタ最新型「“3列”ミニバン」“ロリンザー仕様”公開! “エスティマ後継機”に「上質内装」×迫力グリル採用の豪華モデル! 大口顔の「グランビア」中国に登場し話題に
くるまのニュース
660ccだけど「595万円」!? 旧車デザインの「“軽”スポーツカー」登場! 「スズキ」エンジン&“超軽量ボディ”搭載「“ベビー”コブラ」とは
660ccだけど「595万円」!? 旧車デザインの「“軽”スポーツカー」登場! 「スズキ」エンジン&“超軽量ボディ”搭載「“ベビー”コブラ」とは
くるまのニュース
いま新車購入を考えるなら「輸入車」が狙い目! 3月末まで「お買い得期間」が続くワケ
いま新車購入を考えるなら「輸入車」が狙い目! 3月末まで「お買い得期間」が続くワケ
WEB CARTOP
新車215万円! スズキ「“新型”コンパクトSUV」に“問合せ殺到”! 8年越しの「“全面刷新レベル”の改良」で精悍顔×走行性能強化! 「新型クロスビー」が販売店でも話題に
新車215万円! スズキ「“新型”コンパクトSUV」に“問合せ殺到”! 8年越しの「“全面刷新レベル”の改良」で精悍顔×走行性能強化! 「新型クロスビー」が販売店でも話題に
くるまのニュース

みんなのコメント

30件
  • kfh********
    ランクルFJのほうが早い?
    いやいや、日本人に売ってくれないから
    買えるのはディーラーの経営者や親族関係だけ
    じっさい70の多くはそうだから
    売ってくる店側が、客を待たせて自分たちで買ってんだから
    その点、スズキは客優先
    ぜんぜん違うって
  • T..T
    来年からインドから年間4万台輸入するんだそうです。
    1月受注再開後すぐオーダー入れれば、年内には納車されるのかな。ネクソテージとかクッソスピードの大手転売屋にいつまでも400万円とかで売られてちゃ、スズキの直営店もたまったもんじゃないから。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

265 . 1万円 275 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

327 . 0万円 679 . 0万円

中古車を検索
スズキ ジムニーノマドの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

265 . 1万円 275 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

327 . 0万円 679 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村