■2011年に復活した三輪車!
1909年の創業以来、現在まで親子3代にわたる家族経営を続けてきたモーガン。
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生産台数を第一に意識するのではなく、良い製品を長く作ることでカスタマーの支持を得るのだという彼らの企業哲学、そしてここで紹介するスリーホイーラーの時代からスポーツカーに製品を特化してきた商品戦略が、常に多くのバックオーダーを抱え、多くのカスタマーを魅了する理由だと考えて間違いないだろう。
モーガンが、もっとも長く生産を続けているモデルといえば、1936年にデビューを飾った「4/4」にほかならない。しかし、それ以上にモーガンの作としてまずイメージされるのは、1910年にオリンピアモーターショーで発表された「スリーホイーラー」ではないだろうか。
スリーホイーラーとしては後発モデルであったものの、そのパフォーマンスは高く、さまざまなレースで好成績を残している。
1911年にセールスを開始したスリーホイーラーは、1939年まで生産されるが、1932年には新たにフォード製のエンジンを搭載した「Fシリーズ」も誕生。こちらは1952年まで20年近く生産され、惜しまれつつその生産を終える。
そのスリーホイーラーの復活が、突如として発表されたのは2011年のジュネーブ・ショーでのことだった。
搭載されたエンジンはS&S製のもので、これにマツダ製5速MTというトランスミッションがパワーユニットとなった。重量は550kg前後とみられ、0ー97km/h加速は4.5秒。最高速は185km/hとされている。
■生産終了間近! 33台限定モデルとは?
ここで紹介する「P101エディション」は、2021年に生産を中止する、スリーホイーラーに哀悼の意を込めて生産される特別仕様車だ。
P101とは2011年に新型スリーホイーラーを生み出した時の開発コードで、このスペシャルモデルは33台の限定車として生産される計画だ。
P101エディションには4つのカラーバリエーションがある。「ベリータンクレーサー」「ダズルシップ」「アヴィエーター」「レースカー」の4つである。
それぞれボディカラーはブラック、もしくはサタンホワイトシルバーが基本で、それに独自のグラフィックが与えられる。
オフィシャル画像に使用されているのはダズルシップ(目を眩ます機体)だ。ベリータンクレーサーとは、飛行機の補助タンクに由来するもので、アヴィエーターは飛行士を、またレースカーは文字通りストライプとラウンドルで往年のレースカーを再現している。
そしてもうひとつの特徴は、シングル・リーフ・トノカバーを装着している点だ。かつてモーガンが新型スリーホイーラーを2011年のジュネーブ・ショーで発表した時に採用されたこのトノカバーは、助手席側のみを覆うデザインで、ドライバーはそれを装着することで、さらにモノポストのモデルをドライブしている感覚を得ることができるという。
型式認定が切れることから、2021年には生産を中止しなければならない現在のモーガン・スリーホイーラー。しかし彼らはすでに、次世代のスリーホイーラーの開発をスタートさせている。スリーホイーラーの歴史は、まだまだ終わらないのだ。
参考までにこのP101の価格は4万5000ポンド(邦貨換算約626万円、税抜)と発表されている。
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