先日行なわれたF1カナダGPでは、今季ここまで圧倒的な強さを誇ってきたマクラーレン勢が大苦戦。それだけではなく、決勝では同士討ちを喫し、ランド・ノリスがリタイア。オスカー・ピアストリはなんとかチェッカーまで走り切ったものの、チームとしては今季初めて表彰台を逃した。
この一件を受け、2016年のF1王者であるニコ・ロズベルグがスカイスポーツF1のポッドキャストに登場した際にコメント。ノリスの最大の弱点を指摘した。
■レッドブルのホーナー代表、カナダGP抗議にライバルから批判も「全く悔いはない」
今季はマクラーレンが強さを発揮していることもあり、チームメイト同士のチャンピオン争いになるのではないかというのが大方の見方である。かつてそんなチームメイト同士のタイトル争いを長年にわたって繰り広げ、2016年にはルイス・ハミルトンを破ってチャンピオンに輝いたロズベルグは、ノリスには精神的な脆さがあると指摘した。
「ランドの今年の弱点は、精神的な脆さと彼の疑念だ。それがモントリオールで再び表面化した」
そうロズベルグは語った。
「プレッシャーが最も高まった時に、小さなミスが忍び寄ってくるものだ」
ロズベルグがその”脆さ”を指摘するのは、決勝でのクラッシュだけではない。予選での低調なパフォーマンスも問題であるとロズベルグは語った。
「そのミスは、予選の段階から徐々に影響してきた。Q3の最も重要なアタックでふたつの大きなミスを犯し、最速のマシンに乗っていながら、7番グリッドに留まった」
そして決勝でノリスは、前を行くチームメイトのピアストリとウォールの間に挟まれるような形になってクラッシュ。リタイアを余儀なくされた。
かくいうロズベルグも、2016年のスペインGPではハミルトンと同士討ちし、揃ってリタイアした経験がある。今回のカナダGPのクラッシュで、その時のことを思い出した方も多いだろう。
「チャンピオンシップのライバルをパスしようとしていた最も重要な瞬間、彼は非常に奇妙な判断ミスを犯したと思う。(ピアストリの)真後ろに突っ込んでしまったんだからね」
ロズベルグの言うように、マシンの側面同士がぶつかるのであれば、バトル中の事故として理解することもできる。しかし、後方に追突するような格好、しかも明らかにスペースがないコース左側に進路を取ったのも不可解である。
この事故についてはノリスがチームに謝罪。レーススチュワードも、ノリスに全面的な非があるとして、5秒のタイム加算ペナルティを科した。
「ターン1でアウト側からオスカーを抜けるとは思っていなかった」
そうノリスはレース後に語っていた。
「今思えば、絶対に狙うべきではなかったと思う」
「彼が少し右に寄ったと思ったから、左に行くチャンスが少し生まれたと思った。でも、リスクが大きすぎた。特にチームメイト同士だからね。彼に何も起きなかったのは幸いだった。自分のミスの代償を払っただけだ」
今回ノリスがリタイアに終わったことで、ランキング首位ピアストリとノリスとのポイント差は22ポイントに拡大することになった。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
【MotoGP】「V4かどうかなんてどうでもいい! 速いバイクをくれ」クアルタラロ、去就もチラつかせヤマハに再度プレッシャーかける
アラン・プロスト、グッドウッドでマクラーレンMP4/2BとMP4/4をドライブ「こんな機械式シフト、どうやって運転してたんだ??」と自問
【動画あり】ヤマハ新型「XSR900 GP Y-AMT」登場の前振り!? ウェイン・レイニーがラグナセカでパレードラップ!
アウディF1もペレスの獲得を検討中? 母体ザウバーのウィートリー代表がその献身ぶりを大絶賛「彼は私のF1での役割を、磨き上げてくれたんだ」
ナイジェル・マンセル、1986年の愛機ウイリアムズFW11で走行「あの頃の感情が蘇ったようだ」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
まぁ、どっちにしてもチャンピオンはムツカシイかもですね。オレがオレが、でオレこそが、じゃないとな。
ルイス相手に、あなたにはできないこと